僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

お家にこもる

2020-04-18 10:28:00 | 日記
大人しくこもってられない人が多いようです。

確かに不安だし、やることがないと人はロクなことを考えられなくなるもので。
元のような社会に戻れたら、最高に幸運と考えるべきで。
「戻るでしょ?」
などと思ってはいけない気がする。

数学の授業は、ちゃんと受けていましたか?
「場合分け」をして考えなければいけないような気がします。

もとの世の中に戻る場合。
戻らない場合。
1ヶ月程で収束した場合。
2ヶ月かかる場合。
3ヶ月の場合。
半年の場合。
一年の場合。
それぞれの場合で「生き残る」道を考えなくちゃ。

ちゃんと努力して、みんなで能動的になんでもない日に戻すのだ。

普段から嫌がらせや言いがかりをつける人はヒマな人が多いと思う。
ヒマならばヒマなりの過ごし方を考えたい。
こんな時だからこそ大きな心を保ちましょう。
そして誰かに優しくありましょう。

僕は、ファイナルファンタジーⅦのリメイクが十日に発売されましたので、それをずっとやっています。
誰とは言わないけれど登場人物数名の女子達にイライラしたりしながら。
「カマトトっぶってんじゃねぇよ。」
と思いながら、ゲームの中のデザインをじっくりと見ています。
乗り物とか、建物の内装が素晴らしい!!
いいよ、ミッドガル。

先日、仙一ホルモンの焼肉セットをお願いしました。
一番の応援はこういうことだと思うから。

次は九二四四だね。
来月もお金を貯めて注文しよう。
再来月も、そうしよう。
肉王さまが届けてくれますよ。



週末は「こもる」ということを楽しむために【本気の焼肉】を。

「ダクトの余りがあったはずなので、それを伸ばーす。」

とーう!


チマチマちまちまと自宅は後回しで改装中なのですが、有圧換気扇を取り付けてみたところなのでそこにこう、ガバッと。


いいと思う〜


いいと思うんだ〜


すげぇ吸う。
すげぇ吸うから、ふと外を見たらとんでもないぐらい煙が出てましたよ。

「火事だ!」
と騒がれてもおかしくないくらい外には煙が。
分かるかなぁ?
実際はもっとすごい。


「ホットプレートじゃ失礼だ。炭でやる。」
「えええ?家の中で?」
「うん。だって外はまだ寒いもの。」
「えええええ、いいよ〜ホットプレートで。」
「なんとかするから任せなさい?我が家は焼肉屋さん。」
「宣伝みたいだ。アホだこの人。火がついた。しかし、楽しい人だ。」
そうして始まった焼肉屋さん計画。

皆さんもどうでしょうか?
せめて楽しくお家にいたいものです。
家の中、全然臭くなーいつ。

今の現場は宍戸材木店。
普段、僕らは宍戸さんから材料を買います。
その宍戸さんにキッチンスタジオを作っています。

「出来れば!あるもので作って欲しいのでーす!」
「材木屋さんだしね。出来るだけ廃材を使おう。そして、たくさん木を使いましょう。」

まずはウッドパネルを作ります。
サイズを揃えて、面取りして…

あぁ。
僕はもう二度とやらないぞ。
地べた作業は腰にくるね。


「これだと楽じゃないすかね?」
太鼓を乗せる台車に寝そべってる佐々木副団長(ファンキーのアルバイト)


腰も膝も限界です。
精神力も限界です。


こんな風になるわけです。


それを塗り分けます。

「ここをこの色に。」
「違う。そっちはこの色。」


こつこつ


もくもく


養生します。
ブラックジャックの簡易無菌室みたい。


ペンキのハッキリした色合いをボカしたい。


いいね。
まだ少し手を加えます。


これは、その辺に落ちてた集成材。
落ちてるんです。
材木屋さんだから。

ジグソーでカットします。
「何をイメージしたの?」
「ん?分かんね。」
「分かんねぇのかよ!」


「分かんねぇけど、いけてんじゃん?」
「すげぇ!」

テーブルトップです。


僕は思います。

逞しさや強かさは知ってるけれど、人の心の悲しみが分かる人はどれだけいるのだろう?
それが分からなければ、何をするのでも緻密さがなくて雑になります。
それは対象や背景を全く見ずに、主観とか観念的と言われる自分側のモノの見方です。
つまり対象への「細やかな」心配りがないということ。
緻密さのない人間は、一切のものが欠けているように感じるわけです。

「考えられる限り、一番偉い人の家を作るつもりでやれ。」
と僕は言うことが多い。
「考えられる限り、一番大切な人のお願い事だと思え。」
とも言う。

すると。
不思議なことに、出来上がったものからは、ナニカが出てるような気がするんだよね。

この現場はセクションで分かれているので、建て方の方には年配の大工さんが1人います。
三密を避けて。
壇蜜、あんみつ、アンミカ。
全て避けていますよ。

その大工さん。
佐藤さんといいます。

「おう、おはよう。あんたらもうじき終わんのかい?」
「そうね、間も無くかな。なんで?」
「じゃあ、言っておきたいことがある。」
「おう、言ってくれ。」
「随分前になるんだけど、うちの母ちゃん(奥さん)あんたらにエールをしてもらったことがあってな。」
「ほー?!」
「乳ガンやっちゃって、気持ちもなんだか病気んなっちゃってね。ステージ4だったから。」
「うん。」
「そん時にあんたらが母ちゃんの名前を呼んでエールをくれたんだよ。自分の名前が呼ばれてるっつって、母ちゃん泣いてさ、あん時さ、すごく嬉しそうだったんだ…」
佐藤さんはポロッと涙をこぼした。
「そうだったのか。辛かったね。」
「本当にありがとうございました。あん時よ、夫婦揃って勇気をもらえて、あんたは恩人なんだよ。本当は俺がしてやりたかったんだけど出来ねぇことってあんだよね。応援って、最高にいいよ。ありがとうございました。」
「そうだったのか。なんで最初に言わねぇんだよ?」
「そういうの、好きでねぇべ?だから最後にちゃんと言おうと思っでよ。」
「そうか。じゃあ、佐藤さんにこれあげます。団長の名刺。」
「あららら!頂きます。母ちゃん喜ぶ〜!」
「え?」
「え?」
「奥さん、生きてんの?」
「おう、ピンピンしてるよ?今日も仕事さ行った。」
「早く言えよ。」
「いや、照れ臭くてあんたらが現場明けのタイミングで言おうと…」
「そこじゃくて、奥さん、生きてるってはじめに言えよ。」
「え?」
「え、じゃねぇよ。死んだかと思って聞いてたわ。つぅか知ってたんだね、青空応援団。」
「知ってるもなにも、恩人だもの。初めて現場にアンタ来た時、いやぁ本当に実在するんだぁ〜と思ったよ。」
と、ニカーッと笑った。

ちょっと僕、感動したんだよね。

出会いとか、そういうのって。

最高だね!


【告知】
4/24(金)
「はじめてのおつかい」にこの子たちがまた登場!

ということは!

青空応援団も全国放送再登場!
日本テレビ系で19時から!

思いやりとか、優しさとか、人間らしさは小さな子たちは持っています。
ということはだ。
僕らも持ってたんだよ。

思い出せ、純粋な心を。
何が正義かなんて分からないけれど、
彼らの気持ちは「正しい」よ。

コロナのニュースでふぃ〜ってなるけど、みんなで揃って、一緒にテレビを観ませんか?



コメント (2)
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