AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

完璧さ、とは

2015-01-24 04:08:00 | ノンジャンル
先程、NOUMENONでの練習を終えて帰宅。この間DAMEDETHとしてライヴやってから、久々にスタジオに入った感じだ。

まァこれから新たに曲作りに取り掛かっていく第一段階で、今日の練習から早速始めていったが、紙屋氏が遅れて入ってきてくれなければ、不完全な状態で進めていく形になっていた。
要するに、彼が来る前に今一度自分で作り上げたドラムパターンをおさらい。そこでテメェで未だに的確さがなかった箇所を完成させたという、何とも不甲斐ない事態であった(苦笑)。

その後、紙屋氏と話していた中で、「完璧」という言葉を聴いて、帰ってきてからその意味合いを考えてしまった。
バンドにとって、もうちょいと突き詰めて言えば、自分の生き方にとっての完璧さ、とは?

言うなれば、
ソレは自分で描いた空想が、自分の計画通りに苦も無く進んでいく事なのだろう。
尤も、その中にはそう進めていくだけの労力を含めた上での意味になるとは思う。

率直に言えば、「完璧=成功」という導きだしも可能と言えるかもね。

正直、オレはそーいう風に考えていた事はあるし、何かを完成させる上で踏んでいった過程の労力を顧みて、その代償としての成功が来ると思った事もある。
今でも、ふとそんな思いが過ったりする事はある(笑)。

でもさ、
そんな物事上手く行くことは無いんだよね、悲しい事に(苦笑)。
そーいう時って、やっぱり「失敗」っていう言葉がどうしても思い浮かぶし、自己嫌悪に陥る時だってある。
仮に完璧に生きていけてるなら、今頃こんなところでこんな生き方してねェ(笑)。

オレにとっちゃ今生きてる上で最も熱の注げる、絵を描く事やバンドで音楽を演る事でも、そーいう時はある。
失敗って言えるのも確かにある。いや、この場合、間違い/手違いって言った方が当て嵌まるのかな。
誤謬つっても良いかもしれない。

やっていて、自分で想っていたのと違うものが表現されたっていうのは、ケッコーある。
ソレって、自分で作り上げていた道筋から外れているので、間違いっていやァ間違い。
でも、実際その間違いを目の当たりにした時、「ソレはソレで良いな」と、許容出来るものと感じる時もある。

やはり、自分の力量不足などで、その時に自身にとっての完璧さってのが成立しない事はあるが、その時に生じた誤りが、もう一つの道筋としての完璧さへ到達出来る事だってある。

「素晴らしき誤謬」、とでも言ったら良いかね。
結局、オレはその時に出たその事象を、受け入れている感じなんだよな。

極論を言えば、所謂「完璧」なんて在り得ないものだ。
完璧って、「その時の節目」って置き換える事も可能であって、その完璧に到達したら、また次の完璧へと向かう事になると思うんだよね。

間違いは間違いとしての、完璧ってのがやはり用意されているワケで、そこに到達したらさァその先はどうだ?って事になる筈だろう。

首尾貫徹っていうのは、聞こえとしてはいかにも凄そうだが、その範囲ってのも意外に曖昧なものだと思うし、ソレでも良いんじゃねェのってオレは感じる。

最終的に、楽しんでる?
完璧を越えるのは、その心情を引き出せる情熱だろうな。

完璧さ、とは・・・・・・そう想う事に、無駄は無いと、オレは思う。