flight2005

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[JAL]まさか、機内食に他人の歯形が・・・

2007-12-26 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
今年も間もなく出国ラッシュが始まりますが、その前にイヤなニュースが飛び込んで来ました。あろう事か、JALウェイズの成田-グアム便の機内食に、他人が食べかけたと思われる歯形がついた食事を乗客に配った模様。

原因は、CAが乗客に機内食を配り、機内食が手つかずだと『思いこみ』そのまま回収。問題はその後で、何と廃棄せず『再利用』して別の乗客に出した。
「捨てるのはもったいない」と思う気持ちは解らないでもないが、いったん、配られたものを再利用してはならない事くらい、規則でなくても解るはず。

JALウェイズは「一度乗客に出した機内食を別の乗客に出すことはあり得ないこと」と発表しているが、実際にあった事をどう説明するのだろう。

偽装と思われても仕方ない事件は、9月にも起こっている。機内販売用のイタリア・ブランド、ヒューゴ・ボス社の財布セットの縫製がイタリア国内ではなく、中国で縫製されていたもの。「納入先が契約通り行っていないから」なんて言い訳は通用しない。
どこかの『ネジ』が緩みきっているように見えて仕方がない。
※写真はJAL機内食ですが、トラブルになった機内食そのものではありません。

<偽装?関連ブログ記事>
[機内販売]イタリア製→実は中国製(JAL)


JAL偽装? 歯形付き機内食 手付かずと思い… 12月26日8時2分配信 産経新聞

 日本航空系のJALウェイズが運航する成田発グアム行き941便(乗客452人、乗員19人)で今月19日、女性客室乗務員(31)が一度乗客に出した子供用機内食を別の乗客の男児に出していたことが25日分かった。メニューの豚肉の空揚げに他人の歯形が付いていることに家族が気づき、食べずに済んだ。JALウェイズは「再発防止に努めたい」と謝罪している。
 日航広報部によると、女性客室乗務員は男児が寝ていたため機内食をギャレー(調理場)に一時保管、その後、保管していた男児の機内食がなくなっていたため、回収された子供用機内食の中から、手つかずと思われるものを男児に出したという。
 同部では「一度乗客に出した機内食を別の乗客に出すことはあり得ないこと」としている。


※JALファーストクラスの機内食。こちらは大丈夫!
  


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
認知心理学または人間工学の観点から (Staff)
2007-12-26 21:13:03
こんにちは。

機内販売商品の原産国誤表示に関する公正取引委員会による警告について
 弊社は、本日、公正取引委員会より、機内販売商品「HUGO BOSS(ヒューゴボス)ウォレット&カードケースセット」の原産国に関する誤表示について、不当景品類および不当表示防止法第4条第1項第3号の規定に違反するおそれがあるため、今後このような表示を行わないよう警告するとの指導を受けました。
 弊社は、今回の警告を厳粛に受け止め、機内販売商品の検品・原産国確認方法の見直しを行い、今後より一層お客さまにわかりやすい適切な表示を行うよう努めてまいります。

<概略>
 2007年10月1日より弊社国内線において「HUGO BOSS(ヒューゴボス)ウォレット&カードケースセット」をイタリア製として機内誌に掲載し販売いたしましたが、納入者であるHUGO BOSS AG.社より縫製国の変更が仲介商社である㈱JALUXに連絡されなかったため、弊社機内販売において実際にはイタリア製の皮革を使用し、中国で縫製されたものを販売することとなりました。
 なお、誤表示の事実を確認した11月6日17時以降、弊社では直ちに当商品販売を取り止めるとともに、ご購入いただいたお客さまには、弊社ホームページや新聞紙面(謹告)を通じて事実関係をお知らせし、交換・返品の対応を取らせていただいております。

2007年12月25日
日本航空

■再発ではなく、公取の手続きに多少時間を要したようですね。
しかし、お客さんに提供するに当たってまずは「現物確認する」のが正攻法であることには間違いありません。
確かに弛んでいると思います。


【お詫び】機内食の誤提供について

12月19日、JALウェイズ(JO)941便(成田発グアム行)において、客室乗務員が、既に他のお客さまにご提供後回収した機内食1食を誤って未提供のものと間違え、お客さまにご提供した事実が判明致しました。調査の結果、包装されているフォーク、ナイフが未開封であったため、未提供のものと見誤ったことが原因であることが判明致しました。
お客さまには大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げるとともに、再発防止に努め、今後とも安全で快適なサービスの提供に努めてまいります。

2007年12月25日
株式会社JALウェイズ

■日本航空からのプレスリリースはありませんが、こちらがJALウェイズの公式見解になります。
flight2005さんに誤解を招くような広報部のインフォメーションマネジメントがあったとすれば、JALグループはフラッグキャリア云々以前にいち企業として体をなしていない可能性が考えられます。認知心理学または人間工学の観点からも、公式見解が最も現実に近く、できるものと考えられます。


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詳しい情報感謝します (flight2005)
2007-12-27 09:28:16
Staffさん、今回も詳しいご説明感謝します。

何が根本原因なのでしょうね?
慣れからくる、「大丈夫だろう・・・」の考えなのか?
意図的に行っている事は考えられませんから、何らかの緩みでしょうか。
手を付けていないから再度料理を配る。これは絶対にあってはならないと思います。悪意を持つなら、パンの中に何かを仕込んだりもできますし(金属探知器外物)、少量の液体の混入も。
いったん出したら二度と使わない!
とにかく徹底して欲しいですね。安心して機内食を食べる事ができるように。
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