花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

曇り空 津貫豊祭太鼓踊り 2019/10/27 (鹿児島)

2019-10-28 15:57:28 | 祭り・伝統行事
10月27日(日)南さつま市加世田津貫の太鼓踊りに出かけました。
天御中主(あめのみなかぬし)神社に津貫豊祭(つぬきほぜ)太鼓踊りが奉納されました。

さらしを締め上げて太鼓を固定 以下の画像は10月27日に撮影


いよいよ踊り本番 頑張れよ


こちらは余裕のベテラン


祭りは毎年10月27日に奉納されます。今年は日曜日で観客が多め。干河(ひご)、中間(なかま)の2団体が踊りました。6年ぶりに訪れましたが、曇り空で明暗差の少ない撮影条件でした。カメラマンも多めでしたが、顔触れは大半が入れ替わり、小型脚立利用者も目立ちました。

踊りは予定通り10時20分に開始。最初に踊り手が輪になって鉦に合わせて太鼓を打ち、掛け声勇ましい場面がありました。「ミッキ」と呼ばれる他の太鼓踊りには見られない独特のものです。奉納踊りを前に機運を盛り上げます。多くのカメラが取り囲みましたが・・・・・私は動画記録操作に失敗、残念。

丸く輪になって踊る


動きは大きいが太鼓は殆ど叩かない


2013年の記録を振り返ると、こまめに動いていろんな場面を写しているようです。今回は動画記録を主にして一脚を使いました。三脚よりも軽いので移動しやすいものの、三脚のように横に置けません。脇に抱えているので、右手だけでもう一台のカメラを操作しにくいのは仕方ないところ。

午前中の奉納である前庭(まえにわ)が終了


太鼓と背飾りを整頓


これから昼食 後庭(あとにわ)は12時10分開始予定


今回は昨日の農作業疲れが残っていて、前庭終了で撮影を切り上げました。境内に敷かれたシート上で昼食が始まるところです。懐かしい村祭りの趣を残す光景を見ていると、幼い頃が思い出され感慨深いものがありました。

2013年に撮影した津貫豊祭りについては、こちらからご覧ください。
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妙円寺詣りの日 唐芋を掘る 2019/10/26 (鹿児島)

2019-10-27 19:02:30 | 野菜作り
10月26日(土)日置市伊集院町では妙円寺詣りイベントが開催中でした。
同市役所前に立ち寄り、その後日置で唐芋(さつまいも)を収穫しました。

戦国島津ゆかりの地 島津義弘公没後400年記念事業


薩摩日置鉄砲隊の火縄銃演武 後ろは日置市役所


チャンバラ合戦 中庭で開催 スポンジ刀を使う


市役所横では島津義弘公没後400年記念事業として、火縄銃の発射演武と小学生たちが多く参加するチャンバラ合戦がありました。

午後には徳重神社境内で各地の太鼓踊りなどが奉納されます。義弘公没後400年で今年は特に多くの参詣者と観客で混雑すると予想し、農作業を優先しました。

大根が順調に成長


23日の雨は20ミリ程度でしたが10月2日以来の雨らしい雨でした。畑全体に潤いが戻り、大根の本葉が3~4枚ほど開き始めていました。しばらく様子を見て徐々に間引く予定です。

雑草が茂り放題


雨不足も全く影響なく茂り、まるで草藪。畑の中まで茅が侵入しており放置できない状態でした。この際と頑張って鍬で耕すようにして雑草を取り除きました。

ツワブキを5株ほど植えこむ


想像以上に生い茂り、茅の根が何本も広がり始めていて一輪車で2回分もの量でした。せっかくきれいになったのでツワブキを植えこみました。身近に自生し初冬の黄色い花がきれいです。春には食用に若い茎を採取する人も多い山菜です。

唐芋はまずまずの収穫


大きくなりすぎた芋


もらった芋から苗を育てたもので、品種名はコガネマサリではないかと思います。焼酎製造の原料となる黄金千貫を品種改良したものと思われます。

原料用なのでかなり大きく成長した芋もあります。食用としては流通していません。水気が少なく粉っぽく甘みが少ないため、食用には不向きな感じですが私は好きです。食用では紅系の甘くてホクホク、甘くてネットリした芋が好まれるようです。

跡地に苦土石灰を散布


実エンドウとおたふく豆(ソラマメ)を栽培するため、苦土石灰を散布して軽く耕しました。来月初めには鶏糞肥料と化成肥料を施して畝を作る予定です。

熟して鳥の好物に


熟して渋みが抜けるのを待ったように鳥が啄んでいます。ここ数年は愛媛県産の愛宕柿を買い込んで軒先で干柿作りをしています。来月中旬頃に出回り始めるが楽しみです。
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雨予報 鹿児島市郊外の秋桜 2019/10/23 (鹿児島)

2019-10-23 16:51:59 | 
10月23日(水)鹿児島市犬迫町の都市農業センターに出かけました。
鹿児島市郊外で手軽にコスモスが楽しめる憩いの場です。

6時23分 朝焼けは期待外れ 以下の画像は10月23日に撮影


予報は曇りのち雨、雲が厚くわずかに朝焼けも見えましたが朝日は顔を出しませんでした。画面奥の桜島は連日噴煙を上げています。今朝は7時56分に爆発し、噴煙は火口上空2300mに達しました。噴火活動としては平常運転です。

まだ花が多いカンナ


四季の花園 コスモスは3区分


A区画は7分咲き程度、B、C区画は開花ピークを少し過ぎて花殻が目につきます。最近雨が少ないものの生育は例年並みでした。今年はコスモス花園内に通路がなく花園内に入れません。きれいな花に近づけず周囲から全体的に写すしかなく、撮影条件はよくありませんでした。

曇り空でやや暗め


伐採された大きなシンボルツリー


3本の中で一番大きな木が根元から伐採されていました。昨年秋に大枝が枯れ始めていたので、安全確保のため伐採したのでしょう。横から小さな枝が40センチほど伸び出していて、やがては木陰が復活するかもしれません。

A区画の様子 平日のため朝から訪れる人はわずか


C区画 列状に花が並ぶ 雨予報、早朝から草刈機の音が響く


所々に咲いているヒマワリ


色とりどりのB区画


ズームレンズを動かして撮影


雲の切れ間がなく今にも降り出しそうな感じでした。薄日程度は差し込むと期待していましたがダメでした。雨が降ればかなりの花が散るでしょうから、その前に撮影できただけでも良しとしましょう。
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川辺の秋 下山田東区太鼓踊り 2019/10/19 (鹿児島)

2019-10-20 14:27:16 | 祭り・伝統行事
10月19日(土)今年は下山田東区太鼓踊り保存会が奉納しました。

竹屋神社境内での奉納 南九州市川辺町勝目地区


踊りの世話人


8時に鉦が鳴り始めました・・・今年も遅刻して残念・・・境内に行き着いたときには最初の踊りが終わっていました。雲は多めながらも雨は降らず幸いでした。

竹屋神社は木立から朝日が差し込んで明暗差が大きいところです。この日は曇りでカメラマンは少なめ、撮影しやすい光の状態でした。

太鼓踊りについて鹿児島県ホームページから引用して紹介します。

勝目地区の太鼓踊りは,上山田・中山田・下山田の3地区4団体で構成されています。4年に1度交代で,竹屋神社の豊祭(ホゼマツイ)に奉納されるため,「ホゼオドイ」とも言われます。勝目地区の太鼓踊りは,慶長年間の朝鮮出兵に従軍した際に,それぞれ「出陣」(上山田),「凱旋」(中山田),「帰陣」(下山田2団体)の様子を踊ったと伝えられています。

 「中入り」(鉦と小太鼓)という花笠と振袖を着用した4人を中心に,脇太鼓(ワッデコ)が囲むようにして踊られます。脇太鼓は,浴衣に博多帯,サラシの鉢巻で,上山田と下山田では背中に武具(ナギナタ)を背負います。中山田は,凱旋の踊りのため,武具を背負っていません。

また,下山田の武具は激戦のため刃こぼれした様子を表現しています。踊りの隊形も4団体とも若干異なっていますが,3集落で1組の踊りとなっています。下山田東区、下山田西区、中山田、上山田に保存会があり、一年交代で踊りを奉納しています。(引用終わり)

太鼓踊りの巡回行路図


東研修館を拠点にして7時過ぎから22時前まで勝目地区内の公民館や事業所などをこまめに巡回して踊ります。

踊りの巡回先は駐車スペースも踊りの場も狭いところが大半です。踊り一行の行動を邪魔しないよう、君野公民館と永勝寺で撮影させてもらいました。

君野公民館 小学生の俳句


永勝寺(真宗大谷派)境内



高田命水などを巡る

掛け干し風景 竹屋神社近く


早くもツワブキの花 高田命水の駐車場横の清流


水引草 高田石切場近く


金木犀の花盛り 君野地区


アメリカ芙蓉 永勝寺近く


昨年は10月19日に訪れたものの、祭り日程が翌日にずれていて撮影できませんでした。その際に廻った高田命水周辺に今年も立ち寄りました。命水駐車場横の作業小屋は撤去され、高田石切場跡では電気工事が進んでいるようでした。

高田磨崖仏では一本だけ彼岸花が残っていました。命水汲み場には次々と水汲みの人がやってきました。ここは地元の人々が大切に管理し、駐車場、トイレ、そうめん流し場もありました。口当たりまろやかな水が豊富で、鹿児島市に近ければ多くの車が押し寄せそうな場所です。

帰り道、日置に立ち寄る

八重咲の芙蓉


大根に水を掛ける


10月10日に種蒔きした大根が発芽し双葉が少し広がったところでした。全く雨が降らないため一部は萎れかかっていましたが、水を掛けると双葉に勢いが戻ってきました。

八重咲の芙蓉が咲き始めていました。この夏から一切水を掛けていませんがきれいな花です。週間予報では全く雨マークがありません。数日おきに水掛に通わないと大根の成長は望めそうにありません。
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大根発芽 紫山芋は旺盛に茂る 2019/10/15 (鹿児島)

2019-10-18 15:53:23 | 野菜作り
10月15日(火)、10日に種蒔きした大根の様子を見に行きました。
鹿児島は台風19号の影響は殆どなく雨は期待外れでした。

フジテレビ めざましテレビ 10月15日 朝のニュース


台風19号は東日本に大きな被害をもたらしました。気象庁は台風19号に名称を定める方向で検討しており、1977年の「沖永良部(おきのえらぶ)台風」以来42年ぶりとのこと。

ハギビス台風でも良さそうですが、広範囲に大雨被害が出ているので東日本豪雨台風とでも名付けるのでしょうか。ハギビス(Hagibis)は、フィリピンが提案した名称で、「すばやい」という意味の言葉が由来となっています。

波静かな吹上浜日置海岸 以下の画像は10月15日に撮影


沖合にはチリメン漁のバッチ網船団が3組ほど出ていました。台風19号では強風は吹かず、高波による砂浜浸食はありませんでした。穏やかな海ですがキス釣りは不調なようで釣り人の姿は全く見当たりませんでした。

Sさんの情報では150mほどの遠投で釣果を上げている釣り人がいたとのこと。もはや昔のキス釣りではなく、高価な釣具を駆使するスポーツ競技になってしまったようです。

浸食から回復に向かう砂山


昨年までに砂山の高さ2mほどが高波で浸食されましたが、今年は波がこの付近まで届いていません。斜面から植物が下に根を伸ばし緑が広がり始めました。冬場に砂が吹き寄せると少しずつ元の状態に戻ることでしょう。

青空に映える酔芙蓉


色付いて萎んだ前日の花と、今日咲いた白い花との対比がきれいでした。名の通り日差しを浴びるうちに酔顔のように色付く一日花です。

イヌマキの枝を剪定


生育条件は悪いはずですが毎年よく枝葉が伸びます。この時期に剪定しても年内にまた伸びそうですが、先送りするよりも今片付けようと着手。実家西側の斜面には竹が伸び、榎も茂っていたのでこの際一緒に藪払いをしました。

高枝ハサミは腕を伸ばしての作業で、普段使わない背中の筋肉痛に悩まされます。真夏のような大汗は出ませんが目に汗が流れ込んできました。手入れをしなければ一年もせずに元の竹林や林に戻りそうです。年を重ねて作業に負担を感じるようになりました。

大根は9割以上が発芽


水を何度も掛けて10日に種蒔きしました。土が乾燥したのか端の方はまだ発芽していません。再度水を掛けて成長を待ちますが、周辺の土は乾いたままで空気も乾燥しています。自然の雨に勝るものはありません。

唐芋(さつまいも)にも生気がない


今年は虫がついて葉に小さな穴が開き、雨不足で生気がありません。手前の自然に発芽した百日草は全く水も掛けていませんが元気です。

百日草


蛾のような蝶のような


花を写していると蛾のようなものが飛んできました。口元から細長いストローのようなものを伸ばして蜜を吸っています。ネットで類似画像を探すとスズメガの一種、ヒメクロホウジャクのように見えます。

生命力の強い紫山芋


紫山芋は7月に少し追肥をしただけで水も掛けていませんが、相変わらず旺盛に茂っています。長い蔓の途中には何個もムカゴが付いて、大きいものではビワほどに成長しています。ムカゴを成長させると地中の芋が太らないとも言われます。

1年目 蔓に付いたムカゴを収穫保管

2年目 ムカゴを植えると発芽して地中で2倍ほどの芋に成長するが、食用にならない小さなサイズ

3年目 その芋を次の春に植えると秋には食用サイズに成長するらしい・・・かなり気長な話

30センチほどの芋を保管後、春先に輪切りして発芽させて苗にした方が成長は早いです。発芽発根のための養分が地上部に付くムカゴよりも、地中の芋の方が多いためではないかと推測しています。


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台風を免れる 大根種蒔き 2019/10/10 (鹿児島)

2019-10-11 14:59:48 | 野菜作り
10月10日(木)昭和生まれには今も体育の日と感じられます。
日置に出かけ草刈に汗を流した後、大根の種を蒔きました。

波静かな吹上浜日置海岸 以下の画像は10月10日撮影


川の北側 砂紋が美しい


弱い東寄りの風が吹き海は穏やかで、串木野方面上空には桜島からの薄い火山灰の帯が伸びていました。10月8日に北寄りの風が少し強めに吹き、一気に気温が下がりました。海岸部ではかなり強めに吹いたようで美しい砂模様が現れていました。雨が降ると砂が動きにくくきれいな模様が出ません。

草刈に汗を流す


後片付けでスッキリ


空気が乾燥して真夏よりは楽ですが、顔面防護用のネットと防護面を付けると汗が流れました。草刈作業中は両手がふさがるので作業中の写真はありません。3ミリのナイロンコードを高速回転させて草を刈り取ります。

ススキや茅のような固めの草は切れにくいのが難点ですが、回転刃のような危険性は少なく石や木に当たっても反動はわずかで使いやすいです。長い蔓や紐、ナイロン糸などが回転部に幾重にも絡みつくと回転が止まるので注意が必要です。

大根の種蒔き 7か所×5列 35か所


一か所に5粒 種位置がずれないよう注意して土を1センチほどかける


事前に準備していた畝幅は50センチでしたが昨年と同様に70センチに広げました。2条で植えると50センチでは狭く管理がしにくいと感じました。表面の土が乾燥していたので水を何度も撒いてから植穴を30センチ間隔に設定し、一か所に5粒ずつ種を軽く押し込みました。

大根栽培に慣れた方はこのような面倒なことはせず、軽く土に筋を引いて種を少しずつばら蒔きます。数回の間引後に一か所当たり一本を残します。間引いた大根葉は食用になり無駄にならないので、種を適当に蒔いても構わないわけです。

秋の夕暮れは早い


長く花を咲かせる百日草


一部が色付いた柿の葉


秋の日は釣瓶落としとはよく言ったもので、海岸部ではありますが日が傾くと薄暗くなります。斜めからの光に浮き上がった花にカメラを向けてみました。庭先の柿の葉も一部で色づき味わい深い色合いです。

夕日は甑島の南側に沈む


やや視界が悪く甑島は見えませんでした。午後のひと時に吹いた海風は止んで海は静けさを取り戻していました。台風19号は関東方面に接近するとの予想。鹿児島はこのところ雨が降らず大根発芽後もしばらく水管理が続きそうです。
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稔りの秋 さつま町船木豊年踊り 2019/10/06(鹿児島)

2019-10-07 17:10:45 | 祭り・伝統行事
10月6日(日)さつま町船木地区の豊年踊りに出かけました。
旧宮之城町の船木地区で3年に一度開催されています。

10月6日 NHK朝のニュース


社会情勢は変化が早く、令和元年10月の世情はどうだったのか振り返るときに大切な情報です。皆で支える公共放送NHKをぶっ壊してはいけません。

町を見下ろす丘に建つ平和の塔 以下の画像は10月6日撮影


文化センターの駐車場に車を止めると目の前に平和の塔がありました。日清戦争以降の戦没者慰霊碑で、下の石板には明治天皇御製「世とともに語り伝えよ国のため命を捨てし人のいさおを」が刻まれています。

旧宮之城町は若いころ仕事でお世話になったところです。寄付者名には懐かしい人々の名前があり、顔が思い浮かび感慨深いものがありました。

村祭り感のある手作りの進行表など 船木地区農業構造改善センター


主催者及び来賓あいさつなどの後、13時頃から15時前まで踊りが続きました。最初は棒踊り、他の3団体は太鼓踊りでした。

棒踊り 船木旭保存会


今回は少し遠い位置から動画を中心に記録・撮影しましたが、打ち合わせる棒の音がきれいに響き合い耳にも気持ち良い踊りでした。旗持がテントのある本部とは逆の位置に立っています。紫尾山または近くの神社などへ奉納する形で踊っていたのかも知れません。

髷(まげ)踊り 船木西保存会


ネットで検索すると島田髷踊りの情報が沢山出てきますが、さつま町の髷踊りについてはごくわずかです。私は初めて見る踊りで、形式は太鼓踊りですが踊り手は顔に赤い覆面を付けて、大きな傘の骨のような赤い花飾りを背負っています。

太鼓は一般的な太鼓踊りよりも薄く、バチは木の棒。拍子木よりも大きく大変な腕力と思いましたが桐製品でした。手首に紐を掛けて持つため見た目よりも動かしやすく、持たせてもらうと手になじむ軽やかさでした。

疱瘡退疫を願う踊りのようで、足を高く上げ走り回りながら太鼓を打つ激しい踊りでした。他の太鼓踊りの若者がもっと足を上げて高く飛び跳ねろと励ましていました。

三本矢旗踊り 船木下保存会


鹿児島県内各地に今も多くの太鼓踊りが継承されていますが、大半は神前境内での奉納踊りです。これほどの広い場所で踊るのは珍しく、動きも大きいため若者でないと体力が続かないでしょう。

動画記録の利点は動きもさることながら、鉦と太鼓の音が入るので振り返ってみるには最高です。それぞれの動画は平均2分程度ずつ記録。ビデオ専用機に比較して一眼レフの動画機能はどちらかと言えばおまけのようなもの。

ズームをいじるうちにピントリングも動かしてしまい、微妙なピンボケ動画もありました。また、カメラを乗せた三脚を担いでの移動は他の観客やカメラマンの迷惑にもなり行動が制約されます。

一本矢旗踊り 船木東保存会


観客は強い日差しを避けるように桜並木の下に集まっていました。本部テント横には多くのカメラマンが固まり、まるで指定席のようになっていました。画面に白いテントが入るのを嫌っているようでした。

踊り手は若手が中心ですが、この日はここ以外でも地区内で踊るとのこと。年ごとに秋の行事があり、踊りは3年に一度の開催でも大変なようですが、それを感じさせない若者たちの熱気があふれていました。

久富木地区に立ち寄る


文化センターの山手側から宮之城線跡の道路を入来方向に進み、薩摩山崎駅跡近くに立ち寄りました。1987年(昭和62年)に廃止され30年以上が過ぎていますが、今も腕木式の信号機がしっかりと残っています。

道の角には田の神様


彼岸花は終わってコスモスが咲き始め、稲刈りも始まっていました。

またも台風発生 農家は忙しい


話を伺うと台風19号が発生したため、乾燥機械に入る分だけさらに別な場所の稲刈に移動するそうです。2条刈のコンバインは500万円ほどとのこと。トラクター,田植機、運搬車両なども考えると莫大な金額です。大規模経営でないと、機械代金回収だけでも大変な苦労でしょう。

知人は1000万円ほどの大きなコンバインを持っていて6丁歩も稲作をしているとのこと。平坦地で耕地面積が広く規模拡大には有利なのでしょう。農家の高齢化が進み、国際競争もある中で頑張っている姿が一層頼もしく見えました。
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晴れ一時雨 大根種蒔きの準備 2019/10/03 (鹿児島)

2019-10-04 15:15:32 | 日記
10月3日(木)台風18号の影響で雲の多い一日でした。
日置に出かけて野菜園を片付け、大根種蒔きの準備をしました。

西風が少し強めの吹上浜日置海岸 以下の画像は10月3日に撮影


海は濁り荒れ模様でしたが砂山に達するほどの波ではなく、前回見かけた丸太がまだ近くに残っていました。

雨上りの青空と芙蓉


こちらは酔芙蓉


10時前に通り雨が降り青空に芙蓉の花がきれいでした。芙蓉は殆どが一日花ですが枝の先端に蕾が複数あり、この時期は次々に開花してきれいです。

夏野菜も終わり


この夏はこまめな管理ができず、野菜園は殆ど放置状態。この後、残っていたナスとオクラを撤去しました。

山芋はさらに生い茂り竹藪にも届き今が生育のピークです。蔓と葉の重さで支柱が傾き、ネットも一部で垂れさがるほどの勢いです。

さて、大根の種蒔き準備は


まずは鍬を使って雑草を取り去り、次に三又で土を掘り起こします。通路部分はカチカチ、次にレーキを使って土を混ぜながら残っているナスの根や落葉などを丁寧に取り除きました。

大根栽培の説明 肥料はテゲテゲに入れる


昨年の種の袋裏面に栽培ポイントが書かれていましたので参考にしてみましょう。肥料の量や畝の幅などが書かれていますが、適当な量を散布しました。土のPHを測り、肥料もきっちり重さを量れば良いのでしょうがものぐさなためパス。

鹿児島語(鹿児島の方言)では、適当なことを「テゲテゲ」と表現します。経験をもとに適切な量を考慮するという意味もあれば、面倒臭いのでいい加減に事を決めるという二通りの意味合いがあります。私の場合は後の方ですね。

唐芋(サツマイモ)を少し収穫


前回よりも全般に芋が大きくなっていますが、蔓の成長が悪かった箇所では芋が付いていないところもありました。来月までは芋の肥大が続き、簡単に包丁が通らないほどに大きくなるものもあります。

オシロイバナの咲く時間帯 夕方開花するので「夕化粧」の別名も


ショウガの花 甘い香りが漂う


色付いた柿の葉 美しい色合いは自然の妙


大根の種蒔き準備は想定よりも長引き、終わったのは16時過ぎ。作業中は水分補給とこまめな休憩、そして季節の花を撮影しました。

週間天気予報を見るとこの先は雨マークがありません。さて、種蒔きはいつ頃が良いでしょうか。適当に雨が降れば水撒きの手間が省けますが、そうはうまく行かないようです。
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カメラ散歩 吉田の彼岸花 2019/09/30 (鹿児島)

2019-10-01 17:43:47 | 
9月30日(月)鹿児島市北部の山間部にある稲田を巡りました。

9月30日 朝のニュースまとめ テレビ朝日グッドモーニング


9月末日ですが月曜日のため、一日早めの下半期入りです。テレビでは新番組が始まり、継続番組でも一部構成や表示内容が更新されていました。

日本ラグビー史上に残る歴史的な勝利の余韻が続き、明日からは消費税引き上げです。画面にはありませんがキャンプ場で行方不明になった女の子はいまだ手掛かりなしです。

収穫間近 稲田のスズメ脅し 以下の画像は9月30日に撮影


土手に何か立っていますが案山子ではないようです。白いものは肥料の袋、おそらく大きな風鈴のようなもので音を出してスズメを追い払うのでしょう。

こちらは現代的な案山子さん


スズメを追い払うようなしぐさをしています。木組みの土台に美容で使われる頭部マネキンを乗せ、Tシャツを着せてあり6体ほど配置されていました。

見上げる青空と彼岸花


水田地帯よりも3mほど高い位置に昔ながらの道があり、急斜面に多くの彼岸花が咲いていました。

上から稲田を見下ろす


こちらは上の方から写したものです。一部には収穫済みの水田もありましたが、大半はこれから稲刈です。心配された台風18号は17号よりもさらに西側を北上しており、影響はなさそうでほっとしています。

支柱に止まるトンボ


イノシシ除けの電気柵が張り巡らされ、支柱の上にトンボが止まっていました。今にも逃げそうで近づけず、撮影位置を移動できず大きく写せず残念。

山間部に農家が点在する場所ですが、軽トラが大音量で不審者注意の防犯放送を流して巡回して来ました。客観的に考えると農家の人以外は不自然に思える場所です。

カメラを持った変な男が1人で歩き回っている・・・・・怪しまれたような気がして・・・思い過ごしでしょうか。心配を掛けたとしたら申し訳ないことでした。

全体的には開花ピークを過ぎていた


今年はどこも5日ほど開花が遅れていますが、ここでもピークは過ぎ川沿いではススキの穂が広がり始めていました。

石積と彼岸花


道沿いの石積みの上に農家があり、庭先に彼岸花が咲いていました。石の大きさからみると人力で運び積み上げたものでしょう。ここには岩ツツジの他に季節ごとの花が咲き花を愛する優しさを感じます。

今年も一杯咲いていた


掛干しの風景


よく撮影に立ち寄る場所ですが、今年も彼岸花が沢山咲いていました。近くに農家が多くこまめな管理が行き届いているようです。

「犬も歩けば棒に当たる」などと言われますが、カメラ片手に歩き回ると良い意味で、様々な出会いがあります。

私にとっては美しい花や季節の風景を目にし、撮影できることは何物にも代えがたい楽しみです。鹿児島の美しい風景とそれを支え続ける多くの人々に改めて感謝です。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。