はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

消しゴムはんこを作ってみる◆4

2009-04-30 23:59:20 | Weblog
浅草橋のお店では、彫刻刀単品では売っていませんでした。
少なくとも、私はみつけることが出来なかった。
厚かましい性格の割に、私はお店の人に尋ねるのが苦手で、
ひたすら自力で、店内をぐるぐる回るのみ。
だから、訊けばあったのかもしれないんだけど。

全く、彫刻刀が無かったかといえば、否。
消しゴムハンコ作りセットというのが売られてて、
その中の1つに、彫刻刀が入っているものがあったのです。

彫刻刀、消しゴム、練り消し、スタンプ台(2コ)、トレーシングペーパー、簡単なマニュアルが入って、
700円也。

スタンプ台は、実は100均で用意してあったし、
消しゴムだって、とりあえずは要らないわけだけども、
でも、どちらも消耗品です。
消しゴムが1000円してるのを見た後だから、とってもお買い得な気がしました。

付いてる彫刻刀は、三角刀でした。
うーん、好みから言えば、丸刀の方がいいんだけどな。
でも、バラ売りが無いんだから、まっいいか。

冷静に考えたら、
地元の文房具屋で、1本だけ彫刻刀を買う方が、
使うお金は少ないんだけどね?
せっかく、浅草橋まで歩いている、という気分も、
購買意欲を刺激するのか…

彫刻刀を買うならば、
これからも、ハンコを彫るつもりでないと、
割に合わないんじゃないか?
練り消しだって、まだ買ってないし、
消しゴムを買わなくても、次が彫れるじゃん?

つるりとした表面の消しゴムを見てると、
これがまた、彫りやすそうに見えるんだなぁ。
きっと、硬さも、歯切れのよさも、全然いいんだろうなぁ。
この消しゴムで、彫ってみたい!

はい、ハンコ作りセット、お買い上げ~。
もし、今彫ってるのを失敗したら、
この消しゴムで彫ってみよう。

ご参考までに、
この浅草橋のお店では、
消しゴム単品も、何種類もあって、そして、お手頃価格でした。


さて、道具が揃ったところで、
さぁ彫るぞ!
今まで、残してあった、彫り込む広い面積の部分も、
この彫刻刀さえあれば…

彫り込み部分に、
三角刀独特の、細いV溝が、ちゃかちゃかちゃかちゃか、入りました。
だけど、これが案外使いにくいのは、いかがなことか。

木彫では、
斜めに縁を切り込んだところに向かって、
垂直に三角刀を進めていくと、縁のところで、刃が止まる。
そして、削りカスが、くるんと巻き上がって、ぽろっととれるでしょ?

しかし、消しゴムはダメでした。
歯切れが悪く、
削りカスは、縁に僅かに端っこが繋がってしまいがちなのだ。

私が下手なのか?
そうなのかもしれない。
消しゴムは、軟らかいから、
三角刀の刃先が、行き過ぎてしまうこともあった。

結局、カッターを持ち出して、
縁をなぞったり、
浅いところを、深く彫り込んだり…
していて、気がついた。
何だ。消しゴムって、分厚いんだ!

分厚いと、何なのか?
分厚いってことは、深く彫り込めるわけだ。
つまり、斜めに、ざっくりと鈍角に刃を入れれば、
一気に広い面積を削れるのです。

伝わるかしら。
消しゴムの表面を、三角形の底辺だと思ってください。
頂点が、下向きになってる三角形です。
三角形の高さをとることが出来るならば、
同じ角度に刃を入れても、その辺の長さを、それぞれ長くとることができる。
つまり、底辺の長さをうんと大きくとれる、
一度にたくさんくりぬけるというわけです。

惜し気なく、思いきって、
刃を深めに入れてくことです。
気持ちよいくらいに、刃は、消しゴムの肌に吸い込まれていき、
広い面積を、一気に片付けていきます。
すいすいすいっと~♪

では、彫刻刀は、一体、いつ使うんだろう…


つづく。

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