3月末で設計監理していた建物も完成し事務所に居ることが多くなりました。現場へ行かないとネタも無くブログを書く間隔も開きそうです。
1982年ですから24年前に設計(伊藤建築事務所勤務時)したMCビルの隣にあるビルが解体されているのに気付き、24年間見れなかった角度からの外観を撮影しました。この建物は私にとっては初めての6階建ての設計で、6階のボリュームと町並みとの関係を強く意識したことを思い出します。隣には今も日建設計による洒落た真っ白なPOLAビルが存在感を持って建っています。
建物用途はその当時名古屋に1軒あると聞いた医療専門テナントビルで、様々な科目に対応する為、逆スラブや将来用の光ファイバー用シャフト(この頃はまだ「光ファイバー」は将来普及するだろう程度でした)、組込み式立体駐車場(これについては振動音対策に悩みました)などの要望があり、もう一つ雨漏りをさせない事が条件でした。
設計構想の時、休みをもらって神戸、大阪、京都、奈良に建物を見に行きました。その頃気になっていたのは神戸 安藤忠雄設計-ローズガーデン、北野アレイ、フランクロイドライトの山邑邸、大阪 御堂筋、中之島周辺と槇文彦の電通ビル、京都で竹中工務店設計の建物(名前の記憶が無い)-ここで使ってあった焼過ぎレンガタイルはMCビルでも使いました。この時一番惹かれたのはローズガーデンの中庭のような外部階段と通路の距離(はなれ)感-お互いを感じる距離-です。その頃東京に出来た山下和正設計 フロムファーストビルの距離(はなれ)感-お互いの存在を切り離そうとしている-とは全く違っていました。それは関西に住む安藤さんならではの距離なのだろう..と感じたのは自分の勝手な思い込みかな。ただ建物の規模が違っただけかも(笑)。
MCビルは建物の角を丸くし雨漏り対策として屋根を掛けました。以前からビル街のビルとビルの間(スキマ)とスカイラインが気になっていて、どうにか出来ないものかと思い丸くすることで境に間(ま)をとる事にしました。撮影しながら..効果あったかなと当時を思い返し...い、いつの間にか四半世紀か...(時の経つのが早い...くなってる...)
と思いながら読ませて頂きました。
>雨漏り対策として屋根
へ~Ω
妙に感心してしまいました。
多分素人の私にも分かりやすかったからです(笑)
”逆スラブ?””RC?”(・ω・;)
>現場へ行かないとネタも無くブログを書く間隔も開きそうです.
最近コメントの書き込みが少なくて、まさかやる気をなくしてらっしゃるんじゃないですよね(ΦωΦ)ふふふ・・・
ネタがないなんて仰らずに、はまっているお菓子のこと、髭をそったこと、など何でもネタは転がっていますよ。
コメント書かなくても、ちゃんと楽しみに読ませてもらっていますから(^_-)~♪
私のブログネタについてもアドバイス頂き恐縮しています。
そう、あのお菓子には変にはまっています。
仕事をしながらチョット摘んで楽しんでいたら無くなりました。淋しくなったのでまた着払いで頼み、今は冷蔵庫に沢山あります。(^^)
昨日は阿蘇YMCAの運営会議にも持参し、宣伝してしまいました。