花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

吹上浜のキス釣り 海藻とフグに悩む 2016/07/26 (鹿児島)

2016-07-27 18:24:56 | 吹上浜
暑中お見舞い申し上げます。
鹿児島も暑いです。26日未明には桜島が久しぶりに爆発、噴煙が上空5000mに達しました。真夏は風が弱く噴煙が高く上がりますが、噴火活動は比較的穏やかな状態です。

海岸清掃後の吹上浜 7月25日(月)午前


海岸に漂着した河川ゴミなどが焼却され砂浜が美しさを取り戻していました。作業に参加された多くの方に感謝です。この日はバッチ網が3組ほど操業しており、運搬船が競い合うように江口漁港との間を休みなく往復していました。

下げ潮時の釣り 7月25日午後


引き潮にかかった真夏の昼下がりです。見える範囲には釣り人もレジャーの人も誰もいませんでした。遠くからも漁船のエンジン音が大きく響いていました。漁船が遠くに去るまではキスの当たりが遠のきました。海中には轟音が伝わって来るのでしょう。

弱い海風 7月25日午後


この日は12時40分頃から2時間程度でキスが27匹。全体に小ぶりで、天ぷらにすると適度な一口ちょっとサイズでした。波打ち際近くに海藻が発生していて仕掛けに絡み、やや釣りにくい状態でした。

翌7月26日の釣果は37匹


26日は10時40分頃から釣りに出て昼食などで2時間程度中断、15時40分頃まで釣りました。フグに仕掛けの枝針を切られ、海藻が前日よりも増えていました。投げるたびに仕掛けに巻き付き、外す手間に悩まされました。

何か所も移動して海藻の少ない場所を探しますが、どこも似たような状態。キスは釣れず、ノリ(海藻)釣りの連続。2時間ほど過ぎ、あきらめかけていたら当たりが来ました。

帯状に漂着した海藻と河川ゴミ 7月26日夕方


フグ対策

仕掛けが切られるのは、二つのパターンのようです。
1 フグが食いつき針を飲み込んで糸を切る
2 仕掛けの糸だけをかみ切る

対策として1の場合は、当たりがあったら道糸を緩めず早めに巻き上げる。他のキスが食いつくまで待つ内にフグが針を飲み込むと切られます。

2は、目立つものが入った仕掛けを使わないことでしょう。金色の針、ビーズ玉には特に被害が大きいようです。26日は全く手ごたえなしに次々と3か所切られました。

フグよりも先にキスが食い付けば仕掛けに被害は出ませんが、キスよりもフグの勢いが勝っている場合は釣り場を変えるしかありません。予備の仕掛けを多く持っておいたほうが良いでしょう。

海藻の巻き付き対策

これは基本的には防げません。砂山から海を観察し赤茶色の海域を避けるしかありません。風が弱い状態が続けば海藻がいつまでも海中にとどまります。厄介なことに海藻は毎日成長します。一度発生するとなかなか消滅しません。沖合から新たに押し寄せることもあり、どうにもお手上げです。

26日は波打ち際から10m程度のごく近場で釣れました。型は小さいですが、ゆっくり道糸を巻き当たりを待つ楽しみがあります。波打ち際は海藻が多いので海藻を巻き込まない場所を探して釣りました。

猛暑に耐える砂山の植物 7月26日夕方


ハマゴウが花を次々に咲かせています。お盆前には黒い実がつきます。蚊取り線香もない昭和30年代には、生枝を燃やし蚊遣りに使っていました。くすぶった煙は漢方薬の匂いがした記憶があります。どこの家庭でも蚊帳を吊って寝ていた懐かしい時代でした。

海藻がなくなるまではキス釣りには不向きな状態が続きそうです。海藻を打ち上げるほど海が荒れることはなさそうですが、南方から急にウネリが到達することもあります。しばらく様子を見たほうが良いかもしれません。

(注)このブログで書いているのは吹上浜日置海岸のことです。吹上浜は南北に長いので、海藻の影響は場所によって変動があると思われます。
コメント (2)
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吹上浜 今シーズン初のキス釣り 2016/07/21 (鹿児島)

2016-07-21 18:45:44 | 吹上浜
夏休みが始まった7月21日(木)、吹上浜に今シーズン初のキス釣りに出かけました。

9時13分 キス網が操業中


吹上浜日置海岸は実家から直線で200mほどです。浜の様子を見に行くとキス網が入っているではありませんか。キス網漁は小型船が岸沿いに300m程度の楕円を描くように網を引きます。砂底を網ですくうためキスの群れが散って、2時間ほどはキスがいなくなります。

先に野菜の収穫


紫陽花に水を与える


野菜畑でキュウリと苦瓜を収穫し、ナスと苦瓜に追肥をしました。
強い日差しで表土が乾燥してきたので野菜と紫陽花にも水を与えました。長雨と日照不足から一転して、強い日差しが照りつけて夏野菜には過酷な状態です。

10時30分 潮が引き始めた浜へ


この夏初めてキス釣りに出たので、やはり忘れ物をしていました。
竿受けを持ってこなかったので、餌の付け替えや魚の取り込みが少し面倒でした。

釣り場を移動しながら探る内に3カ所目で当たりがありました。キス網が操業した範囲内ですが。再びキスが寄ってきたのでしょう。フグもかかり、仕掛けを一部切られました。

12時前から当たりがなくなり切り上げました。9時過ぎに北側にいた釣人はかなりの釣果があったそうです。真夏は暑さが厳しいので、潮時にもよりますが6時前から釣り始めて8時頃には引き上げるのが理想的です。

釣果は19匹


実質釣れていた時間は1時間程度でした。最初は場所探しで当たりなし、最後も当たりなしが20分以上でした。雨による海の濁りがまだ少し残っています。少し海藻が仕掛けに絡み、釣の条件としては今ひとつながら、小気味良い当たりを楽しめました。

14時過ぎ 引潮時の様子


同じく南側の様子


子供達が元気良く浜で遊び、大人の男性も5人ほどいました。釣人もいましたが引き潮時で当たりはないようでした。南側では引潮で砂州が出ていました。

「梅雨明け10日」と言われるほど、この時期は天候が安定しますのでキス釣りに期待が持てそうです。
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夏空が待ち遠しい吹上浜 2016/07/15 (鹿児島)

2016-07-17 17:47:03 | 吹上浜
平年では九州南部の梅雨明けは7月14日ごろです。
今年は太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨空がもう少し続きそうです。

7月17日の天気図 気象庁ホームページから引用


昨年は7月16日に台風11号が四国に上陸、翌17日に九州南部が梅雨明けしています。今年発生した台風はわずか1個ですが、沖縄の南方海上には台風の卵があり油断がなりません。

野菜畑にも長雨が影響

キュウリの葉が落ちる 以下の画像は7月15日(金)撮影


サツマイモの畝を3回補修


断続的な大雨と日照不足で昨年と同様にキュウリの葉が落ちてきました。2本植えたキュウリの左側の株は子蔓、孫蔓の葉が落ちて枯れそうです。右側の株も蔓の伸びが悪くなり実付きが極端に低下しました。

最後に植えつけたサツマイモの畝はマルチシートを掛けていないため、大雨のたびに表土が流れ出しています。画面手前に種蒔きしたオクラは順調に伸びています。

人影のない吹上浜

南側の風景 久しぶりの晴天ですがPM2.5でしょうか視界不良


引き潮時ですが海は濁りウネリが残っています。5月頃までは一様に遠浅でしたが、沖合に砂州ができ始めています。潮時が悪く、波と濁りがあって釣人はいませんでした。

南側の浜辺


所々にウミガメの産卵場所を示す標識が立っています。ウミガメの産卵上陸回数は年々減少しています。狭いところでは満潮時の砂浜の幅が5m程度になっています。海が荒れると砂浜が全部波で洗われるため、産卵地としては最悪の状態です。

台湾方面からの漂着物


中国系ゴミの新規漂着は殆どないようです。飲料水容器の他、蛍光灯や集魚灯の危険物も少しありますが、医療系廃棄物は見かけません。

モーターグライダー 旗の右奥


穏やかな天候でよく見かけるモーターグライダーが飛んでいました。この日は日置市日吉町の大川川口から発着しているようでした。

ソテツの雄花


幼い頃から実家の庭先にありますが、砂地のため生育が遅く高さは1m50センチ程度です。

夕方に咲くオシロイバナ


オニユリは花が終わりかけています。
オシロイバナは16時頃から咲くので「4 o'clock flower」の別名があります。園芸種のような美しいものではなく毎年自生してきます。

川口の防災対策

川口の防災工事前 昼間


流路の変更後 夕方


漂着ゴミの集積


海岸の清掃管理作業に併せて川口の防災工事が進んでいました。大雨で砂山が削られないよう流路を付け替える作業がされていました。

海岸のゴミを集積する重機が来ていました。例年、海の日を前に市民参加の海岸清掃作業が行われています。

キス釣りの条件としては

風向きが南西から南東に変わり、ウネリが収まること。
雨が上がり、海の濁りが消えること。

梅雨明けにならないと期待ができません。真夏の青空が待ち遠しいことです。
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吹上浜 大雨止み真夏近づく 2016/07/01 (鹿児島)

2016-07-02 17:11:33 | 吹上浜
鹿児島では6月19日以来、断続的に大雨が降りました。
7月に入り気温湿度ともに高いものの、天候は次第に回復傾向です。

7月2日12時の天気図 気象庁ホームページから引用


大雨を降らせた梅雨前線は対馬海峡まで北上し、太平洋高気圧が勢力を強めています。この天気図外のフィリピン東方海上には台風の卵があります。

鹿児島の梅雨明けは平年では7月14日です。高気圧の勢力増減と台風の影響次第でしょうが、梅雨明けは近いようです。気象庁では梅雨入り、梅雨明けともに期日を限定せず「○日ごろ梅雨入りしたとみられる」などと慎重な表現をしています。

昔は梅雨明け発表後に大雨が降り、大きな被害が出たこともあります。「戻り梅雨」などと言っていましたが、それでは世間が許さないような社会になりました。

大雨で削られた砂山 以下の画像は7月1日に撮影


海岸に流れ着いた5mほどの杉


一部崩れたシラス崖


1時間に30ミリ程度の雨でも大雨ですが、先日は60から80ミリ降りました。土壌中に水分を含みきれなくなって土砂崩れが起こります。杉が根元から流されてきたのは驚きです。上流部で大雨が降ったのでしょう。

日置市日吉町の潟山地区には江口浜付近と同様の高いシラス崖があり、上部が少し崩れていました。中程の丸い穴は戦時中の防空壕や軍事施設の名残と聞いています。シラス崖にトンネルを掘り米軍の本土上陸に備えたそうです。

こちらは根元が付いた竹


布袋竹(コサンダケ)なら園芸支柱に使えるので植えようと思いましたがキンチクダケのようで残念。

北側には白い雲が立ち上る


湿度が高く積乱雲が発達し雷鳴が聞こえました。阿久根市方面では大雨が降ったそうです。

ウミガメの足跡


産卵のため上陸したものの適当な場所がなく引き返していました。今年は特にウミガメの上陸が少ないようです。砂浜が狭くなり、砂山との間が急傾斜のため産卵できない状態です。

気になっていた中国系ゴミの大量漂着は見られません。広い海を漂っていたペットボトルなどの一部が南西風で吹き寄せられた程度のようです。漂着しているのは河川から流れだした竹や枯木、落葉などの可燃ゴミで、大半は現地で焼却処理されそうです。

小さな川沿いのハマボウ


大きな河川沿いに時々見かけますが小川では珍しいものです。たまたま条件に適合して生き長らえているようです。薩摩川内市と南さつま市には大群落があります。

夏の花 ヒメヒオウギスイセン


この時期は人家周辺や野山で普通に見かけます。鮮やかなオレンジ色の花が人目を引く球根植物です。明治中頃に渡来した外来植物が野生化したものとされています。

大雨で流れた畝の土を上げる


苦瓜(ゴーヤー)の初収穫


雌花を確認してから17日目での収穫です。グリーンカーテンとして全国的に広まりましたが、鹿児島では「にがごい」と呼んでいます。昨年の最盛期には一株から每日5本程度収穫しました。

キュウリは伸び放題


最初は先端部を摘芯していましたが、旺盛な成長に任せていたら苦瓜棚まで届いています。全体的には最盛期を過ぎたようなので新たに苗を植えるか種蒔きをする予定です。

ナニワノイバラを移植


挿木にして移植しないまま2年経過しました。名前のとおり野バラに近い強健なバラです。真夏の乾燥期を前に畑横の花壇に移植しました。数年もすると手に負えないほど茂りそうです。
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