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花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

城水渓谷 清流と観音菩薩像 2023/05/10(鹿児島)

2023-05-11 20:11:21 | 自然観察
5月10日(水)川辺からの帰り道、川辺ダム近くにも立ち寄りました。

13時25分 川辺ダム 上流側の風景 以下の画像は5月10日に撮影


若葉が美しく青空で、日差しに照らされた湖面が少し輝いていました。

この橋の中ほどで撮影 東側から西側を見る


鹿児島市平川町の火の河原地区へ向かう道です。車の離合を考慮してか、ダム湖の中ほどでは道幅が少し広くなっています。

城水渓谷案内板 かごしま自然百選


南薩縦貫道を川辺ダム沿いに北上し県道19号鹿児島川辺線を右折して800mほどですが、道が狭いので離合を想定しながら慎重に進みましょう。

「しろみず」と思っていたら「じょうすい」でした。ここに来る手前で滝音が聞こえたので、100mほど歩いて引き返して見に行きました。

やはり滝だった


案内板もありませんが、踏み跡を進むとすぐに滝が見えました。滝巡りの方のページに「竹之鼻の滝」として掲載されていました。

落差5m程度ですが数本に分かれて落ちるきれいな滝でした。

城水橋(松ケ野川・昭和36年1月完成)から 上流側の風景


素晴らしい風景ですが途中の道が狭く、簡易トイレはありますが、周辺に止められる車は数台程度。

あまり知られていないスポットですが、多くの人が集まると車両通行に支障が出て水難事故も心配。不便な今の状態が良い感じです。

薩摩川内市にある「長野滝」のように道は狭く車が数台しか止められないのに、大河ドラマロケ地として観光地のように宣伝して迷惑な前例もあります。

岩場の清流


私が子供ならば何時間でも遊んでいられるような場所に思えますが、現代の子供たちはどうなのでしょうか。

鹿児島市環境局のページ、かごしま自然百選から引用して城水渓谷について紹介します。

観音菩薩がたたずむ清流

万之瀬川水系上流域の城水橋の近くは渓谷になっています。森から流れ出るキレイな水が大きな岩の間を流れおちる風景を楽しむことができます。

奥には観音菩薩像があり神秘的な空間となっており、岩をつたって川の間近まで行くことができ、平瀬や淵にいる小魚を見ることができます。(引用終わり)

観音像 右岸にそうめん流しの廃屋が残っている


慈眼寺公園に立つ慈母観音像と雰囲気がそっくりです。なぜこの山間の川原に立てられたのか不思議な感じです。

日差しが強くて表情が判りにくい


かつて宗教施設があったのか、そうめん流しの宣伝塔のようなものだったのか?

早朝か日差しのない日にも写したい場所


平日の昼過ぎでしたが数人が訪れ、清流にスマホを向けていました。これから夏本番に向けて多くの人が訪れそうです。

観音像との組み合わせで沢山写したい


事故のないように楽しんでもらえたら、良い思い出になることでしょう。久しぶりの川辺で、大汗を流して滝を見て、写真展を楽しみ、磨崖仏、観音像にも巡り会えて幸いでした。
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高田の磨崖仏 石切場と命水 2023/05/10(鹿児島)

2023-05-11 16:39:48 | 史跡巡り
5月10日(水)郵便局での写真展鑑賞後、川辺町の高田に立ち寄りました。

12時12分 高田の磨崖仏 以下の画像は5月10日に撮影


高田(たかた)の磨崖仏について南九州市のページから引用して紹介します。

江戸時代の貞享4(1687)年,高田の西山観音寺の是珊住持の時に,鹿児島の石工・久保田太右衛門によって彫刻された仏像と,正徳元年に頴娃の脇七兵衛による天照大神像があります。1687年から1711年までの25年間にわたって彫られました。(引用終わり)

阿弥陀如来坐像


左から聖観音座像、薬師如来坐像


左から阿弥陀如来坐像、大黒天立像・毘沙門天立像


明治初期の廃仏毀釈を逃れ、しっかりした姿です。たかた命水の水汲み場近くの道路が拡幅された西側岩場にあり、多くの車を止められます。

12時を回り磨崖仏に日差しは当たっていませんでした。早朝に日差しが当たるとすれば、違った感じに見えそうです。

桜は各地とも一斉に咲くので、よほど計画しないと忘れがちですが・・・ここは川沿いに桜並木があり良い雰囲気です。

12時30分 石切場入口から中を見る


磨崖仏から南へ、たかた命水を過ぎて500mほど、道路から少し入ると石切り跡の広場があり周囲は緑に囲まれて異空間のように感じます。

石切場の作業跡 今は使われていない


作業跡や高い岩壁がそのまま残っています。若葉の香りが充満して気持ちが良いですが、川の瀬音が岩壁に反響して不気味に感じる方もありそうです。

清流の瀬音が心地良い


石切場の道路横を流れる永里川の清流です。下流部には古い時代に造られた堰が今も残っているそうです。

川沿いの黄色い花 メキシコマンネングサ


小さな帰化植物で地味な存在ですが、固まって咲くので花の季節には存在感があります。

たかたの命水 駐車場の楓


水汲み場に駐車場、トイレが整備されています。野菜の小さな無人販売もあり、地元の方が大切に管理されています。

24時間水が汲める 古い演歌が聞こえた~長崎の夜は紫


次々に水汲みの人がやって来て、しばらく時間待ちして写しました。料金は決まっていないようで、コインを入れるとお礼の言葉と帰りは気を付けてと、自動音声が流れます。

高齢者を中心に大きなペットボトル容器20~30本程度の量を汲んでいました。少し口に含むとまろやかで、自宅から近ければいつも使いたい味わいでした。
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八瀬尾の滝 道沿いからが一番 2023/05/10(鹿児島)

2023-05-11 14:04:17 | 自然観察
5月10日(水)久しぶりに南九州市川辺町山間部の滝に立ち寄りました。

9時12分 指宿スカイライン須々原展望台 以下の画像は5月10日に撮影


久しぶりに指宿スカイラインを利用しました。途中の錫山展望台は道路右手にあったようで通り過ぎてしまいました。

須々原展望台は鹿児島市平川町、見晴らしは今一つですが桜島と鹿児島市南部の街並みが見えています。

県外ナンバーやレンタカーが時々通る程度で持ち腐れているような道路です。災害復旧工事が多く、冬場は積雪通行止めもあり維持費が大変でしょう。

全線無料化の要望が多いものの、利用率の高い区間は値上げされ、谷山以南が100円均一になっただけ。

9時47分 八瀬尾(やせお)の滝(25m)左手は八瀬尾大権現


川辺インターを下りて国道225号を南西に進み、自動車展示場を右に見て八瀬尾大権現の案内板を左折、およそ1.8km進んだ所です。

途中は道が狭く離合しにくい箇所もありますが、通行車両は殆ど見かけません。今日は1台だけ離合しました。

八瀬尾大権現


滝のすぐ先は道路が広くなっており10台程度は止められます。滝横のだいぶ急な階段を上がると社殿があります。

不思議な雰囲気のところ


不動明王像と観音像、さらには三又の矛も祀られて神仏混交のような不思議な雰囲気です。かつては修験道の修行場だったと言われています。

山手に登っていく 右手には滝


この先にも岩に三又の矛が祀られたところがあり、狭い急な石段を上がると右手に2番目の滝があります。

今日はさらにこの上まで上がりました。この辺りは宗教関連施設があるため、昔ながらの狭い石段のままのようです。

振り返ると急な坂で怖くなるほどです。この先も足元が悪いため、不安を感じたらすぐに引き返してください。

渓流は美しいが ここまでは道を上がるというよりも登る感じ


狭い石段区間を登ると今度は普通の階段道がありますが、前回よりも荒れて一部では柵が壊れていました。

渓流の奥にも滝がある 男滝らしい


沢登りに慣れた人には何でもない練習コースのようでも、滝が良く見えるところまで行くのは無理です。一般の人が単独行動で、装備なしに流れの岩場に下りることは危険です。

下流側を見る 柵は壊れ道も崩れていて上流側には進めない


年を重ねた私には難しいかもと思いながら、汗にまみれてここまでたどり着きました。歳月の流れは早く、道が荒れ男滝の見晴らしも悪くて残念でした。

転ぶと大ケガをしそうで帰り道ではカメラもリュックにしまい込み、ストックを使い慎重に一歩ずつ下りました。

道路横から見るのが一番


かつては滝壺があり子供たちの水遊び場でしたが、小石が一杯の川原状態になっていました。

無理して上流部を目指しても道は荒れていて危険なことを再認識しました。登っても数メートル上の社殿まで、滝は道路から眺めるのが良いところです。

川辺郵便局での写真展


かごしま写真アカデミー写真展「川辺の自然と祭り」が25日(土日を除く)まで南九州市の川辺郵便局ギャラリーで開催中です。

広い会場に見やすく展示されており、訪れていた方と川辺の祭り、特に二日市の思い出話、鹿児島の農村風景撮影などについて語り合いました。

多くの写真コンテストで何度もトップに輝いている方で、写真仲間のこと、フィルム時代の思い出話などもできて幸いでした。
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天候回復 野菜園に柵を仮設置 2023/05/08(鹿児島)

2023-05-09 17:28:15 | 野菜作り
5月8日(月)大型連休明け、天候回復で日置へ出かけました。

5月8日 テレビ朝日 グッドモーニングの天気情報


気象情報の詳しさでは他局よりも抜きん出て参考になります。週後半は曇り空、暑さが加わる前に少しでも作業を進めたいところです。

9時31分 吹上浜日置海岸 以下の画像は5月8日に撮影


南側も含めて釣人が数人いましたが、北風がやや強く海は濁り波があり釣りには不向きです。

アジサイが咲き始めていた


例年早咲の品種で一部色づいていました。最高気温が25度を超える夏日もあり、開花を促すように雨も降りました。

開花が進む ランタナ


ランタナの中でも特に繁殖力が強い品種で、あちこちに種が運ばれて発芽成長しています。

草ではなく木ですが成長力は草に近く、霜が降りるまで開花が続きます。実家の庭先や周囲には竹が伸び出し藪の枝葉も伸びていました。

放置するとさらに伸びて作業も大変になるので、藪払いに汗を流しました。後のゴミ捨てまで終わったのは12時前。

ようやく野菜園仕事


枠外まで茎葉が伸びていたので風除け枠を取り外し、ネットに誘導するため小さな竹の支柱を添えました。

一杯伸びた唐芋(サツマイモ)の苗


今のところアナグマやテンに狙われた様子はありません。そろそろ苗を採取しないと、茎が込み合って細長いモヤシ状態になってしまいます。

苗を採取することで、脇芽が伸びて次の苗が成長します。今日はその前に獣害防止ネットの準備作業です。

竹(大名竹)の支柱をつなげて囲いを作る


昭和30年代までは地引網漁のイリコは各家庭で自家生産、集荷して共同出荷。庭先に据えられた釜の燃料として枯れた竹は重宝されました。

今や大名竹の竹林はタケノコ時期以外は人が入ることもなく放置状態で、竹林と言うよりまさに竹藪です。

太くて真っすぐな支柱に使える竹は少数です。枯れた竹が放置状態で、倒れて絡み合っているので竹藪には簡単に入れません。

仮に全体を囲ってみた


作業には切口の安全確保もあり竹用の鋸を使いました。枯れた竹も絡んで狭いため鉈をふるえず、複雑に絡んだ竹を手前から片付けながらの作業でした。

普段鋸を使うことが少ないため、2時間近くも作業を続けるうちに親指の腹がすり抜けて痛くなりました。

アナグマなどに土を掘られないよう柵の下にも竹を敷き込み、ネットの下部を土に埋める予定です。使いやすい出入り口の工夫も必要です。

タケノコはまだわずか 甘夏ミカン


庭先などに出たものを除去した中で、食用になりそうなタケノコです。雨後のタケノコと言われるように、来週頃から顔をのぞかせることでしょう。

今日も日が暮れた


先週月曜日と同様に今日も夕暮れまで作業が長引きました。唐芋の畝を完成させて植え付けを急ぎたいものですが、先々の天気が重要です。

植え付け後に日照りが続くと根付きが悪くなり・・・苗を採取しないと次の苗が育たず、柵の完成も急ぎたいところですが・・・先ずは今日の作業が進んだので良しとしましょう。
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立夏を過ぎ 大型連休最終日は雨 2023/05/07(鹿児島)

2023-05-07 20:59:17 | 天気の話題
5月7日(日)鹿児島は朝からずっと雨、最大9連休も今日が最終日です。

5月7日 NHK 朝のニュース


イギリスではチャールズ国王の戴冠式が行われ、石川県能登半島では強い地震が起こりました。

ロシアのウクライナ侵攻は先が見えないまま、ロシア側の自作自演とも疑われるクレムリン宮殿へのドローン攻撃にはあきれました。

5月7日 日本テレビ シュウイチ 


侍ジャパンのWBC優勝を契機に、どのテレビ局も野球と言えば大リーグ、大谷を中心に朝から活躍が報道されています。

新型コロナの扱いが緩和されて人の動きが以前の状態に戻り始め、感染者数の推移が気になることです。

5月7日 日本テレビ 午前3時の天気図と雲の様子


広い範囲に雨雲がかかり、大型連休最終日としてはあいにくの天候です。

5月7日17時15分 雨雲の動き


鹿児島市で雨脚強まる


立夏を契機にこれまでの天候を振り返ってみました。

2010年以降の冬 旬別の平均気温 気象庁データから作成(以下同じ)


12月から1月にかけて鹿児島では寒い日があり、山間部を中心に雪が降り指宿方面のソラマメなどに大きな被害が出ました。

旬別の気温を比較すると2022年の冬が特別に寒かったわけではなく、それ以前にはもっと寒い年があったことが判ります。

2022年の冬 日別の平均気温の変化


日別の平均気温の平年差


日別では12月と1月に平年より気温の低い日が多い中、一部では高い期間もあり、2月以降は全般に高めでした。

日別の日照時間 


日別の降水量


周期的に雨が降り、日照時間は日ごとの変化が極端になっています。

今日の雨で新芽がさらに伸びそう 以下の画像は5月7日に撮影


ここに植えて15年以上になりますが、この冬初めて全部の枝が枯れました。あきらめていたら、4月になって新芽が伸び出してきました。

雨に濡れるバラ


長く咲いているビオラ 昨秋に植えたもの


アマリリス 早いものでは花が萎れてきた


予報には明日からしばらくは晴れマークが並んでいます。低気圧が東に去り、一時的に気温が下がってもすでに日差しは初夏です。

アジサイに蕾


大汗が流れる前に獣害防止柵を設置して、唐芋(サツマイモ)植え付け準備を進めたいところです。
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蒲生漆から木津志へ 田の神様 2023/05/03(鹿児島)

2023-05-05 17:23:33 | 史跡巡り
5月3日(水)憲法記念日、吉田を経て姶良市蒲生町の漆地区へ向かいました。

12時6分 姶良市蒲生町の米丸(よねまる) 以下の画像は5月3日に撮影


画面奥(東側)を別府川の支流、後郷川(うしろごうがわ)が流れています。

ここは直径約1kmの円形盆地で今は整然とした水田地帯ですが、8000年前のマグマ水蒸気爆発で形成された火口跡(マール)です。

2003年(平成15年)、約3km東にある住吉池マールとともにランクCの活火山に指定されました。一万年以内に噴火しているので、いつ噴火してもおかしくない火山とのことですが、全く実感がわきません。

漆(うるし)の広木の滝 落差2m 滝と言えなくもない


漆への県道463号浦蒲生線は川と崖に挟まれ離合困難な区間が続き、通るたびに緊張します。連休のためか普段は殆ど見かけない対向車や後続車がありました。

道路から10m下まで行くと滝が見えますが、川までは岩や木の根、竹などが絡み合って足場が悪く、遠目に眺めて瀬音を聞く程度が良さそうです。

黄菖蒲でしょうか 民家跡に残ったものらしい


漆の集落北側で県道391号下手山田帖佐線へ右折、少し進むと黄色い花が目に入りました。自生するようなものには見えず、車を止めて撮影。

県道ではありますが狭く、日差しも届かないような山間部で落石注意個所も多く、いわば険道。車を見かけたのはツツジ撮影で停車中に2台だけでした。

13時29分 姶良市木津志(きづし)地区 天気は少しずつ下り坂か


昼を過ぎて薄雲が現れ飛行機雲が目立ち始めましたが、写真的にはきれいな新緑風景でした。

木津志の田の神様


久しぶりに訪れました。白いツツジが咲き、北側の城野神社境内にもわずかにツツジが残っていました。

蹲踞の姿勢で少し上を見つめるユウモラスな、親しみを感じる田の神様です。

城野神社(じょうのじんじゃ)


昔からの小さな村社(そんしゃ、むらやしろ)で、御祭神は源為朝の浄之御前(ミナモトノタメトモノキヨノゴゼン)。

創建年代は不詳で、慶長十七年(1612)に島津義弘公が再建し、現在の社殿は文久三年(1863)に改築されたものです。

訪れる人は少ない感じですが、境内には桜やご神木のような大木近くに祠があり、写真的には興味深い場所です。

ツタが覆う廃屋


山間部の狭い水田地帯に沿って民家が点在しています。かつては集落の中心部であったようなところに残る廃屋です。

近くには樹齢50年ほどと思えるイチョウ数本や、自生とは思えない背の高い木も見かけました。

木津志堂崎の田の神様


田の神様は鹿児島県内各地の水田地帯に今も残っていますが、耕地整理や休耕に伴い移転、草に隠れたものなども多いことでしょう。

堂崎の田の神様は珍しいことに農家(Kさん)の庭先にあります。家人のお話によると最初からずっと動いていないそうです。

先ほどの田の神様と形が似ていて、背中に年号など刻まれていますが草に隠れてよく判りませんでした。

小さな田の神様


両手に入る大きさで、かつては農家持ち回りで祀っていたものですが、過疎化が進み今はここで預かっておられるとのこと。

お仕事の手を止めて、あれこれ話を聞かせていただきありがとうございました。

14時39分 後郷川の堰


木津志からの帰りは小さなトンネルを抜けた先を右折して川沿いに下りました。姶良市山田方面に向かっているように感じましたが、ほどなく漆に向かう道に合流しました。

道路左手には堰があり下流部には子供たちの水遊びに恰好な場所がありました。現在は水難事故を懸念して立ち入り禁止個所も多いのですが、水辺のキャンプなどもできそうな場所でした。

山手から農作業に向かうような大型農機が走ってきました。田起こし時期であちこちと忙しく動き回っている感じでした。

近くの方の話では大雨時には川の水が道路まであふれだし、道路でアユが獲れることもあるとか。想像もつかない水量ですが、流域が広いためでしょう。木津志では水路の災害復旧工事が続いていました。

北側の分水嶺を越えると薩摩川内市祁答院地区で、地図を広げないと位置感覚が判らないほどの山深さです。

今日は天気に恵まれ、近場から姶良市の山間部まで広く巡りました。道の狭さは仕方ありませんが、季節の移ろいを写し止めたいような場所でした。
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花野川沿い 田の神様と洞門 2023/05/03(鹿児島)

2023-05-04 15:53:56 | 自然観察
5月3日(水)大型連休の初日、まずは近場を巡りました。

鹿児島市岡之原町 大久保バス停  以下の画像は5月3日に撮影


平日に1回だけ15時33分にバスがやって来ますが、ここは終点のようです。画面山手下に花野川(けのがわ)が流れています。

鹿児島市岡之原町(おかのはらちょう)は、周辺部の下田町(しもたちょう)、川上町(かわかみちょう)とともに昭和の頃は、「しもた、かわかん、おかんはい」と呼ばれる鹿児島市郊外の広い農村地帯でした。

地区の一部は緑ヶ丘町、伊敷団地、千年団地、花野団地、伊敷ニュータウンなどに宅地造成されましたが、今も広範囲に緑濃き風景が広がっています。

山ツツジが残っていた


5月に入り山ツツジは少なくなり、ウツギの白い花との対比がきれいでした。

伐採された山林


狭い坂道沿いの山林が広範囲で伐採され、風景が様変わりしていました。これから埋立造成するような話を聞きました。

大久保の田の神様 道路より3m程度高い場所


田圃の見回りに来た人によると、幼い頃からこの場所に祀られているそうです。

花野川上流部の狭い田園地帯を見守る


花野川(けのがわ)は甲突川の支流で、延長は4kmほどでしょうか。川と言うよりも広めの水路と言う感じです。

川に沿って水田が続いていますが耕地整理は殆どされておらず、昔ながらの少し曲がったような畦道と軽トラ作業道があります。

一部は畑になっている


上流部は大型農機が入れず土壌も見た目はシラスで、耕作条件はあまり良くなさそうです。狭いところは家庭菜園になっています。

耕地整理するほどの広さがないようで、休耕地が次第に拡大しそうです。

獣害防止の柵


日置でも獣害が出始めたので、今年は野菜園に柵を設置する予定です。ここでは1センチ網目ほどのネット柵が設置されていました。

ビワ 草刈機対策も十分


最近植えられたもので値札も付いたままでした。竹3本で守ってあり、これならば草刈り作業で誤って切り落とす心配もなさそうです。

ここにもシラス崖の洞門があった


シラス崖にトンネルを開けて流路を変え、少しでも農地を確保しようと先人が努力したもののようです。

シラスは水に弱く大雨で削られそうですが、案外と大丈夫なのでしょう。ここは草が茂り足元が見えず、川に転落の危険性があります。

すぐ下流部にも同じような洞門があり、さらに1kmほど下流部の洞門は安全に川沿いの道路から良く見えます。

2021年10月の収穫時に巡った、田園風景や洞門の様子はこちらからご覧ください。

川沿いで見かけた野の花 ペラペラヨメナ


初めてみるような気がします。ネットで画像検索すると、中央アメリカ原産の帰化植物でした。

ヒメジョオン、ハルジオンよりも細く、「源平小菊」(花が白から赤に変色することから)、「エリゲロン」の名で市販されているとありました。

天気が良いのでこの後、吉田から蒲生方面へ行きました。
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快晴 初夏の畑仕事 唐芋畝 2023/05/01(鹿児島)

2023-05-02 14:31:47 | 野菜作り
5月1日(月)朝から快晴、夏に向けて日置で畑仕事を頑張りました。

NHK週間天気予報 大型連休後半は雨予報


この3年ほどはコロナ禍の影響で祭り撮影が激減、噴火による登山路閉鎖で霧島連山へは足が遠のいています。

年を重ね1~3ケ月に一度、年に一度など病院通いもありますが、今のところ元気で過ごせてありがたいことです。

雨が上がったので気になっていた野菜園の片付けなどに、日置へ出かけました。

9時10分 吹上浜日置海岸 以下の画像は5月1日に撮影


朝から快晴に恵まれ、季節感は初夏。すでに日が高く飛行機雲が気持ちよく空に伸びていました。

釣人はまだ少ない 南側近くに5人の釣人


今日は平日、この時期はまだキスは小さく15センチ未満が主です。見せてもらうと、20センチ以上ほどのものは数匹。PM2.5の影響か見晴らしは今一つです。

何年かに一度は夏場に海藻が大量増殖して釣ができませんが、今のところそのような状況はありません。

まずはバラの剪定から


野菜園の棚にもたれかかり押しつぶす勢いです。原種に近いナニワノイバラで、一重の白い花はきれいですが鋭いトゲが一杯あり管理は大変です。

挿し木で増殖したもので、最初は生育が悪かったものの数年後には急成長しました。

剪定作業は予想以上に手こずった


草刈の時に使う顔面防護のマスクを付けて、厚手の手袋も突き通すトゲに閉口しながらも少しずつ枝を切り詰めました。

慎重に作業を進め2時間程度かかりましたが、後片付けは案外と楽でした。トゲで絡み合うためレーキでかき集めやすく、一輪車に乗せるも楽で、ゴミ捨て場は50mほどの近場です。

ソラマメを収穫


この冬の寒さで例年よりも成長が悪く数も少ないですが、新鮮な味を楽しめそうです。すでに収穫を終えたえんどう豆の栽培棚に被せた漁網、竹の支柱も撤去しました。

東側区画に唐芋(サツマイモ)の畝を準備


これまで数回、雑草防除を兼ねて軽く耕してきました。Sさんからもらった風除けネットで獣害防止柵を設置することにして、栽培範囲を決めて畝を作りました。

長さ8m程度の畝が5本、途中に排水路を作る予定です。鶏糞堆肥を10kg程度入れました。肥料が土になじんだ今月中旬頃、市販苗140本程度で初回植え付けを予定しています。

自家栽培の苗も育ってきているので、西側区画に小さな栽培区画を設置して2回目として植え付け予定です。

ジャガイモは順調 花が増えてきた


左側は整地したソラマメとえんどう豆の跡地です。昔はジャガイモの成長に影響が出ないよう、花を摘み取っていましたが今はそのままです。

バラの枝を剪定したが 見た目はあまり変化なし


野菜棚の形が判る程度には回復しました。柱に新しい竹の支柱を添えなおして、簡単な天井部を設置するなど野菜棚を補強予定です。

18時54分 気付くと日没目前だった


雲のない一日で夕方も明るくて時を忘れてしまうほどでしたが、すでに日没寸前でした。砂山に出て夕陽を撮影、今日は昼前から少し風が出たこともあり浜に人影はありませんでした。

バラの剪定は予想以上に手こずりましたが、えんどう豆などを撤去し唐芋の畝も準備できました。普段の倍近くも働いた感じですが、風があったので大汗を流すこともなく作業が捗り何よりでした。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。