花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

霧島連山は活火山 新燃岳の噴火から5年 2016/01/26 (鹿児島)

2016-01-25 17:00:02 | 霧島連山
霧島の新燃岳の噴火から5年目となりました。
今も新燃岳周辺は立入規制が続き、えびの高原の硫黄山では噴火活動が心配されています。

地元紙 南日本新聞 2016/01/24 霧島連山の現状を知らせる紙面


新燃岳噴火から5年目の区切りとして、私の「花浄土」ホームページに掲載した当時の撮影記をこのブログにも掲載します。噴火活動の予測などは当時の状況を記録したものであり、あくまでも個人的な見解・記録であることをご理解ください。(一部加筆修正し、画像を追加しました。)


新燃岳の噴火撮影記   2011/02/15
2011年1月26日、霧島連山の中心部に位置する新燃岳の活動が激しくなり、風下の宮崎県都城市や高原町を中心に大量の火山礫や、軽石、火山灰などを降らせました。あれから3週間が過ぎ、季節は春へ向かおうとしています。これまでの体験をもとに噴火活動を振り返り、今後のことなどを考えてみました。以下の記録は個人的なメモであることをご了解ください。

1 突然の大規模噴火
新燃岳ではごく弱い噴火活動が断続的に続き、火口周辺1km以内への立入規制もあり、韓国岳から高千穂河原、高千穂峰に通じる縦走路がしばしば遮断されました。
最近では2010年5月6日に噴火警戒レベルが2に引き上げられ火口周辺規制が継続していました。
それにしても、これほどの大規模噴火を誰が想像したでしょうか。

気象庁が警戒レベルを2から3へ引き上げたのは激しい噴火が始まってから3時間後の18時。
17時前には鹿児島市街地からも高く噴き上がる煙が見え、高速道路の高原~都城は大量の火山灰が降り通行止め、それなのにテレビでは警戒レベルは2のままと言う報道が続き実に不思議でした。
一番ショックを受けたのは気象庁でしょう。

鹿児島市緑ヶ丘町から見えた噴煙 1月26日17時31分 新燃岳から直線で60kmほど


2 霧島へ急ぐ
噴煙は止まることなく上がり続け、気象庁は2500mと発表していますが実際には7500mの高さに達したようです。今回は激しい活動が夕方から翌朝にかけて続いたこともあり、何が起きているのか観測も報道も追いつけなかったように思われます。
霧島の火山活動がこれほど激しくなるのは近年にないことです。入浴、夕食を済ませ撮影機材を確認してコンビニで弁当を買い込み鹿児島市の自宅を19時50分に出発。徹夜を想定し気持ちを落ち着かせながら準備したのですが、翌日帰宅してみるとPCも炬燵も電源を切り忘れ! やはり焦っていたんですね。(笑)

はやる気持ちを押さえながら高速道路を北に走るものの、霧島の方角に火山噴火は見えません。溝辺空港付近からは確かに霧島連山が見えるはずですが・・・。みやまコンセール近くの道路右手には噴火見物でしょうか車が10台ほど駐車していました。

霧島トレッキングマップ 霧島市ホームページから引用 (新燃岳は立入規制が継続中)


3 新湯展望台
えびの方面に通じる道が高千穂河原方面へ分岐する新湯交差点は道路沿いの残雪がカチカチに凍っていました。時刻は21時、大量の降灰のため高千穂河原への道はここで封鎖されています。この時はまだ新湯温泉は営業していたようです。撮影機材を担いで新湯温泉手前の展望台(上の地図では新湯登山口と表示されています。)に向かいます。暗闇に黒々とした新燃岳が見えてきました。

やはり噴石は出ていませんが山鳴りは続いています。新燃岳までは約3km、凶暴に変わり果てた山の姿に愕然としました。中腹に点々と溶岩のような赤いものが見えます。右下の川沿いにある水汲場の先にも何か明かりが見えます。道路工事の標識だろうかと思ったのですが望遠レンズで確認すると山火事のようです。

山麓に赤く見えるのは山火事 右側が中岳方向


ゾッとしました。距離にして500m程度でしょうか、夜なので近くに見えるだけかも知れません。自分が居るここにも噴石が飛んでくるのではないかと怖くなりました。山腹に見えていた赤いものは噴石による山火事でした。ここは道路下から硫黄の噴気が常に出ていて長時間滞在は危険です。道から離れた山沿いの斜面に撮影ポイントを定めました。足下には残雪が固まり、強い北西の風が吹いて気温はマイナス3度。噴火見物の人が時々やって来て、近くで撮影する人の声も聞こえました。

4 最初はほどほどの噴火
22時頃から再び噴火が始まり、強い北西の風に飛ばされて噴石が南東斜面に降り注ぎました。噴煙も量が多くて噴石を隠す勢いでした。新湯展望台からは画面右奥方向に噴石が飛ぶため画像では狭くしか写りません。桜島の噴火と違って断続的に小さな噴石が大量に降り注ぐため、露光時間30秒では斜面が真っ赤に染まり単調な画像になりました。風の影響がなければ火口から飛散する噴石が噴水のように写ったことでしょう。風向きが変わらず小さな噴石が一杯飛ぶだけで、類似画像だらけで23時半頃に噴火は鎮まりました。

強風に流され南東側の中岳方向へ飛散する噴石


風は依然として強くて寒さに震えました。寒いはずです、桜島撮影で着用するヒートテック下着を上下とも着け忘れ。上半身は夏と同じ半袖下着で、ズボン下も着けていませんでした。それほど撮影に熱中していたようです。自分でも滑稽です。(笑)
これ以上撮影を続けても無駄なような気がしましたが、生涯に滅多に訪れない機会です。寒い中ですが撮影準備は万端、もう少し粘ろうと自分を奮い立たせて待ち続けました。

5 大規模噴火
24時頃から再び噴火が始まりました。今度は勢いが強いようです。噴石が大きくなっているように見えますが風向きは変わらず北西のまま。中岳の方まで噴石が飛ぶのが見えます。これも似たような画像のオンパレードですが、貴重な記録になると考えズーム、縦横構図、露光時間、感度、絞りを変えて撮影を続けました。

2時過ぎからは一段と噴火の勢いが激しくなり火口上空に火柱が噴き上げて南東側だけでなく火口の西側にも噴石が飛び始めました。地鳴りや空気振動が続き、噴石が飛んでくるかもという恐怖心もありましたが、一定の激しさで噴火が続き風向きも北西のままでしたから撮影を続けました。

新燃岳火口の西側に飛散する噴石


ついには激しい噴火に圧倒されてどのように活動を記録すればよいかも判らないようになり、いつまで噴火が続くのかマグマは無尽蔵なのかと考えながら呆然と山を見上げて撮影を続けました。噴火活動はさらに激しさを増して、火山雷も光り始めました。
噴煙の量が多いため広い範囲に火山雷が発生しました。30秒程度の露光時間では画面が赤くつぶれるため5秒程度で何カットも撮影を続け、広角レンズも利用して広範囲の火山雷を写し込みました。
月齢22下弦の月が南天にあり、不気味な濃い噴煙を照らし火山雷、噴石が闇を切り裂く異様な光景でした。

南東側に発生した火山雷


6 撮影終了
カメラはニコンD700とD200を持参しましたが山の斜面で足場が悪く、三脚1台にD700主体となりました。
噴火がいつまでも続くのでもう一台のカメラをセットする余裕もなく、結果的に電池消耗の激しいD200を使用しなかったのは正解でした。さすがの激しい噴火も4時40分頃には終息しました。夜明けが始まる中で5時半まで待機しましたが噴火はなく、帰途につきました。道路上には三脚をセットしたカメラマンが3人と見物人数名を見かけました。帰宅後画像をPCに取り込み、3点を地元テレビ局画像ギャラリーに投稿しました。

当時の天気図 気象庁ホームページ「日々の天気図」から引用


7 ネットで見る当日の撮影状況
1月26日朝方からの噴火活動をチェックしていた人や、夕方にいち早く撮影に駆けつけた人々の画像や動画が新聞やyoutubeに出ていました。
鹿児島・宮崎の各地から高く上がる噴煙の様子が記録されています。えびの高原からは韓国岳の背後に大きな噴煙が立ち上る様子が環境省のライブカメラ画像に残っています。

霧島連山を熟知し夜間に韓国岳から撮影した人も多かったようです。あの強い風と寒さの中で大変だったと思います。普段では新湯展望台が最も一般的な撮影位置ですが、後日大浪池から撮影した人もあるようです。風向きは北西でしたが、新燃岳の南側や高千穂牧場付近など、かねて知ったポイントから撮影した人も多いことでしょう。

8 立入規制の拡大
2月1日朝方の大きな爆発では霧島市側で、空気振動によるホテルの窓ガラス破損などの被害が発生しました。また、新湯展望台を越えて噴石が飛散し、山火事が発生しました。警戒していた警察官が雪の固まりで小さな火事を消す様子や、大きな噴石による2mほどのクレーター、周囲の立木がなぎ倒され燃える生々しい映像などが報道されました。

近くに噴石が飛んできて命からがらと言うカメラマンの話も南日本新聞に出ていました。
最初は火口から2km以内が立入規制されていましたが、これが3km程度になり、ついには4kmまで規制されています。これに従って大浪池だけでなく韓国岳も登山禁止となりました。2月15日時点では林田温泉~えびの、新湯~高千穂河原、霧島神宮~高千穂河原の通行止が継続中です。

霧島高原国民休養地から撮影 2011/02/01


9 今後の噴火活動予測
1月26日から27日にかけての大規模な噴火を第一段階とすれば、現在は時々爆発的な噴火を繰り返す第二段階に入っています。1月末に火口内に溶岩ドームがせり上がり雲仙普賢岳の悪夢が頭をよぎりましたが、溶岩は火口内に止まり温度もさめてきて平坦になっています。

このままマグマの供給が止まれば、溶岩は冷却収縮して活動は収束すると思われます。ただし、現在は火口内に溜まった溶岩が鍋に蓋を被せたような形になっています。しばらくは火山ガスが充満して蓋の隙間から爆発を繰り返す状態が続くと予測されています。

新燃岳 斜面の立木は全て焼失しています 撮影 2015/11/10


火口縁の突起が通称「うさぎの耳」です。右の突起は3~4階建ビルに相当する高さです。望遠レンズで見ると斜面には自動車ほどの大きい噴石もあります。

10 立入規制の解除見通し
今回の新燃岳噴火は享保年間の噴火活動と酷似していると言われています。
静まった頃に大噴火を起こすのではないかと恐れられていますが、地震計、傾斜計、航空観測や衛星監視などの態勢が整いつつありますので何らかの予兆はキャッチできると思われます。
霧島連山を愛するカメラマンとしては一日も早い活動の収束と、緑と花の復活を待ち望んでいますが火山活動は長期化が予測されており、当分は規制解除の見通しは立たない状態です。

以上は「新燃岳の噴火撮影記 2011/02/15」でした。

えびの高原 背景左奥が硫黄山 撮影 2015/11/10


霧島連山の中で噴火活動が懸念されているのが、えびの高原の硫黄山です。これまでも地震が発生し、噴気と地温上昇が確認され、気象台は安易に噴気地帯に近づかないよう注意を呼びかけています。

観光地えびの高原のすぐ隣で多くの登山者や観光客の訪れる場所です。生駒高原方面へ通じる道路沿いであり噴火すれば大きな影響があります。なお、今のところ韓国岳登山や不動池観光などは規制されていません。
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鹿児島市に大雪警報 暖冬のつもりが雪景色  2016/01/24 (鹿児島)

2016-01-24 13:48:08 | 天気の話題
1月24日(日)鹿児島市では2011年末以来の本格的な雪景色となりました。

モノクロの世界が広がる 7時17分


昨夜半から降りだした雪は7時過ぎに3センチ程度積っていました。日曜日のため車は少なく、チェーンをつけたバスが走る程度でした。風が弱く気温が低いため積もったようです。

2016/01/24 天気図 以下の気象情報は tenki.jp から引用


雲の状態


アメダス観測値


積雪深は鹿児島だけに記載されています。他の地点では積雪深の観測機器が設置されていないと思われます。地元テレビ局の南日本放送には、薩摩半島だけでなく、大隅半島と種子島でも積雪したとの視聴者情報が寄せられています。

バス通り 歩道に足跡が付く程度の積雪 10時20分


雪道を歩く人 7時20分


暖かさを感じる自動販売機 7時22分


日中も降り続く雪 12時42分


今朝の鹿児島市の最低気温は氷点下1.9度、13時でも0.8度です。朝方通路の雪かきをしたのですが、3時間ほどで元通りに積もっていました。時折強い風が吹き、雪が溶けるような日差しは出そうになく、明朝にかけてまだ積もりそうです。

忙しい月曜日の朝、交通にも大きな影響が出そうで心配です。この寒気が去った後は気温がかなり上がるとの予報もあります。天候不順が続き、インフルエンザも流行しているようです。今が一年で一番寒い時期、どうかご自愛ください。
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年明けも静かな桜島 2016/01/16 (鹿児島)

2016-01-16 18:38:02 | 桜島
大寒を前に鹿児島にも普通の冬が戻ってきました。
雲が多い日が続きましたが、きょうは朝からずっと快晴です。
以下の画像1枚と資料2点は気象庁及び鹿児島地方気象台ホームページから引用しました。

気象庁の桜島観測カメラ画像 2016/01/16 15時 牛根


大隅半島側の垂水市牛根地区に設置された監視カメラ画像です。今の時期には珍しく、雲一つない快晴です。山体左側(南側)上部が昭和火口ですが噴煙は出ていません。

昭和火口活動再開後の桜島噴火回数


2006年6月に活動を再開した昭和火口では、2009年から活発な活動が続きました。昨年8月15日には地震活動が頻発し噴火警戒レベルが4に引き上げられました。

直後に大きな噴火はなく警戒レベルは9月1日には3に、11月25日には2へ引き下げられています。桜島では昨年9月中旬以降は噴火が観測されていません。

桜島の規制範囲図 気象庁 桜島の噴火警戒レベル説明資料から引用 


噴火警戒レベルは2ですが昭和火口及び南岳山頂火口から2km以内への立入りは禁止されています。鹿児島地方気象台のページには桜島などの資料画像「鹿児島火山写真館」があります。航空機からの撮影画像も多数掲載されています。こちらからご覧ください。


桜島安心宣言。 鹿児島市観光サイトから引用


桜島の観光案内図 


桜島ビジターセンターページ
から引用しました。
昨年夏の警戒レベル引き上げの影響で桜島を訪れる観光客が減少しています。噴火のない状態が4ヶ月ほど続いており、鹿児島市では桜島安心宣言を出して観光産業への支援を進めています。

夜明け前の桜島 2016/01/15 NHK7時前のニュース画像


鹿児島市の日の出は7時18分、NHK鹿児島放送局からの画像です。朝日は画面右側の高隈山系に上がります。手前右手は種子島行きのフェリーです。

昨年の桜島 2015/01/23 夕暮れの桜島 牛根から撮影


夜の噴火 2012/01/24 桜島黒神地区から撮影


鹿児島市民にとっては愛憎半ばする桜島ですが、これほど長期間静かだと見慣れた風景が失われたようで何か物足りません。火山灰に悩まされずありがたいのですが、噴火撮影の楽しみがないなどと思い・・・われながら身勝手なものです。

昭和火口の活動再開後も桜島の噴火回数は少ない状態でした。昭和火口の活動は一時的なもので収束しそうな感じでしたが、2009年から活発になりました。

桜島は2万6千年ほど前に姶良カルデラの南縁に誕生したとされています。火山活動の時間軸で考えると4ヶ月などはごく短い期間に過ぎません。

姶良カルデラ地下のマグマ蓄積は大正噴火前のレベル近くまで進んでおり、近い将来大規模な噴火が起きる可能性が高いとされています。鹿児島市民にとって目の前の桜島、ほどほどに穏やかであってほしいものです。
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鹿児島市花野(けの)町内会の鬼火焚き 2016/01/10 (鹿児島)

2016-01-10 23:28:47 | 祭り・伝統行事
連休中日の10日(日)夕方、鹿児島市郊外の花野地区で鬼火焚きが行われました。

今年は少し早めの到着 17時54分(日の入りは17時32分)


昨年は点火寸前に到着し慌てたので、少し早めに歩いて出かけました。私の家から直線距離なら500m程度の近場です。雲の多い空模様で日暮れは早かったものの観客はまだ殆ど来ていませんでした。

ぜんざいと焼酎の準備が進む


手際良くあぶられる小餅


次々に親子連れなどが訪れました 18時17分


田圃の中では町内会の方が焼酎とぜんざいの準備中でした。自家発電機とプロパンガスが用意され、小餅は炭火で手際良く次々にあぶられます。周囲が暗くなると次々に親子連れなどが集まり、ぜんざいを手にする人の列ができました。

18時半頃に点火


大きな炎に包まれる


孟宗竹の櫓は12月下旬に組み上げられ、3週間ほど経過しているため火はすぐに燃え上がりました。

火の周りではしゃぐ子供たち


太い生の孟宗竹が何本も燃えています


長い竹の先で餅を焼く子供たち 18時58分


鬼火焚きは今年一年の健康と子供たちの健やかな成長を願う行事です。県内各地で行われますが、最近では1月7日以外が多いようです。過疎・少子化の進行で最近の鬼火焚きは殆どが大人たちの手で行われます。子供たちが屋外で火を焚くことは、キャンプファイヤーかバーベキュー程度でしょう。

生の太い孟宗竹が燃え盛る内にバーンと大音量で弾け火の粉が飛び散ります。少なからず危険性もありますが、子供たちにとってはふるさと鹿児島での貴重な体験になったことでしょう。昨年の鬼火焚きの様子はこちらからご覧ください。
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ニコン新製品情報が届く デジタル一眼レフ 2016/01/06 (花浄土鹿児島)

2016-01-08 23:15:16 | 日記
仕事始めから間もない1月6日は北朝鮮の核実験報道に驚かされました。
ネット情報を眺めていた13時過ぎ、ニコン一眼レフカメラの新製品情報メールが届きました。画像はいずれもニコンイメージングジャパンから引用したものです。

デジタル一眼レフカメラ D5  

メール情報の一部を引用します。

未知なる光を、捕捉せよ。デジタル一眼レフカメラ「D5」
◇デジタル一眼レフカメラ D5  発売日:2016年3月発売予定

広域・高密度153点AFシステム。約12コマ/秒、最高200コマまでの高速 連続撮影。
驚異的な見やすさを実現したファインダー像。そして、安定した高感度高画質。
高精細4K UHD動画。
新世代のプロフェッショナルモデルD5の革新的なパフォーマンス。(引用終わり)

ニコンデジタル一眼レフカメラの最上位機種です。主にプロ向けで高性能と頑丈さを併せ持つ高額なカメラです。バッテリーを含むボディ重量は約1.4kg、ニコンダイレクトの予約販売価格は75万円です。

値段も高いが、ごつい大きなカメラですから体力も必要です。
大きな望遠レンズをつけると3kg以上にもなり、手軽なカメラではありません。スポーツ撮影には適したカメラで、今年はオリンピックの年だと感じることでした。

夕方のメールで今度はD500の発表



メール情報の一部を引用します。

◆ 高い性能を小型・軽量ボディーに凝縮。デジタル一眼レフカメラ「D500」

「D5」と同等の新世代の153点AFシステムを搭載。
約10コマ/秒※1の高速連続撮影時にも確実に被写体を捕捉します。
また、新画像処理エンジン「EXPEED 5」と新開発のニコンDXフォーマットCMOSセンサーの採用で、静止画、動画ともに常用感度ISO 100~51200の広い感度域で高画質を実現。さらに、プロフェッショナルのニーズに応える4K UHD(3840×2160)動画や、カメラとスマートデバイス※2をシームレスにつなぐアプリ「SnapBridge」にも対応しています。(引用終わり)

D5は高嶺の花、とても手が出ないので眺めるだけでしたが、今度は気持ちを揺るがす新製品情報です。時間差で同じ日に発表されたのは驚きです。

D一桁のプロ向け機材に次ぐ性能で使い勝手も良い実用機種です。こちらはバッテリーを含むボディ重量は約860g、価格.comの最安値店で23万円程度となっています。D700のバッテリーを含むボディ重量は約1.1kgです。

これまで使ってきたデジタルカメラ
これまでカメラはニコン製品を愛用してきました。フィルムカメラは学生時代のnikomatに始まりFM,F100などを使ってきました。

最初のデジタル一眼レフカメラはD100でした。値段が安くなり撮影性能はフィルムカメラに及ばないものの、デジタル撮影に慣れるには適度な入門機でした。当時はフィルムカメラも一緒に持ち歩き、デジタルとフィルムの両方で撮影していました。内部撮像素子にゴミがつきやすく何度もサービスセンターに送り清掃してもらいました。

デジタルカメラに慣れたところでフイルムカメラ使用を終えてD200を追加購入しました。画質が一段と向上しダイヤルの使い勝手も良くなりましたが、電池の保ちが悪いのは欠点でした。内部清掃キットを購入し自宅でゴミ掃除をするようになりました。D200が主力になった頃、D100は画像エンジンが不調になり色合いが悪くなり修理はせず使用終了としました。

DXとFX機種について
ニコンのデジタル一眼レフカメラには、撮像素子の違いで、35mmフィルムのサイズに準じたFXフォーマット(約36×24mm)と、DXフォーマット(約24mm×16mm)があります。
レンズに表記されている焦点距離と実撮影画角の関係は、FXフォーマットのカメラでは35mmフィルムカメラとほぼ同じですが、DXフォーマットのカメラの撮影画角は、レンズに表記されている焦点距離の約1.5倍の焦点距離を持つFXフォーマット対応レンズの、FXフォーマットおよび35mm判での実撮影画角に相当します。(ニコンイメージングから引用)

その後D300も発売されましたがDX機種のため購入を見送り、次に販売されたFX機種のD700を購入しました。フィルム機種と同様のフルサイズ撮影となりDX機種の狭い画角から開放されたのは画期的でした。高感度画質が向上し連写速度も上がり、祭りや桜島撮影ではD200と2台体制で長年重宝しました。2014年7月、D200は長期使用で内部腐食が著しく修理不能となりました。

カメラ2台の撮影スタイルに慣れていたのでD700だけではレンズ交換のたびに不便を感じていました。新たなカメラ購入を予定していた時に発売されたのがD750でした。D750はFX機種で動画撮影も可能ですが、番号自体に不満を覚えるユーザーもあり、接眼部は四角窓で今ひとつ購入意欲が湧かず・・・値下がりを待つうちに今に至りました。

D500は性能が向上し動画撮影も可能ですがDX機種です。最近ではFX機種D700のフルサイズ撮影に慣れてきたのでDX機種との併用に戸惑いそうです。3月発売なのでもう少し悩んでみようと思いますが、心は購入する方に傾いています。不満は出てくるでしょうが、あちこち動き回れる内にカメラを楽しまないと先がありません。(笑)
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あけましておめでとうございます 平成28年丙申 2016/01/01 (鹿児島)

2016-01-01 14:37:39 | 日記
新年明けましておめでとうございます。
鹿児島から花や祭り、吹上浜など季節の便りをお届けしています。
本年もよろしくお願いいたします。

吉野公園の水仙 例年1月下旬から2月にかけて水仙、梅、河津桜が見頃


今朝は霜が降り、身の引き締まる元旦となりました。


以下は今朝撮影した新聞とテレビ画面画像です。2016年お正月の個人的記録として引用掲載しました。

地元紙 南日本新聞 今朝の一面記事


同じく南日本新聞 方言の話題


毎朝の日課として関心を引いた新聞記事を撮影しています。鹿児島県内は一部市街地を除いて過疎化が一段と進行し高齢化が際立っています。10年ほどのうちに消滅する集落もありそうです。

昔からの方言を若い人は殆ど使わず、意味が通じなくなっています。記事によると「おかべ」(豆腐)、「びびんこ」(肩車)、「げんね」(恥ずかしい)などの正答率が特に低くなっています。

若者言葉では特に顕著ですが、多くの人が使うようになった言葉は広まり、使わない言葉は死語となりやがて忘れられていきます。核家族化が進み方言が使われなくなる傾向にありますが、世代間の意思疎通に不可欠な地元の言葉を大切にしてほしいものです。

私の年代では鹿児島の言葉(方言)のことは「鹿児島語」(かごっまご)と呼んでいます。マスコミで「鹿児島弁」と表記していること自体に違和感を覚えます。駅弁でもあるまいに、○○弁という安易な言い方は未だに馴染めません。

今朝のテレビ各局画像 まずはNHK


Eテレ 子供向け番組もお正月版


テレビ朝日 ダイヤモンド富士


フジテレビ


朝のテレビ画面も記録的価値があるのでよく撮影しています。各局で報道姿勢が異なり興味深いものがあります。民間放送は商業広告の合間に番組が流れるため、短時間に人目を引くことに力を入れているようです。

画面に添えられた短い文字で要点を的確に伝えていると感じます。裏返すと各局の姿勢がチラチラと見えます。政府に批判的な評論者を集め日本を貶めるような報道番組もあり、公平中立には見えません。

6時頃から9時頃までテレビ画面を撮影すると300カットほどになり、年間では10万カットを超えます。2台使っていたカメラのうち、D200は昨年までに使いすぎて修理不能となりました。残るD700もこのペースで行くと今年中には総撮影カット数が30万回を超えて寿命が尽きるかもしれません。

お馴染みのフジカラー お正月を写そうCM


ここ10年ほどの間に写真は銀塩フィルム撮影からデジタル撮影に移行し、街から多くの写真屋さんが姿を消しました。かつてはフィルムを売る、現像する、プリントする、それぞれの段階で商売ができていたわけです。

今やすっかり定着した100円ショップは中国製品が大半でしょう。一方では、爆買に訪れる中国人観光客も増えています。

安ければ良いという消費行動は、国内製品の競争力を低下させ、利益率の減少は賃金低迷につながり、回り回って自分たちの首を絞め、中国など海外に頼る経済傾向が見えます。

あれこれ正月早々悩んでも仕方のない事です。
まずは今年一年元気で過ごすことが一番です。ある噺家さんの「健康は命よりも大事ですよ」という言葉を思い出します。

まさにそのとおり、健康寿命が大切です。今年が穏やかな一年となりますようにお祈りします。
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花浄土/鹿児島

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