福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

再び乾燥

2011-03-19 00:55:39 | 日記

再度乾燥中の木材 ↓



軽くカンナをかけて再び乾燥中の棚板です。

一度目の乾燥で出た反りや捩れをカンナでとった後、更に乾燥させることにより、その後の狂いを抑えます。


無垢の木は、まわりの環境変化により動くものです。

湿度が高くなれば膨らみ、乾燥すれば縮み、そして、日に当たれば反るものです。

このような動きで、製材された後でも木は生きているといわれる所以です。

無垢の木の欠点でもあり長所でもあります。


乾燥した日が続く屋久島。

お陰様で随分と仕事がはかどりました。

さすがに湿度30%台となってくると養生に気を使います。

今は春なのでそれほどでもありませんが、夏場の乾燥は木が音を立てて割れていくのが聞こえてきます。

このように無垢の木は、取り扱いに注意が必要ですが、それだけ愛着も湧くものです。

明日からは天気が崩れるとの予報。

何事も段取りが大事です。




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