<コメント>
エジプト航空のエアバス340型機の脚からオイル漏れ表示があり、関西国際空港へその旨を報告し着陸した。緊急着陸の宣言はなされていない。
報道によると「脚」からオイルが漏れていた事は共通しているが、毎日新聞の発表では「前脚」、共同通信発表では「左主脚」となっている。
計器の異常は前脚だったが、実際は左主脚から漏れていたという事になる。こんな異常表示が本当にあるとは信じがたい。
無事着陸したエジプト航空機は、滑走路の南端で止まったとあるので、淡路島上空から右旋回し、ランウェイ24へ着陸。前輪に負担をかけないよう、ゆっくりと着陸した様子。部品交換だけで飛び立てたのか、いささか心配ではありますが・・・
(毎日新聞) - 6月12日13時37分更新
12日午後0時10分ごろ、カイロから関西国際空港に向かっていたエジプト航空962便(エアバス340型)から「油圧系統の故障で、正常に着陸できない恐れがある」と関空の官制塔に連絡があった。機体に格納されている前脚が着陸時に操作できなくなる可能性があったため、消防の化学車やタンク車などが出動して待機した。同機は、同45分ごろ着陸したが、滑走路南端で停止。同機が搭乗口に向けて動き出すまでの約25分間、滑走路は閉鎖され、後続の十数便に影響がでた。同機はその後、乗客を降ろす作業を始めた。乗員・乗客計99人にけがはなかった。
国土交通省関西空港事務所は、油圧計のオイル漏れがあった疑いもあるとみて調べる。同機は午前10時10分ごろ、操縦席で異常を示すランプが点灯したが、緊急着陸の宣言はしなかった。【奥村隆、稲垣淳】
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(共同通信) - 6月12日15時27分更新
12日午前10時10分ごろ、カイロ発関西行きエジプト航空962便エアバスA340(乗客乗員計99人)から、油圧系統に異常があるとの表示が出たと、同社を通じ国土交通省関西空港事務所に連絡があった。
同機は、午後零時45分ごろ関西空港に着陸。滑走路上で機体を停止させた後、到着スポットまでけん引された。関西空港は滑走路を閉鎖したが午後1時すぎに解除した。けが人はなかった。
関西国際空港会社などによると、左側の主脚ブレーキ部分に油漏れが見つかった。航空会社が詳しい原因を調べている。
(時事通信) - 6月12日17時1分更新
12日午前10時10分ごろ、カイロから関西国際空港に向かっていたエジプト航空962便エアバスA340型機から「油漏れを知らせる警告灯が点灯した」と、同社を通じ関西空港事務所に連絡があった。同機は午後0時45分ごろ、同空港に着陸したが、滑走路上で動けなくなった。けん引車に引かれ駐機場まで移動。乗客乗員計99人にけがはなかった。
同事務所などは、着陸装置から油漏れしたとみて調べている。
<エジプト航空>
エジプトのナショナルフラッグキャリアであるエジプト航空。アフリカ大陸から日本へ乗り入れている唯一のエアラインだ。アフリカ大陸といえども、ヨーロッパや地中海諸国とは目と鼻の先。乗り継ぎが便利なこともあり、アフリカのみならず、ギリシアやトルコへの観光客の利用も多い。
また、エジプト航空は1932年設立、中近東では最も長く、世界では7番目という歴史をもつエアラインでもある。2004年3月より成田線3便を全便ノンストップ直行便化。
2004年11月より関空線を1便増便し週3便とし、うち2便をルクソール経由にて運航中。
☆エジプト航空のホームページ