趣味でないなら？

ウチの会社の新人、姐さんは、韓流俳優さんのファン。
この人よ、と教えて頂きましたけど、すみません、覚えておりません。
だって、知らないんだもん。

ウチの会社では、お仕事外のインターネットの閲覧は、禁じられているため、
それらしきサイトをご覧になっているのを、ご注意申し上げた。
その際の会話。

最近は、そのご贔屓氏の露出が無いらしく、
淋しい日々を送っておられるという、姐さん。
それで、思わず、彼を捜してしまうんだとか。

(すみませんねぇ、
毎週のように、ご贔屓に会いに行っちゃってる私の2月で…)

検索をして、ヒットするTwitterは、ハングルで、
その中にも、彼の名前を辿っては、萌える日々。
ああ、なんて健気な！

私:いっそのこと、韓国語を勉強しては？
姐:いや、別にそこまでは。
私:せっかくファンになったんだから、そこで、韓国語もいくらか出来るようになったら、
素晴らしいことじゃないですか？
姐:いやぁ…
私:でも、Twitter読めるようになるじゃないですか？
姐:彼の名前がわかるから、いいんです。

…名前だけ読めて、
一体何が語られているかがわからなくて、
余計に気にならないのだろうか？

私:ドラマも、何を言ってるのか、彼の言葉がわかるし？
姐:ああ！吹き替えなんか駄目っすよ。
彼の声じゃないと！
私:？？
姐:字幕がありますから。

うーむ、なるほどね…
趣味がきっかけで、自分の能力がUPするというのは、
何ともお得というか、
趣味の為だから頑張れるとかいうことも…

姐:趣味じゃないっすよ。
私:は？趣味でないなら、何？
姐:うーん……(しばし、悩む)…癒し？

いや、それ…
意味がわからないんですけど？

私:趣味でないなら、生き甲斐？
姐:そこまで、追い掛けてないし！


どきーん…！
む、胸に刃を突き立てたられた想いです……

でも、
姐さんだって、韓国に行こうとしてたり、
イベントに行ったり…
ドラマのお衣装を展示している韓国的スーパーに行って写真を撮ったり…
(因みに、私も一緒に連れて行かれ、
見たことがないドラマのお衣装のコートを眺めましたよ)

…てことは、してるんですけどね。

姐:うん、趣味じゃ絶対ない！癒し！
癒されるんすよぉ、彼に！

何故、頑なに、趣味って言葉を否定するんだろう？
趣味じゃ、彼を軽んじてるみたいに感じるのかなぁ？

私は、自分では、
宝塚ファンをしてることを、趣味だと認識しているのですが、
これ、何か、間違ってる？

どう考えても、お仕事ではないし？
いや、お仕事以上に熱心だったり、情熱こもってたりもしますが、
それは、お仕事ではなく、趣味という分野だからだと…
だからこそ、ある時は、心の支えにもなり、
ある時は、勿論癒しでもあり、
ある時は、頑張るための原動力になるのだと…
そう、思っていたんですけどねぇ？（笑）

うーん、姐さん、面白いひと。