flight2005

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[JAL]油圧異常で羽田空港に引き返す

2006-06-30 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 また[MD-90]のトラブルが発生してしまった。MDシリーズはエンジンが後方に2機取り付けられている独特な機体。キャビンの騒音が低いとファンも多い。しかし、トラブルが著しく多い機体でもあります。
 JALとJASの合併がらみのトラブルのような感もあるが、完璧な整備で航空機を空へ送り出して頂きたい。
新体制のJALに期待しています。
 

(毎日新聞) - 6月30日13時23分更新
 30日午前11時過ぎ、羽田発松山行き日本航空(JAL)1465便MD90が離陸後、車輪や羽根の操作を行う油圧システムの計測機器の数値がゼロを示し、同45分、羽田空港に引き返した。乗員乗客128人にけがはなく、後続便に振り替えて対応した。
 JALによると、機体の右半分を操作する油圧に異常が見つかった。左半分の操作系にバックアップ機能があり、飛行自体に問題はなかったという。【奥山智己】


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[異常接近]管制官が高度指示忘れあわや・・・

2006-06-30 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 あわや、大惨事!
以前、私のブログで「過密な関西上空管制」について触れさせて頂きましたが、本当に重大事故につながるインシデントが発生してしまいました。今回のトラブルは、大阪伊丹空港から飛び立ったANA(全日空)機と八尾空港からの小型機で発生し、接近距離はなんと、垂直180メートル、水平2.2キロメートルとの事でした。
全日空機は衝突防止装置(TCAS)の指示でトラブルから回避できたものの、過密空域と人的ミスが引き起こしたものでした。
 通常、大阪伊丹空港から出発した機は、大阪タワーより関西デバーチャー(関西空港)へとハンドオフ(引き渡し指示)されます。レーダーベクターされ、関西デバーチャーからは、方位・高度が指示されますが、今回のトラブルは、出発での許可高度に達し、関西デバーチャーからのクライム(上昇)指示がなく、低高度で起こったものと考えられます。
 管制官を擁護するつもりではありませんが、指示を出すのは人間。このような「指示出し忘れ」が発生した祭の回避策を、もっと真剣にマニュアル化し、全員の共有事項として安全に取り組んで頂きたいと思います。
 ※添付画像は、関西圏の空港の場所を記したもの


(共同通信) - 6月29日22時13分更新
 今年3月、大阪空港を離陸して上昇中の高知行き全日空1603便ボンバルディアDHC8(乗客乗員54人)と、水平飛行中の八尾発高松行き朝日航空所属の小型機(機長ら4人)が接近、全日空機の衝突防止装置(TCAS)が作動していたことが29日、分かった。
 国土交通省関西空港事務所によると、関西空港にある関西ターミナル管制所の管制官が、全日空機への高度指示を出し忘れたのが原因。最接近時で高度差約180メートル、水平距離は約2・2キロあり、ニアミスには当たらないとしているが、管制官に注意、指導した。
 接近したのは3月29日午前8時半ごろ。高度2400メートルを北西へ向かう小型機と、南へ向け上昇中の全日空機の針路が交差するため、管制官は全日空機の上昇を高度2100メートルで止める必要があったが、指示したと思い込み機長に指示を出さなかった。

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