花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

硫黄山に火口周辺警報 216/02/28 霧島えびの高原 (宮崎)

2016-02-28 23:08:18 | 霧島連山
2月28日、霧島連山のえびの高原硫黄山に火口周辺警報が出されました。

えびの高原硫黄山 画面左奥 撮影 2015/11/10


最新の情報

火山名 霧島山 火山の状況に関する解説情報 第9号
平成28年2月28日17時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(火口周辺危険)が継続>
 本日(28日)16時までの霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の活動状況をお知らせします。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 えびの高原(硫黄山)周辺では、本日(28日)に入り火山性地震が増加し、16時までに51回観測しました。火山性微動は、観測されていません。

 本日、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、硫黄山の火口周辺で引き続き噴気活動が認められました。赤外熱映像装置による観測では、引き続き熱異常域を確認し、拡大傾向が認められました。
 
 傾斜計等の地殻変動観測データに特段の変化は認められません。

 遠望カメラによる観測では、噴気の状況などに特段の変化は認められません。

 2月24日以降の火山性地震の発生状況は以下の通りです。なお、地震回
数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。

            火山性地震
 24日           3回
 25日           1回
 26日           1回
 27日           3回
 28日16時まで    51回

地震の状況


硫黄山の位置図


詳細な立入規制線


硫黄山では噴火警戒のため周辺道路や韓国岳登山路の一部が通行止めになったことがあります。今回も同様の措置がとられています。

鹿児島から小林方面への道路は通行止めですが、えびの市方面へは通行できます。詳細な警戒範囲は駐車場の半分程度までとなっています。噴火すれば風向きにもよりますが1kmを超えて被害が及びそうです。警戒線には壁も何もありません。危険です。

噴火の危険性が高いとすれば、自治体独自の判断で踏み込んだ対策を取るべきでしょう。えびの高原への道路は広範囲に封鎖したほうが良いと思います。2011年の新燃岳の噴火は誰もが想定しなかったような大きな規模になり被害が発生しました。

木曽の御嶽山での悲劇を繰り返してはなりません。霧氷シーズンが終わり、ミヤマキリシマなどの季節までは観光面では閑散期です。人々の生活に直接関わる行政現場の苦悩は深いと思いますが、ここは決断してほしいものです。
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春の日差しあふれる鈴懸馬踊り 鹿児島神宮初午祭 2016/02/28 (鹿児島)

2016-02-28 21:32:31 | 祭り・伝統行事
今年も初午祭の季節になりました。
明るい日差しに恵まれ、力強いお囃子にあわせて馬も人も元気一杯に踊りました。

鹿児島神宮の境内は梅の花盛り


宮崎から参加のジャンカン馬踊り


今年は20団体が奉納


9時半から15分おきに出発し参道手前の交差点、境内階段手前の本部前、本殿前の広場でそれぞれ踊ります。親馬とポニーが半々での奉納でした。

毎年先頭で奉納する木田(きだ)御神馬保存会


鹿児島神宮の隣町である姶良市加治木町木田地区からの奉納です。9時半に出発し大勢の観客による雑踏で最初の踊り場面はうまく撮影できませんでした。

階段前の広場に向かう踊り連


階段から広場の遠望


本殿横でお祓いを受ける前に記念撮影


主に馬方の記念撮影


お囃子・踊り連の記念撮影


いずれも木田保存会です。本殿横での踊りは一回りだけでした。

馬心会の一行


ズームレンズのフード取り付けが悪かったようで、画面の一部に影が出ていました。今後対策を考えるため、そのまま掲載しました。

ソニーセミコンダクタ鹿児島


ソニー お囃子


京セラ


愉快な踊り子さん


初午祭の名物 ポンパチ


人気の串屋さん 20人ほどが列をなす


横丁では植木市


妙見石原荘 お囃子


妙見石原荘 華やかな運搬車
 

妙見石原荘 お祓いをする天狗さん


妙見石原荘 本殿前での踊り


隼人子供会


9時過ぎから13時過ぎまであちこち動きまわり撮影、昼食後も一時間程度撮影しました。出店が立ち並び、大勢の人出で大変な賑わいでした。幼児から高齢者まで多くの人で、思い通りに行動できず撮影ポジションの確保は難しい状態でした。

画像の写り具合はさておき、祭りの賑わい、熱気の中で撮影を楽しめたことが何よりでした。昨年は3月8日に開催されています。こちらからご覧ください。
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まもなく春本番 ジャガイモの植え付け 2016/02/24 (鹿児島)

2016-02-25 18:00:01 | 野菜作り
来週は春3月です。
天気情報を毎朝チェックして農作業の計画を立てています。

NHK 7時前の気象情報


鹿児島読売テレビ 週間予報


いつも利用している鹿児島市のホームセンターに種ジャガイモが見当たりません。
例年1月下旬から店頭に並び、今年は2月中旬に売り切れたとのこと。のんびりと構えていたのが間違いでした。幸いにも翌22日に日置市のホームセンターで入手できました。

鹿児島放送 いっ天予報


いっ天予報 寒気予想 週末には寒さが和らぎそう


まだ寒さが続いていますが日差しは明るさを増して畑の雑草が目につき始めました。
日置市の実家近くに小さな畑を借りています。昔からの自家用野菜園、鹿児島では「さえん」と呼ばれていました。

梅の花が半分以上散りました


一般的な貸農園より少し広くて10m四方(30坪)程度。
耕うん機や管理機は使わず鍬で耕し、汗が沢山出て適度な運動になります。
雑草が伸び始めたので軽く耕しました。昨年からは隣接する西側の野菜園跡地も借りています。

竹藪の開墾作業 竹根を除去し、手前に広げた土を乾かしてふるいにかけます


西側の野菜園は耕作者が病気になり5年ほど手付かずでした。広さは同じ程度ですが全体が竹藪になっていました。最初に大きな竹を切り、徐々に竹根を除去、昨年から5m四方程度を開墾して野菜を植えています。現在も竹藪の開墾中ですが、深いところにも竹根がはびこり、頑固な雑草「コボシ」もあるため作業は難航しています。

ジャガイモ3kgを植え付け


昨年は2月12日に植え付けて順調に育っていましたが、4月の異常天候で殆ど全滅でした。葉が茂った時期に強い風雨で茎が折れ、日照不足が続き葉が腐り芋の成長が完全にストップ。

2015年5月4日 被害の様子


異常天候がなければ良かったのですが、早めに植えたことが失敗でした。地上部が生育途上であれば茎が折れても新芽が出て回復した可能性があります。昨年の様子はこちらからご覧ください。

3kgの種芋の内で大きな4個だけを半分に切り分け、53個を植え付けました。昨年は2kgの種芋を切り分けて40個を植えたので、今年の種芋は全体的に少し大きめです。

2月6日に苦土石灰を2kg程度散布し、元肥に鶏糞堆肥1袋(15kg)入れて耕し4列の畝を準備しました。
種芋の中心間隔を35センチ程度にして、間に鶏糞肥料と芋専用の化成肥料を置きました。昔は草木灰を切口に付けていましたが、私は付けことがありません。これまでに3シーズン植えて発芽率は100%です。

軽く鍬で押さえて作業終了


畝幅、畝の間隔も広めの50センチほどです。右側には竹林が続いているため冬の季節風は全く影響がありません。南寄りの風には弱いのですが北西の強風が当たらず野菜つくりには最適です。

ジャガイモは植付から収穫まで100日と言われています。6月初旬に収穫が終われば、すぐにサツマイモの植付です。昨年のような日照不足がないことを願っています。

沈丁花が満開


例年よりも開花が遅れていましたが沈丁花が満開です。甘い香りで春の訪れを告げています。白木蓮の開花は一輪だけで全体的にはもう少し先でしょう。

まだ冬景色の吹上浜


足元にはハマボウフウの新芽が出ていますが、砂山はまだ枯草色です。
風が強く指先が冷たくなり、風景撮影は早々に切り上げて家路につきました。
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三寒四温 吉野公園は河津桜が見頃 2016/02/21 (鹿児島)

2016-02-21 18:02:10 | 
今朝は河津桜の咲く県立吉野公園に出かけました。
エルニーニョの影響でこの冬は北日本を除き1月中旬まで暖冬傾向でした。
冬物衣料品は販売不振でしたが、その後冬の寒さとなり1月24日には鹿児島の平野部でも積雪しました。

今朝の天気図 NHK 7時前の気象情報


本州に沿って低気圧が足早に進み、鹿児島は天候が回復。
冬型の気圧配置に変わり、北西風が少し強く寒い日曜日となりました。

気象の話題 三寒四温 NHKニュース


いわゆる「三寒四温」と実際の気温変動との対比が話題になっていました。
データ上では1~2日で寒暖を繰り返すことが多く、興味深いことでした。全体としては寒暖を繰り返すので、語感もあり三寒四温と言われているのでしょう。

梅ウォーキングの案内


この時期は開園が7時、園内を巡る梅ウォーキングの受付は9時半から、8時過ぎには準備の人もまばらでした。河津桜の咲く公園南東側から帰り道のようなカメラマンも数名いて、早朝の撮影タイミングは終わったようです。

休憩所横の河津桜は満開 枝先に止まるメジロとヒヨドリ


3~4羽のヒヨドリが花の蜜を求めて枝先をあちこち飛び回っていました。メジロを追い払うように動きまわり、人の姿を気にする様子はありませんでした。鳥がついばんだこともあり花びらは散り始めていました。

内側の花の様子


一般的に桜の花色はうっすらとしたピンク色のイメージがありますが、ソメイヨシノでは白色です。桜色に近いのが、この河津桜です。早咲きで花の見頃も長く、発祥地の伊豆半島河津町では観光資源として町内に沢山植栽されています。

幼児用ペダルなし自転車の使用禁止


面白いものが流行るものだと感心します。
幼児が自転車で遊ぶには十分な広さがありますが、事故の危険性があります。ブレーキなしの自転車で公道を走ることが危険なのと同様に、小さな子供たちにケガがあってはいけません。

梅は花が少なめ


昨年夏の台風と先月の積雪が影響したのでしょうか、例年よりも花が少なめでした。水仙は大半の花が終わり香りはわずかでした。

傷んだソテツ


ソテツもかなり傷めつけられた感じです。細長い葉が枯れたものが多く精彩がありません。暴風で揺すられ、大雪で押さえつけられたのでしょう。南国の植物なので寒さが大きく影響したようですが、酷暑前には回復してほしいものです。

やぶ椿は開花シーズン終盤


落花も少なくなり枝先に残る花も終わりが近づいているようです。公園を入ると左右に椿並木がありますが、成長しすぎて下枝がなくなり開花が少ないのは残念です。

北東側にある展望台と桜島


2月5日に噴火活動が再開した桜島は今日までに18回爆発しています。少しずつ活動が元に戻っていますが、鹿児島市民にとっては日常的な風景です。まだ夜間撮影に出かけるほどの活動でもありません。

大陸からの汚染物質の影響でしょうか視界が悪く、鹿児島市南部、姶良市方面は霞んで見えませんでした。

10時20分 園内ウォーキング開始


開会式の後、入念に準備運動をして多くの人達が園内ウォーキングに出発しました。来月下旬にはソメイヨシノが開花し、さらに多くの人で賑わいます。
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山里に春を探し行く 黒木の梅 2016/02/13 (鹿児島)

2016-02-14 14:21:49 | 
南風が吹き一時雨も降る2月13日(金)、山里の梅を見に行きました。
主な目的地は薩摩川内市祁答院町の「黒木の梅」です。
この日は鹿児島市吉田町から姶良市蒲生町漆地区を経由して南側から黒木に向かいました。

野菜園と梅の木 鹿児島市吉田町本名(ほんみょう)


大根が伸びて葉が垂れ下がり、春を感じます。昨年の台風で倒れたのか、大きな梅の木が切られていました。

田圃の白梅 姶良市蒲生町漆(うるし)


遠目に目立つ白梅でした。畦道沿いには雪で傷んだ金柑もありました。

大雨ではレンズが濡れて風景撮影も大変ですが、一時雨程度なら普段と違った表情が写せるので好きです。山に霧がかかり、雨に濡れた木の枝は力強く見えます。

普段とは逆経路のため案内板に従って進みました。途中で道がわからなくなり、初めて行き着いたのが姶良市姶良町木津志(きづし)地区でした。離合困難な狭い道順で分岐路を間違えたようで、小さなトンネルを抜けると公民館がありました。

東自治公民館


周辺に点在するのは大半が廃屋で、かろうじて生活感を残す公民館がありました。レンガ造りのかまど、井戸が昔日の賑わいを思い起こさせます。「一億総活躍社会」のかけ声が虚しく感じられる光景です。

木津志の田の神様


雨に濡れて黒々と力強く、空を見上げるような表情に親しみを覚える田の神様です。真新しい注連縄が頼もしく安堵しました。

木場熊川内の田の神様


遠くの白梅に近づこうと脇道に入った所で見かけました。石材や表情などが一般的な田の神様とはかなり違い小さなものです。胸から上だけの人型で一般人の手作り感があり、昔からのものではないように思えます。この辺りは峠の南側、薩摩川内市祁答院地区です。

黒木の梅


昨年の台風では山間部で倒木により大きな被害が発生しました。
倒木による断線と、復旧工事に向かう道路の寸断により一週間ほど停電した地区もありました。

1月下旬には積雪もあり梅の枝が折れて、花も少なめでした。黒木の梅は道路から見下ろした姿が美しく、かつては写真愛好家に知られた撮影ポイントでした。すぐ近くに電柱と支線が設置され、背後の杉山も伐採されて風景がすっかり変わっています。

道路から見下ろした風景


木橋はしっかりした杉丸太で作りなおされていました。剪定された下枝が回復しない内に昨年の台風の影響を受け、全体的に枝が少なくなっています。


2014年2月7日 黒木の梅


2014年2月7日 黒木の梅


背景の山に緑が戻ると印象も良くなるでしょう。梅は生命力が強いので、私も長生きして何度も会いに行きたいと思っています。

藺牟田池の鴨


田圃で餌をあさっていましたが、車から降りると一斉に飛び立って行きました。藺牟田池は白鳥が有名でしたが最近数が減り、この日に見かけたのは4羽だけでした。

周回道路沿いの紅白梅


夕暮れが近づき雨のため普段より暗めでしたが、雨に濡れた花が印象的でした。

雷も聞こえました 23時頃


前線の通過に伴い雨雲が近づきましたが稲妻は見えず、空が紫がかって少し光っただけでした。今回は風が強くならず九州南部に「春一番」の発表はありませんでした。記録的な暖冬から普通の冬に戻り、珍しく鹿児島でも積雪しましたが、季節は確実に春になっています。
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桜島が久しぶりに噴火 警戒レベル3に引き上げ 2016/02/05 (鹿児島)

2016-02-05 22:06:09 | 桜島
いつもの夕食時間帯、7時のNHKニュースが始まった途端に桜島の噴火速報が入りました。
ずっと噴火なしで静かな状態が続いていましたので突然の発表に驚きました。

気象庁の記者会見を見ると、9月中旬からの平穏状態が元に戻っただけのようです。
鹿児島市民としては日常風景が戻り、不気味な沈黙が解消されたことに安堵さえ感じます。

鹿児島港から見た桜島 撮影 2015年1月


道の駅たるみず(大隅半島側)から見た桜島 撮影 2015年1月


昨年9月16日以来の爆発的噴火です。噴火警戒レベルが2から3に引き上げられました。
桜島のライブ画像は地元放送局MBC南日本放送ページ内のライブ画像で見られます。

気象庁の火山観測報のデータです。
火  山:桜島
日  時:2016年02月05日18時56分(050956UTC) 第2報
現  象:爆発
有色噴煙:火口上2200m(海抜9900FT)
白色噴煙:
流  向:南東
---
横山最大振幅:8.4μm
爆発音:なし
体感空振:中
東郡元空振計:13.8Pa
瀬戸空振計:48.1Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:3合目(昭和火口より1300から1800m)
噴煙量:やや多量
火口:昭和火口
今年1回目

噴石は3合目まで飛んでいますが、噴煙高度は2200m,空気振動は大隅半島との接点部の瀬戸で48Pa、爆発規模としては中規模です。大規模噴火では噴煙高度は4000m以上、空気振動は150Pa以上にも達します。

ニュース映像では噴石が飛散し、火山雷も発生して衝撃的ですが、夜間撮影に何度も出かけた経験からすれば大した爆発ではありません。

桜島黒神町から見た夜の爆発 撮影 2015年1月


有村展望台(南側)から見た昭和火口 撮影 2015年1月


今回は突然爆発したように思われ、噴火予知は難しいものだと感じます。裏返せば、それほど大きな噴火ではなく日常的な噴火にすぎないということでしょう。

火山活動に注意が必要ですが、気にするほどのことではありません。夜間撮影用の機材を一部更新しましたので、噴火が継続するようになれば夜間撮影にも出かけようと思っています。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。