はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

終†旧岩崎邸訪問

2009-04-07 22:32:23 | Weblog
洋館から渡り廊下が続き、
気付けば、日本家屋に入り込んでいる、という感じ。
解説を読めば、今残っているのは、ほんの一部、
かつては、ものすごい規模であったそうです。

…って、図面上で見ただけでも、半端ではなく…
これは、ちょっとした宮殿?みたいな感じだったのではないだろうか。
ああ、惜しい。
全部残っている姿を、見てみたかった。

現存する和館は、
それと比較すれば、非常に慎ましい広さ(公開されている部分が、かもしれない)ですが、
その薄暗い室内に使われているのは、
最高級の材木だそうで…しかし、
薄暗いのと、私の知識も暗いので、よくわからない。

ただ、残っている襖に描かれた桜が…
これは、季節に合わせて、桜の襖なのか、
たまたま桜なのかは、よくわからないけれど、
時を経た紙の変色に、染み込んでしまいそうになりながら、
ぱらりぱらりと白く浮き上がっているその花は、
非常に可憐で、淡い儚さを漂わせているのでありました。

室内は、全体に、非常に落ち着いた空気が漂う。
小さな中庭に、こぢんまりとした、日本庭園。
洋館の前に広がる芝生とは対称的に、
こんな小さなお庭がいくつもあったんじゃないのかなぁ。

お茶を楽しめるスペースがありました。
白玉ぜんざいというのは、まだ、わかるメニューとして、
バームクーヘンのセット、というのは、一体???
この、薄暗い、純和風スペェスにて、バァムクゥヘンとは、こはいかに?

勿論、和菓子が苦手な方もいらっしゃるわけでしょうし、
実際に召し上がっておられる方もいらっしゃいました。
世の中のバームクーヘン流行り?の反映で、
数ある洋菓子の中から、バームクーヘンが選ばれたのかな?
これが、洋館だったら…お紅茶にバァムクゥヘン…納得なんだけどな。

そんなの、確かに余計なお世話(笑)。
因みに、バームクーヘンに、緑茶のセットだったと記憶していますが…。

お写真を見ていただけたら、
部屋の薄暗さが、わかっていただけると思います。
そんなに寒い日ではなかったのですが、
メニューの看板のところにわざわざ、
「ホットカーペットを使用しています」
と書いてあり、更に、膝掛けまで用意されていました。

きっと、冬の間は、これ無しには居られないくらい冷える、
ということなんだろうなぁ。
さすが、昔の日本家屋。

実際に、岩崎家の方たちが生活されていたときには、
もっともっともっと、広いお屋敷だった訳で…寒さは格別だったことでしょう。
寒い廊下を、縮こまりそうになりながら、歩いていく人影を、想像してしまう…。
しかも、お屋敷の端から端まで…
遠っ!


建物好きな私としては、大満足な見学となりました。
相変わらずの、てきとー気ままな見方ではありますが…。

文明開化の音がお好みの方、
或いは、「明治村」に行くと血が騒ぐ、けれども、遠くておいそれとは、行かれないというあなたには、
大変にお奨めなスポットです(笑)。
不忍池の隣、
入園料は、大人400円。
年間パスポートは、確か、1600円…とありました。

…年間!!
こんな都立の庭園(という扱い)で、
年間パスポートって発想に、まずびっくりだ(笑)。

都内には、このような庭園がいくつもあるようですね。
最近は、貴重なこういった文化遺産が、火災に遭う例もちらほらあるようだし、
観られるときに、見学するのもいいなぁ、と思った次第です。

再び、このような見学の機会に恵まれましたら、ご報告を…また、いずれ。

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2 コメント

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とても ()
2009-04-08 06:32:14
行きたくなりました(^O^)/
いい所を教えて頂いて、アリガトーございます。
返信する
有難うございます~ (foxytale)
2009-04-08 07:36:58
そんなふうに、ご紹介できていたら、嬉しいです。
場所もお手軽ですし♪、是非お散歩に行ってみてくださいね。
返信する

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