芽吹きの季節がやってきました。
屋久島ではこの時期のことを木の芽流しと呼んでいます。
この言葉から、新芽を洗い流すほど雨が降るという意味だと想像します。
美しい言葉です。
毎日のように雨、雨、雨で、気持ちも滅入りがちなのですが、
土砂降りの中、雨と戯れる木々の新芽たちを見てると不思議と力が湧いてきます。
自ずから萌え出る様は、ついつい見入ってしまいます。
もう一歩近づいて、見入ってみると・・・
これが神々しくて、直視できなくなってしまうほどに眩しいのですね。
里から始まった芽吹きはこれから山々を駆け登っていきます。