[SKY]未整備のまま乗客のせ運航、国交省厳重注意！

＜コメント＞
　SKY（スカイマークエアラインズ）で、決められている整備が行われず、運航を続けていた事が発覚し、国交省は厳重注意しました。未整備のまま運航していたのは、羽田―福岡線、羽田―神戸線で計２４便。
昨年も同月の４月、機体の一部に亀裂があったにもかかわらず修理せず運航し、厳重注意を受けている。『のど元過ぎれば・・・』と他人事として考えているように思えてならない。

＜昨年の厳重注意事件＞
＜スカイマーク＞製造元指示の点検せずに４か月運航

　また同社の未整備に関する公式コメントでは、「点検したところ問題がないことを確認」、「不具合は出ておりません」などと、なぜ決められた事が決めた通り行えないのかの言及はせず、『検査したけどトラブルはない』とのコメントのみ。
利用者が知りたいのは、『なぜ決められた事が出来ないのですか？』だという事をきちんち認識し、三度とないようお願いしたい。


＜関連リンク＞
スカイマーク発表のお詫び
スカイマークエアラインズ

[スカイマークに厳重注意、不適切な整備管理で＝国交省]
4月13日12時43分配信 ロイター

　［東京　１３日　ロイター］　国土交通省は１３日、スカイマーク<9204.T>に対し、機体の整備が不適切なまま一部の便を運行したとして、厳重注意した。国交省によると、スカイマークは自社の整備規定で定める実施時期に整備を行っていない事例が３件（４機）確認され、それを認識しながら、その後も２件（３機）で運行を行っていた。国交省は、原因究明と是正措置について２５日までに報告するよう同社に求めた。
　整備が不適切だったのは、機体の浮力を高めるため主翼の前面に設置されている揚力装置のギアボックス油量点検と同ギアボックスのブレーキ機能検査の２件と、機内調理室の冷却装置用空気取込み部フィルターの洗浄作業１件の計３件。このうち、揚力装置ギアボックスの油量点検に不備があった１機は、事実を認識した３月２３日夜に点検を実施した。しかし、同ギアボックスの機能検査に不備があった１機と調理室のフィルター洗浄に不備があった２機の計３機については、事実を認識した３月２７日夜から１―２日間に羽田―福岡線と羽田―神戸線で計２４便を運航していた。


[＜スカイマーク＞国交省が厳重注意　点検期限超過]
4月13日11時42分配信 毎日新聞

　国土交通省は１３日、スカイマークがボーイング７６７型機計３機の整備項目を巡って３月、自社で定めた点検期限が超過したと気づいた後も羽田ー福岡・神戸線で１～２日計２４便の運航を続けたとして、同社を文書で厳重注意した。国交省は「運航への影響はなかったが、基本的な認識が不十分で遺憾」としている。
　国交省によると、期限を超過していたのは、主翼の浮力を増す装置の機能検査や油量点検、冷蔵庫の洗浄作業。機能検査では、３月２７日に１機で点検期限の４カ月超過が判明したのに、安全性への影響は小さいとしてさらに２日にわたって１３便運航した。また、冷蔵庫の洗浄作業では２機でそれぞれ２年８カ月と１１カ月期限超過したのに、翌日も計１１便の運航を行った。３機のうち１機は２件の項目が超過していた。同社は３月末に国交省に報告した。
　スカイマークは昨年４月、機体の一部に亀裂の兆候があったのに修理しないまま９カ月の運航を続けたとして国交省から業務改善勧告を受けている。【長谷川豊】