福島木工家具店

製作した家具の紹介と日記

獲る、頂くということ

2009-05-03 18:39:18 | 日記
毎日、モジャコ(ブリの稚魚)漁が続いています。

モジャコは生け捕りして養殖業者へ出荷します。

今年は、船長さん曰くモジャコ漁はじまって以来の不漁だそうです。

大漁の日もありましたが不漁続きだと疲れも増すような気がします。


今日は沖に出たものの、モジャコは全く獲れず、更に海も大荒れになってきたので港に戻ることに・・・

お疲れモードのところを察してか、船長さんのお計らいで今晩のおかずにと帰港する前に急遽サバ釣りへ変更。

魚群探知機でポイントを合わせ、仕掛けを垂らしてあれよあれよという間に十数匹の首折れ鯖を釣り上げることができました。

私にも釣らせてもらい、釣り船にでも乗った気分に。

こんな時は、疲れも何処へです。

首折れ鯖(くびおれさば)は、鹿児島県屋久島で水揚げされるゴマサバの現地名のこと。
血液を抜くためと鮮度を保つために、漁獲後すぐに首を折ることからその名が付く。
マサバに比べて脂肪分が少なく、刺身にすると身の締まった歯ごたえが味わえる「Wikipediaより抜粋」

早速、刺身にしておいしく頂きました。

獲る喜び、それを頂く喜び。

人間には本能的にこのような感覚が備わっているようです。



これは昨日の出来事ですが、

帰港途中に船に飛び込んできて、羽を広げたまま船尾で気を失っているところを発見。

なんともドジなトビウオで自分から飛び込んでくるなんて滑稽な・・・

となりますが、見方を変えれば天からのお恵みです。

人を生かすために自分の命を差し出してくれたと思えば無駄にはできません。

魚に限らず、口にするもの、周りにあるものすべてが、私たちを生かすために存在しているのかもしれません。

決してただではないと思うのです。

偉そうなことを書きましたが、自分への反省です。

日々生活できることへの感謝の気持ちを忘れないように。


コメント
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