大型連休前半の4月26日(日)霧島に出かけました。一番の目的地はノカイドウ(野海棠)の咲くえびの高原です。
高速道路料金の割引低下と、新燃岳周辺、えびの高原硫黄山の立入規制により霧島から足が遠のいていました。それでも年に一度のノカイドウ開花時期は行ってみたくなり、自宅(鹿児島市)を4時40分に出発しました。
朝焼けが終わろうとしている新燃岳 画面中央部 5時39分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/4d/c8276120abb13dbaa7e7d808311dfaa1.jpg)
硫黄橋横の噴気地帯と山桜 5時59分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/35/e74b90a29b6137afca81e17debdbb8bd.jpg)
風景撮影の場合は日の出前には撮影地に到着していましたが、最近では気持が上滑りして体が付いて行けません。5時半頃に朝焼けが始まり、道路脇で山の見える位置に駐車。すでに雲は白々と色を失っていました。
噴気地帯の山桜は木の勢いが旺盛で毎年白い花をたくさん付けます。つい立ち寄って数カット撮影。時間を気にしながら車を走らせ6時7分、大浪池登山口を通過。すでに北側駐車場には8台ほど車が止まっていました。
えびの高原は霜の朝 6時21分(宮崎市の日の出時刻 5時34分)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/1e/78c45d291b1e05887213be97585b7f03.jpg)
ノカイドウに朝日が差し始めた
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広場の芝生に咲く小さなリンドウ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/bb/0f134d28ec715af696e9e956810f7718.jpg)
予想したとおり標高1200mのえびの高原は霜でした。つつじヶ丘に朝日が差し込んで霜はすぐに解け、川に氷は見られませんでした。ノカイドウは29日頃に満開と予想されていましたので、つぼみが多く残るうちに撮影できました。
ノカイドウはえびの高原ホテル南側などに分散しています。小川の上流部では衰弱した木が増えていました。年によっては数本しか開花しないこともあり、今年は花の多いほうでした。9時過ぎになり訪れる人も増えて、ホテル跡地の駐車場に車が入り始めたので撮影を切り上げました。
日陰つつじ 鹿の食害防止のため金網で保護され花が満開
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/15/602e2d69a121039f2754f936108e46e0.jpg)
えびの高原駐車場から見える硫黄山
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えびの高原周辺見取り図
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硫黄山には火口周辺警報が発令され、えびの高原から小林方面への道路は封鎖されています。29日の新聞記事では気象庁が警報(火口周辺危険)を噴火予報(平常)に引き下げることを検討しています。
警戒が緩和されれば5月1日正午頃に通行規制が解除されそうです。えびの高原の売店や駐車場などと硫黄山は1kmほどの距離。木曽御嶽山噴火を考えると噴火災害が起こらないことを願わずにはおられません。
これからミヤマキリシマの季節になり観光客増加が期待されます。観光面への打撃が大きかったので地元から規制緩和への強い要望があったと思われますが、危険性が察知された場合は機敏に対応してほしいものです。
新湯渓流沿いの山桜
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山藤の太い蔓
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枯れている斜面のスズタケ
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えびの高原からの帰り道、10時過ぎの大浪池登山口は満車で周辺道路脇にも車が止まり始めていました。新湯に立ち寄り渓流沿いを少しだけ歩きました。山桜が花を咲かせ、山藤は殆どがつぼみのまま。風景に違和感があり渓流側を見ると斜面のスズタケが笹を落とし枯れはじめていました。これまでは道路から渓流が見えることはありませんでした。
全国各地で同様な状態があり、鹿の食害やタケ類天狗巣病が原因ではないかと言われています。広範囲で枯れそうなので、鹿の食害が原因ではないようです。スズタケ以外の樹木にも影響が及ぶようなので今後調査・対策が必要になるかもしれません。
山麓の牧園地区の山つつじ
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塩浸(しおひたし)発電所横の新緑
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照葉樹林の若葉 「山笑う」新緑風景
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田起こしの季節 嘉例川にて 画面奥で働くトラクター
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/58/5fdd2ab977c3c427e4b981a7631627f9.jpg)
霧島を下りて牧園地区の道路斜面に多くのツツジがあり、車を止めて撮影しました。おそらく花好きの人が植えたのでしょう、数メートルおきに50本程度ありました。道行く人の目を楽しませてくれる先人に感謝です。
塩浸の竜馬公園を過ぎた発電所近くに楓並木があります。紅葉時期には多くの人が集まる場所ですが、皆さん気持が霧島連山に向いているのか立ち寄る人は殆どありませんでした。山は若葉が萌えて見事です。色とりどりの新緑は初夏の日差しで色濃くなり、やがて青山へ変貌します。
古い木造駅舎で有名な嘉例川(かれいがわ)駅の近くでは、田起こし風景がありました。南さつま市などの早期水稲作地帯では3月末に田植が終わっていますが、普通作はこれから田植え準備が始まります。
今朝のえびの高原は霜、12時過ぎに帰宅した鹿児島市の最高気温は25度を超える夏日。日差しは強いものの、まだ暑いほどではなく風薫る爽やかな季節です。
駆け足でしたが霧島の新緑とノカイドウ、つつじなど見ることができて感謝一杯の日曜日でした。
高速道路料金の割引低下と、新燃岳周辺、えびの高原硫黄山の立入規制により霧島から足が遠のいていました。それでも年に一度のノカイドウ開花時期は行ってみたくなり、自宅(鹿児島市)を4時40分に出発しました。
朝焼けが終わろうとしている新燃岳 画面中央部 5時39分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/4d/c8276120abb13dbaa7e7d808311dfaa1.jpg)
硫黄橋横の噴気地帯と山桜 5時59分
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風景撮影の場合は日の出前には撮影地に到着していましたが、最近では気持が上滑りして体が付いて行けません。5時半頃に朝焼けが始まり、道路脇で山の見える位置に駐車。すでに雲は白々と色を失っていました。
噴気地帯の山桜は木の勢いが旺盛で毎年白い花をたくさん付けます。つい立ち寄って数カット撮影。時間を気にしながら車を走らせ6時7分、大浪池登山口を通過。すでに北側駐車場には8台ほど車が止まっていました。
えびの高原は霜の朝 6時21分(宮崎市の日の出時刻 5時34分)
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ノカイドウに朝日が差し始めた
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広場の芝生に咲く小さなリンドウ
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予想したとおり標高1200mのえびの高原は霜でした。つつじヶ丘に朝日が差し込んで霜はすぐに解け、川に氷は見られませんでした。ノカイドウは29日頃に満開と予想されていましたので、つぼみが多く残るうちに撮影できました。
ノカイドウはえびの高原ホテル南側などに分散しています。小川の上流部では衰弱した木が増えていました。年によっては数本しか開花しないこともあり、今年は花の多いほうでした。9時過ぎになり訪れる人も増えて、ホテル跡地の駐車場に車が入り始めたので撮影を切り上げました。
日陰つつじ 鹿の食害防止のため金網で保護され花が満開
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えびの高原駐車場から見える硫黄山
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えびの高原周辺見取り図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/90/6fd8a2010d164eddefeef611b9cb873a.jpg)
硫黄山には火口周辺警報が発令され、えびの高原から小林方面への道路は封鎖されています。29日の新聞記事では気象庁が警報(火口周辺危険)を噴火予報(平常)に引き下げることを検討しています。
警戒が緩和されれば5月1日正午頃に通行規制が解除されそうです。えびの高原の売店や駐車場などと硫黄山は1kmほどの距離。木曽御嶽山噴火を考えると噴火災害が起こらないことを願わずにはおられません。
これからミヤマキリシマの季節になり観光客増加が期待されます。観光面への打撃が大きかったので地元から規制緩和への強い要望があったと思われますが、危険性が察知された場合は機敏に対応してほしいものです。
新湯渓流沿いの山桜
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/88/29820b79dbf69e0516129aad77c2fdaa.jpg)
山藤の太い蔓
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枯れている斜面のスズタケ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/41/78a21fc5e190203b5cbdf179bfdd51a5.jpg)
えびの高原からの帰り道、10時過ぎの大浪池登山口は満車で周辺道路脇にも車が止まり始めていました。新湯に立ち寄り渓流沿いを少しだけ歩きました。山桜が花を咲かせ、山藤は殆どがつぼみのまま。風景に違和感があり渓流側を見ると斜面のスズタケが笹を落とし枯れはじめていました。これまでは道路から渓流が見えることはありませんでした。
全国各地で同様な状態があり、鹿の食害やタケ類天狗巣病が原因ではないかと言われています。広範囲で枯れそうなので、鹿の食害が原因ではないようです。スズタケ以外の樹木にも影響が及ぶようなので今後調査・対策が必要になるかもしれません。
山麓の牧園地区の山つつじ
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塩浸(しおひたし)発電所横の新緑
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照葉樹林の若葉 「山笑う」新緑風景
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田起こしの季節 嘉例川にて 画面奥で働くトラクター
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霧島を下りて牧園地区の道路斜面に多くのツツジがあり、車を止めて撮影しました。おそらく花好きの人が植えたのでしょう、数メートルおきに50本程度ありました。道行く人の目を楽しませてくれる先人に感謝です。
塩浸の竜馬公園を過ぎた発電所近くに楓並木があります。紅葉時期には多くの人が集まる場所ですが、皆さん気持が霧島連山に向いているのか立ち寄る人は殆どありませんでした。山は若葉が萌えて見事です。色とりどりの新緑は初夏の日差しで色濃くなり、やがて青山へ変貌します。
古い木造駅舎で有名な嘉例川(かれいがわ)駅の近くでは、田起こし風景がありました。南さつま市などの早期水稲作地帯では3月末に田植が終わっていますが、普通作はこれから田植え準備が始まります。
今朝のえびの高原は霜、12時過ぎに帰宅した鹿児島市の最高気温は25度を超える夏日。日差しは強いものの、まだ暑いほどではなく風薫る爽やかな季節です。
駆け足でしたが霧島の新緑とノカイドウ、つつじなど見ることができて感謝一杯の日曜日でした。