福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

一人弁当箱 製作記録 8

2020-01-18 21:09:15 | 製作記録
こちらはルーターという機械 ↓



ルーターテーブルに取り付けた状態です。

両手で持っても使いますが、今回のように小さな部材の加工をする時にはこのような専用テーブルに固定して使います。




ルーターに取り付けるビット ↓



ルーターの取付ビットの軸径は一般的に12mm(写真右側)となります ↑

ルーターよりも小さい電動工具にトリマーという片手で持てるものがありますが、こちらのビット軸径は6mm(写真中央)。

トリマー用のビットをルーターに取り付けるには軸径が合いませんのでルーターコレットスリーブ(写真左側)というものを使って軸径を変換します。





今回はたまたま12mm軸の径6mmビットがありましたので、これを使って加工します ↓



重箱の蓋の裏に反り止めを入れるための溝掘り加工。




仕上は鑿で ↓



ビットでの加工端末は丸い為、手作業となります。




続いて蓋の周囲を飾り面(ギンナン)コーナービットで加工 ↓



判りやすいよう反対にして加工面を見えるようにしてあります。

この飾り面ビットは軸径6mmのトリマー用なので、先ほどのコレットスリーブで軸径を変換しています。




最後にもう一つ ↓



弁当箱のスライド蓋の加工。

小さな部材の様々な加工にはルーターテーブルが活躍します。




3mmの薄い板を張り付けた後、はみ出ているところを手鉋で落としてからの加工です ↓



(写真は薄い板を張ったあとのもの)




弁当箱の前蓋がスムーズにスライドするように調整を繰り返します ↓



もちろん漆の塗り厚を考慮して、やや緩めに設定しています。




8セット分の弁当箱 ↓



各パーツが組み上がってきて整理整頓が楽になってきました。




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