11/1、2日 水俣第一中学校エコ改修の先進事例見学に名古屋へ行きました。予定の時間まで時間があったので熱田神宮に寄り道、丁度多くの参列者が並ぶ儀式があり、何の儀式だろうと思っていましたら、儀式が終わって、別の場所に並んだ宮司さんと向かい合う人が前経団連会長、前トヨタ会長の奥田碩氏でした。この儀式はあのトヨタに関係するもの?かなと思いましたが、帰熊後インターネットを調べると午前11時「秋季講社大祭」とありますので恒例の儀式だったようです。
真新しい社務所が出来ていましたが、見ると見事な桧の四面無節材が惜しげもなく使われています。以前熊本城本丸御殿に木曾から集められた桧四面無節材を見ましたが、6寸角程で一本数百万と言っていましたので、ここで使われている桧も大きいものは...とため息が出ました。木曾は地元とも言えるところですのでこれ位は当たり前なのかもしれませんが気になり神社の人に「全部木曾の桧ですか」と尋ねたところ「一部は国産ではない」とのこと、社務所なのでそれで十分だと思います。本殿建替えは全て木曾材を使ってほしいですからね。
2日目の見学の後、他の方とは別れて岐阜市へ行きました。 この道は岐阜駅から徒歩10分、安良田町4~6丁目の通りで、小学2年から5年まで4年程暮らしていた場所です。大学生の時以来なので40年ぶりに訪れました。この通りに同級生が10人ほど居てとても仲良してくれました。40年の年月で変わってしまった建物も多いですが、数件古い民家も残っていて懐かしい雰囲気が残っています。花屋さんをしている友人に会い、仲の良かった友達と電話で話すことができました。
今回、この街で暮したことが私の建築設計に影響を与えていると改めて思いました。九州から来た少年にも兄弟のように親しく接してくれたのは岐阜と言う土地が持つ独特の文化だった気がします。その経験が地域や場所に強い親しみを感じさせるようです。父が色んな商売をし引越しを繰り返した事が役に立つとは思いませんでしたが、40年ぶり歩く安良田町はその事を教えてくれました。
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