～初フライト・・・二人の夜～
木下教官「いよいよですね、美咲さん」
美咲、目標はと聞かれ「お客様のハートをガッチリつかみます」
コピー室に入る美咲が見た光景は、落ち込んでいる同期の弘田と関山の二人。「鉄の女に当たってしまった・・・」
コピーをとり終わり、ＣＡブリーフィングで配る美咲。コピーが上手くとれていない。すかさず先輩ＣＡ麻生が「コピーもまともにとれないの！」と叱責する。ま～、これは仕方がないけどね。
続いて持ち場の確認が始まり、「Ｒ２」「Ｒ３」「Ｌ３」と各自持ち場を宣言する。使用機材はボーイング７７７型機。航空機には非常時のために多くのドアがあり、基本的にそのドアの数だけＣＡを配置する事になっています。そして「Ｒ」「Ｌ」とは「右のＲ」「左のＬ」という意味です。
何と、美咲が担当するドアは「Ｒ１」。最前列の向かって右側のドア。そのあたりはＶＩＰの方や、ゴールドメンバーが多く利用する場所でもあります。
美咲の搭乗したＢ７７７型機には通路が２本あり、美咲は前方に向かって右側の通路を担当。
ＯＪＴの便は、羽田発大阪伊丹行き。準備も整い機へ移動のためエレベーターへ。そして訓練生が「ドア、いただきます！」と訳の解らない言葉を発する。先輩に対する敬語のつもりなのか、ＣＡの慣習語なのだろうか？日本語としては少しおかしいですね。
美咲「先輩は、カボチャだと思って・・・」
機内に入りギャレーで準備をしていると早速先輩ＣＡが「何時間いるつもり」とチクッと釘をさす。そうするうちに、コクピットブリーフィングが行われる。
桜田キャプテンから、今回のフライトレベル、コースが説明され、フライトレベル（高度）は、２４，０００フィート（約７，３００メートル）、着陸はメイン滑走路の３２Ｌと伝えられた。通常では、揺れ具合や飲み物を出すタイミング、またお子さんの数やＶＩＰの情報などが全員で共有される。そしてブリーフィングの最後に桜田キャプテン「いいフライトにしましょうね！」。いい味だしてるな～。
パイロット訓練生の堤君がコーヒーをオーダー、「ドメスティック・コーヒーね」とダジャレを・・・。余計な説明ですが、ドメスティックは「国内」で「濃くないコーヒー」＝アメリカン。これじゃコパイ（副操縦士）にはなれないな～。
おっと、機内を見渡すと座席に「モニター」が装備されている。国際線の機材を使用したようですね。すべてにモニターがついているわけではありません。
離陸前のチェックをするため美咲がＬ側通路を歩いていると、何といるではありませんか、「三神教官」が。心配で乗り込んでいる事はミエミエだけど、気持ちは解るな。と言うか、美咲さんあなたの受け持ちはＲ通路でしょ！
－－－ ＣＭ －－－
初フライトで張り切る美咲。そこへ「ジュース」と老婆。「アップルとオレンジがございますが」と美咲。「ジュース」と老婆。話が進まない。そこへ先輩ＣＡ麻生が実物のジュースを２つ見せ選んでもらった。ちょっとした気遣いだけど、ＯＪＴならではと思いました。
ギャレーに戻りいきなり入る美咲。中のＣＡとぶつかり、悲鳴がキャビンに響く。いてもたってもいられない教官三神。
極めつけはおもちゃのゴキブリに悲鳴を上げる・・・
飛行を終えたミーティングで先輩ＣＡからの評価が・・・「無駄な動きが多かった」「悲鳴も特大級だった」など。
ＯＪＴが進む事に落ち込む訓練生。「全人格を否定された」「見た目だけはベテランね」。そしていつものそば屋でミーティング。
「若さでぶつかりゃ何とかなるさ～」。ガンバレ訓練生！
－－－ＣＭ－－－
東京へ帰りの便。Ｌ通路側に座っていた初老が美咲に「オセロの相手してくれないかな？」と。そして相手をする美咲。結局最後まで相手をする美咲。
飛行機に乗り合わせた老婆が「スズ」をなくしたと美咲に伝える。美咲は決められた通り、紛失届けを出してとアドバイス。老婆は困った。
先輩麻生より「サービスを理解していない」と美咲に伝える。
美咲「そんなに私の事が嫌いなんですか？」と強気な美咲。
麻生「人に言われないと解らないなんてＣＡ失格ね」。お解りのとおり、サービスは均一に行う事が基本です。
－－－ＣＭ－－－
教官三神に質問する美咲。
美咲「どうして麻生先輩が私の担当なんですか？」「基本的にあわないんですよね」
三神「満足して頂けましたか？」「お客様全員にサービスを満足して頂けましたか？」「不快な思いをされた方を思いだせますか？」そして「難題はいつもあなたの目の前にあるんですよ！」
先輩ＣＡ麻生、腰の痛そうなお客様へ腰当てをお持ちする。気配りはさすが先輩だ。
そして麻生「訓練生のバッジがとれたら一人で判断しなくてはならないのよ！」
衝撃を受ける美咲。責任の重さを徐々にではあるが、感じ始めてきた。
ＯＪＴ報告会に美咲がいない。機内でなくした老婆の「スズ」を探しに行ったのだ。翔太が手伝ってくれた。翔太はその前に、先輩整備士の渡辺にボロクソに言われたばかり。
美咲「キャビンアテンダント失格だった」とポツリ。
機内の座席クッションを剥がす翔太。厳しい先輩の話をし、「今はナベさん（渡辺）が先輩で良かった」と思いを伝える。
スズが見つかった！
美咲について聞かれる麻生
麻生「手におえません」「でも、いいＣＡになると思います」
ちゃんと見てるんだ、麻生先輩。だんだんＣＡらしくなって来たぞ美咲。ガンバレ～、美咲！！！
＜リード＞
初めてのOJTを前にしながら、余裕すら見せていた洋子（上戸彩）。その姿を見た弥生（相武紗季）は、浮かれていられるのもいまのうちだけだ、と釘を刺す。すでに数回のOJTを経験している弥生や沙織（上原美佐）たち三神クラスの面々は、訓練と実際のフライトの違いや、先輩キャビンアテンダントの厳しい指導に戸惑い、ギブアップ寸前だった。
洋子は、弥生とともに大阪行きの便に乗務し、OJTを受けることになった。が、洋子が担当する客室には、何故か三神の姿があり…
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☆アテンションプリーズ＜第三話＞
☆アテンションプリーズ＜第二話＞
☆アテンションプリーズ＜第一話＞
木下教官「いよいよですね、美咲さん」
美咲、目標はと聞かれ「お客様のハートをガッチリつかみます」
コピー室に入る美咲が見た光景は、落ち込んでいる同期の弘田と関山の二人。「鉄の女に当たってしまった・・・」
コピーをとり終わり、ＣＡブリーフィングで配る美咲。コピーが上手くとれていない。すかさず先輩ＣＡ麻生が「コピーもまともにとれないの！」と叱責する。ま～、これは仕方がないけどね。
続いて持ち場の確認が始まり、「Ｒ２」「Ｒ３」「Ｌ３」と各自持ち場を宣言する。使用機材はボーイング７７７型機。航空機には非常時のために多くのドアがあり、基本的にそのドアの数だけＣＡを配置する事になっています。そして「Ｒ」「Ｌ」とは「右のＲ」「左のＬ」という意味です。
何と、美咲が担当するドアは「Ｒ１」。最前列の向かって右側のドア。そのあたりはＶＩＰの方や、ゴールドメンバーが多く利用する場所でもあります。
美咲の搭乗したＢ７７７型機には通路が２本あり、美咲は前方に向かって右側の通路を担当。
ＯＪＴの便は、羽田発大阪伊丹行き。準備も整い機へ移動のためエレベーターへ。そして訓練生が「ドア、いただきます！」と訳の解らない言葉を発する。先輩に対する敬語のつもりなのか、ＣＡの慣習語なのだろうか？日本語としては少しおかしいですね。
美咲「先輩は、カボチャだと思って・・・」
機内に入りギャレーで準備をしていると早速先輩ＣＡが「何時間いるつもり」とチクッと釘をさす。そうするうちに、コクピットブリーフィングが行われる。
桜田キャプテンから、今回のフライトレベル、コースが説明され、フライトレベル（高度）は、２４，０００フィート（約７，３００メートル）、着陸はメイン滑走路の３２Ｌと伝えられた。通常では、揺れ具合や飲み物を出すタイミング、またお子さんの数やＶＩＰの情報などが全員で共有される。そしてブリーフィングの最後に桜田キャプテン「いいフライトにしましょうね！」。いい味だしてるな～。
パイロット訓練生の堤君がコーヒーをオーダー、「ドメスティック・コーヒーね」とダジャレを・・・。余計な説明ですが、ドメスティックは「国内」で「濃くないコーヒー」＝アメリカン。これじゃコパイ（副操縦士）にはなれないな～。
おっと、機内を見渡すと座席に「モニター」が装備されている。国際線の機材を使用したようですね。すべてにモニターがついているわけではありません。
離陸前のチェックをするため美咲がＬ側通路を歩いていると、何といるではありませんか、「三神教官」が。心配で乗り込んでいる事はミエミエだけど、気持ちは解るな。と言うか、美咲さんあなたの受け持ちはＲ通路でしょ！
－－－ ＣＭ －－－
初フライトで張り切る美咲。そこへ「ジュース」と老婆。「アップルとオレンジがございますが」と美咲。「ジュース」と老婆。話が進まない。そこへ先輩ＣＡ麻生が実物のジュースを２つ見せ選んでもらった。ちょっとした気遣いだけど、ＯＪＴならではと思いました。
ギャレーに戻りいきなり入る美咲。中のＣＡとぶつかり、悲鳴がキャビンに響く。いてもたってもいられない教官三神。
極めつけはおもちゃのゴキブリに悲鳴を上げる・・・
飛行を終えたミーティングで先輩ＣＡからの評価が・・・「無駄な動きが多かった」「悲鳴も特大級だった」など。
ＯＪＴが進む事に落ち込む訓練生。「全人格を否定された」「見た目だけはベテランね」。そしていつものそば屋でミーティング。
「若さでぶつかりゃ何とかなるさ～」。ガンバレ訓練生！
－－－ＣＭ－－－
東京へ帰りの便。Ｌ通路側に座っていた初老が美咲に「オセロの相手してくれないかな？」と。そして相手をする美咲。結局最後まで相手をする美咲。
飛行機に乗り合わせた老婆が「スズ」をなくしたと美咲に伝える。美咲は決められた通り、紛失届けを出してとアドバイス。老婆は困った。
先輩麻生より「サービスを理解していない」と美咲に伝える。
美咲「そんなに私の事が嫌いなんですか？」と強気な美咲。
麻生「人に言われないと解らないなんてＣＡ失格ね」。お解りのとおり、サービスは均一に行う事が基本です。
－－－ＣＭ－－－
教官三神に質問する美咲。
美咲「どうして麻生先輩が私の担当なんですか？」「基本的にあわないんですよね」
三神「満足して頂けましたか？」「お客様全員にサービスを満足して頂けましたか？」「不快な思いをされた方を思いだせますか？」そして「難題はいつもあなたの目の前にあるんですよ！」
先輩ＣＡ麻生、腰の痛そうなお客様へ腰当てをお持ちする。気配りはさすが先輩だ。
そして麻生「訓練生のバッジがとれたら一人で判断しなくてはならないのよ！」
衝撃を受ける美咲。責任の重さを徐々にではあるが、感じ始めてきた。
ＯＪＴ報告会に美咲がいない。機内でなくした老婆の「スズ」を探しに行ったのだ。翔太が手伝ってくれた。翔太はその前に、先輩整備士の渡辺にボロクソに言われたばかり。
美咲「キャビンアテンダント失格だった」とポツリ。
機内の座席クッションを剥がす翔太。厳しい先輩の話をし、「今はナベさん（渡辺）が先輩で良かった」と思いを伝える。
スズが見つかった！
美咲について聞かれる麻生
麻生「手におえません」「でも、いいＣＡになると思います」
ちゃんと見てるんだ、麻生先輩。だんだんＣＡらしくなって来たぞ美咲。ガンバレ～、美咲！！！
＜リード＞
初めてのOJTを前にしながら、余裕すら見せていた洋子（上戸彩）。その姿を見た弥生（相武紗季）は、浮かれていられるのもいまのうちだけだ、と釘を刺す。すでに数回のOJTを経験している弥生や沙織（上原美佐）たち三神クラスの面々は、訓練と実際のフライトの違いや、先輩キャビンアテンダントの厳しい指導に戸惑い、ギブアップ寸前だった。
洋子は、弥生とともに大阪行きの便に乗務し、OJTを受けることになった。が、洋子が担当する客室には、何故か三神の姿があり…
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