怖いもの見たさで…。ルパン三世実写版。敬意を表して★★★★。

　ユナイテッドシネマ新潟にて、小栗旬主演、北村龍平監督「ルパンⅢ世」実写版を鑑賞。

　独自の世界観を持つ日本が誇るアニメ ルパン三世。正直「こんなの、良く実写化しようと思うよなぁ…。」と言う感じで、はっきり言って、怖いもの見たさで映画館に足を向けたのだが、「お～っ、結構がんばってるじゃん！」というのが正直な感想。

　注目のキャストはルパンが小栗旬、不二子が黒木メイサ、次元が玉山鉄二、五エ門が綾野剛、銭形警部が浅野忠信。小栗旬のルパンは完全にはまり役、その他のキャスティングについて色々言われているが、自分的には違和感は感じなかった。（まぁ、これは自分がそれほどコアなルパン・マニアではないからだろうけど…。）

　ネットでは不二子役の黒木メイサについて結構辛口の批評が多いようだけど、他に適任は？と言われると思い浮かばないんだよなぁ…。結構健闘していると思ったけど黒木メイサ。（正直、あんまり好きじゃないけど…。）

　内容の方はアジアを市場を意識して、シンガポール、香港、そしてバンコクを舞台にルパンたちが大暴れ（流石に人殺しすぎだろ…と思ったけど。）。アニメ版を下敷きにした北村龍平流アクション映画…と言ったところだろうか。

　（予想どおり）所謂映画通、それにアニメ版ルパンのコアなファンからはボロクソ、非難の嵐…という感じの本作だが、興行的にはそこそこヒットしている様。個人的にはルパンを実写化しようとしたプロューサー、オファーを断らなかった小栗旬に敬意を表して★★★★としたい。