花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

釣りにならない吹上浜 2014/05/27 (鹿児島)

2014-05-28 17:40:46 | 吹上浜
鹿児島の入梅は平年では5月31日頃です。今年は周期的に雨が降り、週間予報では6月2日から曇りや雨マークが並んでいます。

例年ならば釣り人が増え始める時期ですが、今年は海藻の影響が続いています。殆ど釣ができない状態のようです。最近の様子をお伝えします。

5月21日 北西風が強く少し荒れ模様


5月21日 海岸に打ち上げた海藻など


北西風が強く吹き波立ったので海藻が打ちあがってしまうと期待しましたが・・・・海岸近くだけではなく沖合いからも次々に流れてくるのか、その後も海藻の漂着が続いています。

5月25日 小さな川口


雨量が多いときだけ海に流れ込みます。水溜りの上流には昨年の中国ゴミも少し残っていました。

5月25日 貝採りの人たち


鹿児島では「なんげ」と呼んでいる「波貝」を採る人たちがいました。昔はキス釣の餌にしていました。地元では波貝を食べる人は少なく、私も採ることはありません。

安全な砂浜のレジャーで、良い出汁がとれて佃煮にして好む人も増えてきました。無心に貝を探すと量の多少はあっても確実に採れるのも人気なのでしょう。

5月25日 浜昼顔


5月25日 細い赤テープ 海亀保護の区間表示でしょうか?


5月25日 照葉野茨(テリハノイバラ)の白い花


5月27日 浜の様子


5月27日 砂山に自生しているウチワサボテン


5月27日 引潮時


27日に浜に出ると釣人が帰るところでした。投げるたびに仕掛けに海藻が絡んで、全く釣りにならず数回であきらめたそうです。例年ならば毎日しつこく網を入れるキス漁の小船が全くやって来ません。チリメン漁のバッチ網も殆ど見かけません。

砂浜には浜昼顔の種が付き始めています。真夏には厳しい日射しと乾燥にさらされるので、植物にとって梅雨前の今が子孫を残すために忙しい時期でしょう。

海藻の影響がいつまで続くのか見当が付きませんが、そろそろ変わり目ではないでしょうか。今シーズンは一度釣っただけです。海の中では魚が確実に成長しているはずです。そのうち梅雨に入り、南西からの土用波(うねり)で海が荒れる日が続きます。もうしばらくの辛抱です。我慢です。きっと良い日も来ます。
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大名竹(たけのこ)の季節 2014/05/21 (鹿児島)

2014-05-24 10:28:10 | 自然観察
沖縄と奄美地方は梅雨の真っ最中ですが、鹿児島の入梅は平年では5月31日頃です。梅雨明けは7月中旬ですが、梅雨の期間が大名竹(たけのこ)のシーズンです。

大名竹は寒山竹ですが、鹿児島語(鹿児島の方言)では「でもだけ」、「でめだけ」と呼ばれています。本格シーズンを前に5月21日、実家近くの竹林に様子を見に行くと異変が起きていました。

もやしのような細い竹が一杯出ています


鎌の柄よりもずっと細い


左は普通の大きさ 右は細い


鉛筆程度で早くも曲がっています


入梅前で本格シーズンには早いのですが、もやしみたいな細い竹が一杯出ていました。以前は竹林の一部で見られる状態でしたが、今年はあちこちに出現しているから驚きです。こんな「もやし状態」では食べるところもないでしょう。

昨年夏の高温雨不足の影響か、あるいは肥料を少し散布したせいでしょうか? 鎌で細い竹を切り払いましたが、刃先が5ミリほど竹の幹に突き刺さり折れたようです。

普通の竹の子は数本程度でしたが、初物なので長いのも含めて試験的に10本持ち帰りました。

30cm程度のものもあります


根元と先端部をカット


皮をむくと残ったのはわずか


孟宗竹と比べてずっと小さな竹の子です。左側の黄緑部分は硬そうです。量が少ないのでまだ食卓に上がらず冷蔵庫に保存中です。えぐみが殆どなく好まれる食材です。

鹿児島と食文化が似通っている宮崎県のホームページ「みやざきの味と花101」で大名竹が紹介されています。興味のある方はこちらからご覧ください。なお、著者の森松平さんは鹿児島出身の料理人です。

例年どおりたけのこが出るでしょうか?


吹上浜で地引網漁が盛んだったころはイリコ(煮干)作りで小魚を焚き上げる燃料として、大名竹がよく使われました。枯竹は燃えやすく火力も強いので、五右衛門風呂の燃料としても重宝されました。

今や殆ど使われなくなった枯竹が放置状態で竹林の風通しを悪くしています。大名竹は孟宗竹林のように育成しても竹材には不向きで、たけのこも時期が限られ量が少ないため経営的には成り立たないと思われます。

大名竹の生育範囲も海岸部や河川近くなどに限定されています。大名竹のたけのこを出荷している鹿児島県三島村(竹島)など一部を除いて事業的活用はされていないようです。田舎の梅雨時のささやかな楽しみです。
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霧島のミヤマキリシマが見頃です 2014/05/22 (鹿児島・宮崎) 

2014-05-23 14:55:29 | 霧島連山
鹿児島・宮崎の県境に位置する霧島連山でミヤマキリシマが見頃を迎えています。5月22日は霧島連山の南東側にある高千穂河原から北東側に歩いてミヤマキリシマを見てきました。

高千穂河原を訪れる人は高千穂峰登山客と中岳自然散策路への山歩き、駐車場周辺の散策がメインです。これらの登山道や散策路とは別に宮崎県の皇子原に通じる古い道を歩きました。

駐車場利用料金が上がっていました


画面奥の山が高千穂峰に通じる「お鉢」火口の縁


駐車場横のミヤマキリシマ


霧島神宮古宮跡のミヤマキリシマ


白い花のミヤマキリシマ


霧島がにぎわうのはミヤマキリシマの咲く5月下旬から6月初旬です。霧島連山のミヤマキリシマ鑑賞は散策程度なら高千穂河原とえびの高原周辺が手軽です。登山では韓国岳、大浪池、大幡山、高千穂峰などで楽しめます。

現在は新燃岳火口周辺1km以内は立ち入り規制されています。新燃岳、獅子戸岳、中岳への登山はできません。えびの高原と高千穂河原間の霧島縦走もできません。

ミヤマキリシマは高さ1m程度のツツジですが花の色形が微妙に違いがあります。以前は白い花も見かけましたが殆どが盗掘されたようです。高千穂峰登山道途中にある霧島神宮古宮跡の事務所横には白花が植えられています。

高千穂峰へ通じる斜面


アップ画像 右側に登山者が見えます


枯れた黒松と背後は中岳


新燃岳の噴火で降り積もった火山礫


高千穂峰を右に見て、左手には中岳の見える瀬田尾(せたお)付近は火山礫が降り積もってミヤマキリシマも枝先が枯れています。2011年の大噴火から4度目の春、次第に枯れ枝も目立たなくなっていますが、立ち枯れた黒松の細枝が落下し始めています。

この付近は中岳方面に通じる自然散策路のように整備されていません。訪れる人は少なく風の強い日は枯枝落下の危険性が高いと思われます。狭い道を外れると自然林で見通しが利かず、迷いやすいので特に霧や雨の日の単独入山はお勧めできません。

回復が進むミヤマキリシマ


枯枝が少し目立たなくなっています


道沿いのツツジ


ミヤマキリシマはツツジの一種ですが、一般の山で見かけるようなツツジもあります。例年6月初旬にはえびの高原周辺のミヤマキリシマが見頃になり、中旬には韓国岳山頂部で見頃となります。休日には駐車場や登山口は大変混雑しますので早めにお出かけください。昨年5月のミヤマキリシマの様子はこちらのブログ記事をご覧ください。
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からいもを植えました 2014/05/17 (鹿児島)

2014-05-19 16:52:35 | 野菜作り
サツマイモの植付けは鹿児島の方言(鹿児島語)で言えば「かいもうえ」です。鹿児島ではサツマイモのことを、「からいも」または「かいも」と言いますが、今や若い人はあまり使わない言葉でしょう。

昔からある小さな野菜園を借りています。畝を作り植えるまでの様子です。昭和40年代頃までは殆どの家で庭先に野菜を作っていました。今のように四季を問わず野菜がいつでも手に入る時代ではなかったのです。

5月13日 畝立て


5月15日 雨後の様子


5月15日 畝の幅や高さを調整


畑に畝を作ることを「畝立て」と呼んでいます。13日は紐を張って畝が曲がらないよう鍬を動かしましたが、地面の高低も影響してだいぶ曲がっていました。仮に出来上がった畝の上部に山鍬で横一線に溝を作り鶏糞肥料を入れました。

14日の雨で土が流れ出して、畝の高低が見えてきたので畝幅と高さを調整しながら畝を完成させました。この後に昨年使ったマルチシートを被せました。

5月17日 苗の様子


植付けた苗


天気予報で曇りや雨マークが続くことを確認して5月17日夕方に180本ほど植えました。なると金時、紅乙女、安納芋、黄金千貫の4品種です。苗が30本ほど不足しましたが、残った茎が1週間ほどで成長してくると思います。

黄金千貫は主にでんぷんや焼酎原料として生産されていて焼芋用に流通する数は少ないようです。大きく成長しますが形は不格好です。

なると金時は全国的に有名な品種です。スーパーで買ったものが美味しかったので一部を種芋にして植え始めて3年目です。

紅乙女は紅さつまだったような記憶もありますが、よく見かける紅色の細長い青果用甘藷です。

安納芋は今年正月に種子島の方から送って頂いたものを種芋にしました。安納芋は糖度が高くて焼芋で人気があり、鹿児島でも他品種の倍ほどの値がします。種子島の天候と土が栽培に適しているのでしょう。私がこれまで植えてきた安納芋よりも美味しく、形も大きさも焼芋にぴったりでした。

事業規模での植付け風景


事業規模での栽培はトラクターで畝を作り同時にマルチシートを被せるので、きれいなかまぼこ型の畝に黒いシートがしっかり被さっています。シートの厚さは0.03mm、一夏栽培すると太陽光線で劣化しますが翌年も使えるので再利用しています。捨てればゴミ、活かせば資源です。

やはり形が悪い私の畝(笑)


見掛けは悪いのですがシートへの穴あけ作業が省けます。穴あけと植付けは腰をかがめての作業なので手間です。丸い穴あけの器具を使うときれいにくり貫けますが、その分ゴミになるので回収処分が必要です。昨年は古い包丁で切れ目を入れながら植付けました。

イノシシの出没
5月17日に砂浜に出てみるとオレンジ色の服で銃を担いだ猟師の姿がありました。イノシシが出没して農作物に被害が出ており、4月から有害鳥獣駆除を行っているとのことでした。

海岸にイノシシとは驚き


砂浜の足跡


この日は猟友会から6人ほど出て、猟犬と無線なども使って海岸近くの竹薮や林までイノシシの跡を追っていました。成果が上がったのかは不明です。

画像の足跡は左から猟犬、イノシシ、猟師のものです。イノシシの大きさは30kg程度だろうとのこと。昨年か一昨年、この足跡を野菜園で見たことがあります。そのときは周囲の人はイノシシは見たことがないとのことでした。やはりイノシシだったんです。

ジャガイモの食害もあると聞きました。過疎化も一因でしょうが、まさか海岸にまでイノシシが出るとは困ったものです。吹上町方面では海亀の卵にも食害が出ているようです。今月末のジャガイモ収穫まで無事なら良いのですが気がかりです。
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小雨の中で 東郷平八郎記念日式典 2014/05/18 (鹿児島)

2014-05-18 21:52:43 | 日記
5月18日10時半から鹿児島市清水町の多賀山公園で東郷平八郎記念式典が開催されました。桜島を東に、鹿児島港を見渡す小高い位置に東郷墓地があります。

墓前の献花


新緑の濃くなる季節


南側に見える鹿児島港


24時間運行の桜島フェリーは約15分で鹿児島市街地と桜島を結んでいます。手前の緑地は石橋記念公園です。昨年6月に人気者の「くまモン」が来たときの記事はこちらです。

東郷平八郎銅像


艦橋を模したといわれる銅像への狭い急階段


10時32分 海上自衛隊鹿屋基地P-3C 1機の表敬飛行


軍艦旗掲揚 右側はZ旗


鹿屋基地隊員による儀仗隊


国家斉唱に続いて海上自衛隊参拝


左手が参加者席


列席の政治家を代表して尾辻参議院議員(右から3人目)が挨拶


佐世保基地から参加した海上自衛隊音楽隊




日本海海戦の歌を斉唱した後、薬丸自顕流の演武奉納がありました。こちらに画像を掲載しています。11時46分頃から音楽隊により軍艦マーチ、海ゆかば、ふるさとなどが演奏されました。

式典の締めくくりは軍艦旗降下です。音楽隊によりラッパ譜「君が代」が演奏されました。



12時05分


5月27日は旧海軍の日本海海戦勝利を記念する「海軍記念日」でした。戦後も東郷墓地では記念式典が開催されてきましたが、最近では5月27日の前後で式典が開催されています。

雨に降られることが多く今年も小雨模様でした。それでも傘がいらない程度で式典は厳粛に行われました。集団的自衛権の検討が大きな政治課題になっていますが、平和を口に唱えるだけでは目の前に迫った国難には対応できません。ベトナムの例を見るまでもなく中国は勢力拡大を図っており東シナ海南部では領海侵犯が常習化しています。国を守るとはどういうことか真剣に向き合うときです。

<追記 2014/05/19>
東郷墓地の選定や埋葬の様子など詳細に記述したページがありました。鹿児島の昔の事柄が多く記載されています。興味のある方はこちらからご覧ください。
鹿児島ぶら歩き ・東郷平八郎死す
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薬丸自顕流顕彰会の奉納演武 2014/05/18 東郷平八郎記念日 (鹿児島)

2014-05-18 17:01:45 | 日記
小雨模様の5月18日、鹿児島市清水町の多賀山「東郷墓地」で「東郷平八郎記念日」式典が開催されました。海上自衛隊参拝、列席者献花などに続き薬丸自顕流顕彰会による演武奉納がありました。

11時半から15分ほど奉納された気魄あふれる演武には終始圧倒されました。順を追ってご覧ください。

演武会場は東郷墓地 東に見える桜島


式典参加者席側から 画面外右上に東郷銅像があります


続け打ち










抜き


真剣による演武


打廻りと長棒




















演武の説明があったのですが、撮影に夢中になり記事に書けないのは残念です。さすがは「明治維新を叩きあげた剣」です。渾身の激しい演武を見せていただきありがとうございました。
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吹上浜のキス釣り シーズン開幕 2014/05/10 (鹿児島)

2014-05-11 16:08:35 | 吹上浜
最高気温が25度を超えるようになり初夏を感じます。吹上浜のキス釣りシーズン開幕です。5月9日は近くの砂丘に祭られた恵比寿さんに手を合わせて、わずかな範囲ですが海岸を掃除しました。





今年は例年になく大量に褐色の海藻が発生し、海岸に漂い砂浜にも貼り付いています。次の3枚は5月2日の海岸の様子です。

模様を描くように砂浜に漂着


トビの羽と海藻


引潮時に厚さ2cmほど漂着


鹿児島県の情報によると沿岸部だけでなく甑島周辺まで海藻の発生が確認されています。例年では海岸近くに見かけても半月ほどで砂浜に打ち上がり解消しますが、今年は異常に繁殖しているようです。量の多少を繰り返して今も海岸近くに漂っています。沖合いから次々と押し寄せるとすれば当分はこの状態が続きそうです。

鹿児島県の発表している情報です。(一部を引用します)
***粘質状浮遊物等に関する情報(第1報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年4月11日

1 粘質状浮遊物の分布状況
4月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸~南岸海域を中心に分布していることが確認されました。

2 粘質状浮遊物の原因プランクトン
今回採集された粘質状浮遊物からは,珪藻類のタラシオシラ属プランクトンが確認されました。よって,今回の粘質状浮遊物は,昨年,一昨年と同様,本種が産生する粘質物質が原因と考えられます。

◇◎ 吹上浜沿岸の褐藻の大量発生
関係漁協からの聞き取り及び現地調査を行ったところ,3月下旬頃から吹上浜沿岸に褐藻のシオミドロ類の海藻(綿状)が大量発生し,操業に支障をきたしていることが確認されています。
(引用終わり)

5月7日 漂着して砂浜に貼り付いた様子


海藻の影響が少なくなった5月10日に今年初のキス釣に行きました。実家から海岸までは歩いて3分程度です。砂丘と竹林があって直接海は見えませんが、波音や風音で砂浜の様子がわかります。

気楽な釣りなので道具もシンプルです。発泡スチロールの道具箱と簡単なクーラー、釣竿にはリールと道糸、錘も付けたままです。針などの仕掛けは移動に危険なので付け外しをします。ズボンや指先に針が刺さると針先の返しがありなかなか外せません。

まだ釣り人は少ない


よく見かけるモーターグライダーの鳥人


肝心のキスはご覧のとおり、まず店では見当たらないほど小さなものでキビナゴのLLサイズ程度。いわゆるピンギスですが、秋には倍ほどまで成長します。錆びの浮き出した包丁を砥石で軽くこすり捌きました。

重なって姿が見えないほど小さい


半年ぶりの包丁捌き


手間はかかるが 天ぷらでは食べやすい一口サイズ


シーズン始めはサイズが小さくて釣り人も少なく、本格シーズンは7月からです。吹上浜は外海のため夏場は台風や土用波の影響を強く受けます。今年は大量の海藻に阻まれてキス網漁の船はまだ見かけません。

魚を捌き終わって再び浜に出てみると釣り人が来ていました。串木野、市来方面はさらに海藻の量が多いそうです。大き目のキスは3年ギスのようでした。朝方は南東だった風向きが南西から西、午後は北西に変わっていました。海藻が何度も道糸に絡みつき釣り人は場所を移動して行きました。







この日はブヨのような小さな虫が首筋にまとわりつき何箇所も噛まれました。1週間ほども痒みが残り厄介です。次の釣りは魚の成長を待ってもう少し先にします。雨が降ればカライモの植え付けも予定しています。その前に畝も作らなくてはならず、しばらくは小魚釣りよりも畑作業が優先です。ちょっとした半農半漁気分です。(笑)

<追記 2014/05/20>
吹上浜沿岸に影響している海藻の状況について、鹿児島県から第2報が出ています。一部を引用します。

***粘質状浮遊物等に関する情報(第2報)***
鹿児島県水産技術開発センター平成26年5月12日

1 粘質状浮遊物の分布状況
5月7日~10日にかけて,当所調査船くろしおが沖合定線調査に併せ,粘質状浮遊物の分布調査を行いました。プランクトン採集ネットへの付着状況から,本県の薩摩半島西岸及び南岸海域の3定点で確認されました。確認された範囲は,4月の調査時と比べ狭くなっていました。
(引用終わり)

5月17日の吹上浜日置海岸 引潮時に漂着した海藻


海藻の量は一時期よりもずっと少ないですが残っています。17日朝方の満潮時は、キス釣仕掛けに絡んで全く釣りにならなかったようです。もうしばらく影響が続くと思われます。
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実生つるバラ サラバンドが咲きました 2014/05/08 (鹿児島)

2014-05-08 18:19:49 | 
昨年春先に種を蒔き育てた苗から開花しました。

うまく育てれば発芽した年には開花するようですが、管理不十分で真夏を乗り切って冬を越したのは2割程度でした。生き残った7本のうち2本が開花しました。

親株と同様の花


もうひとつは色合いが少し違います


親木は今年もいっぱい花を付けています


サラバンドは強健で花が咲いている期間が10日間ほどもあり、見飽きるほど丈夫なつるバラです。半ば放置しておいてもきれいな花を咲かせてくれますので、私に向いています。肥料を何度も与えたのが良かったか、昨年の倍以上花が咲いています。

多いところでは茎先から4輪も咲いています。根元からは太い新芽が勢いよく伸びだしています。同じバラの種ですが種の房(ローズヒップ)ごとに違いがあったのか、ひとつは少し変わった色合いの花です。

挿し木や接木では親木と同じ性質が現れますが、種の場合は別なバラの花粉を受け継いで性質が異なることもあるようです。他の苗はどうなるのか興味深いところです。

次は今年1月27日に種蒔きしたつるバラです。品種名はバレリーナだと思います。サラバンドに比べると半分ほどの可憐な花ですが、茎一杯に房状に花がついてきれいです。

後から発芽したものもあり苗床は混雑


苗床が込み合って成長が遅れているので、小鉢や畑に植え替える予定です。ラベルと比較すると実に小さな数ミリの苗です。これから真夏を乗り切って、いくらかでも育ってくれるとうれしいところです。

昨年5月のバレリーナ


今は日射しも真夏ほど強烈でなく、雨も周期的に降るので2日おきの水遣りでも大丈夫です。真夏までにしっかり成長してくれると良いのですが・・・・・昨年はバッタに食われたのを気にして薬剤散布で新芽を傷めて枯らし、水切れでダメになったものも・・・・・さて、今年はどうでしょうか。
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夏が近づく吹上浜 2014/05/06 (鹿児島)

2014-05-06 15:35:43 | 吹上浜
今年の立夏は5月5日でした。吹上浜には南西の風が入り始めて、季節は次第に夏へと移っていきます。

昨年のような中国ゴミの大量漂着があるのでしょうか。2月からの定点画像などをご覧ください。風向きを見るために立てた流木などが冬を乗り切りました。

2014/02/12


2014/02/20


2014/03/06


2014/03/15


2014/03/22


2014/03/31


3月に入り冬枯れの砂丘に少しずつ緑が戻ってきました。冬は北西の季節風が続き海岸の砂が陸地側に移動し、砂浜が少しずつ減少している気がします。

竹の先には上側に発泡スチロール、下にはビニル片をくくりつけてあります。スチロールは少し重さがあるため、風が少し強くなると横にたなびきます。

2014/04/07


2014/04/16


2014/04/23


4月になると大陸からの汚染物質PM2.5の影響でしょうか、見晴らしの悪い日が多くなりました。砂山にはコウボウムギが穂を伸ばしています。

2014/04/30 昼前


2014/04/30 午後


2014/04/30 引潮時に漂着したヒジキ


昼前にはなかったヒジキが南西風に乗って多数漂着していました。沖合いの岩礁地帯から流れ着いたのでしょうか。南北1kmほどの範囲にずっとありました。

2014/05/02


2014/05/02 大量に漂着した藻


2014/05/02 砂山には浜昼顔


2014/05/02 今年も来ました中国ゴミ


貝が付着した中国ゴミがところどころに漂着していました。生きた貝が付着していることで砂浜に昨年夏から埋もれていたゴミとの区別が付きます。中国ゴミと思われるものは、まだ数は少なくこまめに探さないと判らない程度です。

厄介なのは茶色の藻です。波で打ちあがるものよりも、沖合いから運ばれてくるものが多い感じです。これがある限り、魚釣りもキス網もお手上げです。外海ならではの風景ですが、魚釣りや漁ができない日があることで魚資源保護には役立っているようです。

5月はキス釣りシーズンが始まる頃ですが、これほどに藻が漂っていると少し先になりそうです。
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霧島の春 カメラ散歩 2014/05/03 (宮崎・鹿児島)

2014-05-06 09:10:42 | 霧島連山
今年の大型連休後半スタートの5月3日、霧島方面のカメラ散歩です。湧水町魚野に立ち寄って、白鳥経由でえびの高原へ向いました。ノカイドウの記事はこちらです。

PM2.5の影響でしょうか 霞んだ夜明け(左下は川内川)




雲海など全くなく単に見晴らしの悪い朝で霧島連山は見えませんでした。画面外右側に「緊急ヘリ離発着場」の看板が新しくできていました。霧の深い朝、平野部に着陸できないときも、ここなら大丈夫なのでしょう。画面内の看板は霧島連山と雲海を説明したものです。

白鳥神社道路沿いの楓大木


道沿いの三つ葉ツツジ


キリシマミズキ


えびの高原でノカイドウを撮影後に小林方面に進むと山桜に出会いました。新緑の木々と山桜の取り合わせが爽やかです。平地ではとっくに終わった桜に再び出会えて得したような気持ちです。楓などの新緑が鮮やかでした。











鹿児島方面への帰り道、10時頃のえびの高原はどこも車がぎっしりあふれていました。えびの高原ホテル跡地も500円駐車場の準備中でした。大浪池登山口付近も車が一杯で近くの路側に車を止める人が多く見られました。

霧島いわさきホテル(旧林田温泉)を過ぎると道路右手に硫黄谷噴気地帯があります。噴気中には有毒物質が含まれているため、この付近に長時間留まることは危険です。幸い(皮肉にも?)広い駐車スペースがあるので久しぶりに立ち寄りました。

危険を知らせる看板


道路西側の噴気地帯


噴気の横にツツジが咲いています


山藤


庭園跡に残ったようなツツジ


まだ藪椿も咲いていました


林の中には露天風呂もあります(右中ほど)


前回は5年ほど前に訪れましたが、風向きが悪く有毒ガスを吸い込んだためか頭痛がひどくて半日以上も悩まされました。この日はそれほどのことはなかったのですが長居は無用(危険)な場所です。ツツジは酸性土壌に強いと言われていますが、立木が枯れる有毒ガス噴気地帯に咲くとは驚きです。

道路横の噴気は珍しいので撮影する人も見かけますが短時間で切り上げるのが無難です。今月中旬にはミヤマキリシマが見頃を迎え、6月中旬にかけて霧島はさらに賑わいを増します。

10時半過ぎ霧島を後にすると、山をめざす対向車がひっきりなしに続いていました。もう駐車場は一杯ですよと教えてあげたくなりました。11時過ぎの高速道路は鹿児島入りする県外ナンバー車が9割方、いずれも先を急ぎ通勤時間帯並みの通行量でした。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。