<コメント>
昨年10月、名古屋空港で航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落した原因は、三菱重工業の20代の作業員の配線ミスだった。
この作業員はF2の整備が二度目と経験が浅く、手順通り配線していなかった。配線に使うコネクタと呼ばれる接合部品を手順と違うもので向きを逆にセットしてしまったようだ。
1機120億円とも言われるこのF2。個人判断だけの整備でダブルチェックなどは行われていなかったのだろうか?
もし、行われていなかったのなら、私たちの税金がこのようにいい加減な整備で、どぶに捨てた事になる。原因は20代の整備員のミスだったが、それを管理監督して行く組織自体に責任がある事は明白。「整備ミスにより120億円のF2が落ちました。申し訳ありません。」で済まされる事ではない。
<関連ブログ>
[F2墜落事故]突然落ちたと副操縦士
<F2戦闘機墜落>配線ミスは三菱側に問題 防衛省事故調 1月24日2時24分配信 毎日新聞
愛知県豊山町の県営名古屋空港で昨年10月、航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落し、乗員2人が重軽傷を負った事故で、防衛省事故調査委員会は23日、事故原因を配線ミスと断定し、機体の点検を行った三菱重工業の20代の作業員の経験が浅く、手順通りに配線していなかったなどとする最終調査結果を発表した。
事故調は昨年11月、三菱重工が機体の上下方向と左右方向の動きを感知する二つのセンサーを逆に配線したことにより、機体が状態を認識できなくなった疑いがある、との中間報告を公表していた。
事故調によると、メーンコンピューターと二つのセンサーは、それぞれ3本の配線で接続されている。配線には印があるほか、コネクターがストレート型とL型の2種類に分かれ、それぞれ決まった個所にしか差し込めない設計になっている。しかし、作業員はL型のコネクターを通常とは逆向きにしたため、間違って差し込めたという。
作業員は、F2機の同様個所を整備するのは2機目で、センサーの重要性を認識しておらず、配線ミスも「覚えていない」と話しているという。また、検査担当者や監督者も配線ミスに気が付かなかった。
防衛省東海防衛支局は事故調の調査結果をふまえ、▽作業者に対する指導、管理監督が不十分だった▽作業手順書が明確でない▽誤配線防止のための設計上の施策が認識されなかった▽地上での確認試験がなかった--として改善を三菱重工に申し入れた。これらの改善が確認でき次第、F2機の製造・修理を再開させるという。【米川直己、黒尾透】
昨年10月、名古屋空港で航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落した原因は、三菱重工業の20代の作業員の配線ミスだった。
この作業員はF2の整備が二度目と経験が浅く、手順通り配線していなかった。配線に使うコネクタと呼ばれる接合部品を手順と違うもので向きを逆にセットしてしまったようだ。
1機120億円とも言われるこのF2。個人判断だけの整備でダブルチェックなどは行われていなかったのだろうか?
もし、行われていなかったのなら、私たちの税金がこのようにいい加減な整備で、どぶに捨てた事になる。原因は20代の整備員のミスだったが、それを管理監督して行く組織自体に責任がある事は明白。「整備ミスにより120億円のF2が落ちました。申し訳ありません。」で済まされる事ではない。
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[F2墜落事故]突然落ちたと副操縦士
<F2戦闘機墜落>配線ミスは三菱側に問題 防衛省事故調 1月24日2時24分配信 毎日新聞
愛知県豊山町の県営名古屋空港で昨年10月、航空自衛隊のF2支援戦闘機が墜落し、乗員2人が重軽傷を負った事故で、防衛省事故調査委員会は23日、事故原因を配線ミスと断定し、機体の点検を行った三菱重工業の20代の作業員の経験が浅く、手順通りに配線していなかったなどとする最終調査結果を発表した。
事故調は昨年11月、三菱重工が機体の上下方向と左右方向の動きを感知する二つのセンサーを逆に配線したことにより、機体が状態を認識できなくなった疑いがある、との中間報告を公表していた。
事故調によると、メーンコンピューターと二つのセンサーは、それぞれ3本の配線で接続されている。配線には印があるほか、コネクターがストレート型とL型の2種類に分かれ、それぞれ決まった個所にしか差し込めない設計になっている。しかし、作業員はL型のコネクターを通常とは逆向きにしたため、間違って差し込めたという。
作業員は、F2機の同様個所を整備するのは2機目で、センサーの重要性を認識しておらず、配線ミスも「覚えていない」と話しているという。また、検査担当者や監督者も配線ミスに気が付かなかった。
防衛省東海防衛支局は事故調の調査結果をふまえ、▽作業者に対する指導、管理監督が不十分だった▽作業手順書が明確でない▽誤配線防止のための設計上の施策が認識されなかった▽地上での確認試験がなかった--として改善を三菱重工に申し入れた。これらの改善が確認でき次第、F2機の製造・修理を再開させるという。【米川直己、黒尾透】