りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

ラ・フォル・ジュルネ新潟2015 公演プログラム発表!! 今年は曲重視でチョイスかな…。

2015-02-19 19:51:19 | クラシック

 5回目を迎えるラ・フォル・ジュルネ新潟2015 その公演プログラムが発表された…とのニュースを聞く。プレ公演と本公演を合わせ、全部で有料公演は35とのこと。

 ラ・フォル・ジュルネ新潟公式HP→ http://lfjn.jp/lfjn2015/

 ラ・フォル・ジュルネ、これまでは、作曲家や時代、都市などをテーマとして開催されてきた訳だが、ネタ切れ(?)なのか、今後は「自然」や「ダンス」などをテーマに開催されていくとのこと。

 ということで、今年のテーマは「パシオン〜恋する作曲家たち~」。フランス語で魂の奥底からあふれる思いを意味するパシオンにちなんだ曲が選曲される…と言うことらしい。

 正直、「う~ん、かなり苦しいというか、苦し紛れかなぁ…。」という感じは否めないが、パシオンというだけに、派手目な曲が多く、あんまり深く考えないで、どば~っと楽しめば良いかも知れないな…という感じ。

 個人的にはトリオ・ベルガルモさんが得意とするナンバー「偉大な芸術家の思い出に」が演奏されるトリオ・カレニーヌ、シェーンベルクの「浄夜」が演奏されるフォル・ジュルネ・カメラータ、ギターの鈴木大介さんがオケをバックにアランフェス協奏曲を弾く公演あたりを狙ってみようかな…って感じ。

 曲がり角にきているのかな…というラ・フォル・ジュルネだが、どうせやるなら盛り上がって欲しい…と思う次第である。


2015年度新潟県予算案発表 少子化対策を充実…に思う。トゥースモール・トゥーレイトってヤツだな。

2015-02-19 19:26:46 | ニュース

 

 2015年度新潟県予算案発表され、少子化対策を充実…との見出しが躍る。子育て支援事業では第3子以上に最高200万円の現金を支給するなどの「少子化対策モデル事業」や婚活事業などが打ち出されたとのこと。

 金融政策では良く「トゥースモール・トゥーレイト」と言われるが、正直言って、少子化対策についても、施策規模が小さすぎ、遅すぎた…という感じは否めない。既に所謂団塊ジュニアの人たちが出産可能年齢を過ぎしまっているので、ちょっとやそっと出生率が上がったぐらいでは焼け石に水…って感じ。

 まぁ、政治、行政に関しては、問題が起る前に動くのは難しいものだし、対応策が後手後手に廻るのは宿命みたいなものだと思うが、1989年の1.57ショック以来既に四半世紀が過ぎている訳で、あまりにも遅きに失したの感は否めない。

 本来、少子化対策などは税制などを司る国がちゃんと正面から取り組むべきものであって、地方自治体の取り組みなどは限定的なもの…と私などは思うのだが、何にも手を打たないよりやれることはやった方がマシ。正直、効果はほとんど出ないと思うが、担当される方々には頑張って欲しい…と思う次第である。


ユーロピアン・ロック・コレクションの思い出Ⅱ イタリアン・プログレについて…。

2015-02-19 06:14:13 | ロック

  世の中、直感的に「凄いな!」とその良さが理解できる音楽もあれば、「う~ん、なんか良く分からないな~。」と思って繰り返し聴いているうちにジワジワと好きになって行く音楽もあるのではないだろうか。
 ハード・ロックやパンクなどはやはり前者だろうし、モダン・ジャズなんかはやはり後者のタイプの音楽だろう。(どちらの音楽が優れているかと言う問題ではないと思うが…。)

 私はプログレッブ・ロックというものに出会ったのは小学校6年生から中学生の頃だったが、「おぉ、こんな音楽が世の中にあったのか!!」とすぐに夢中になった覚えがある。

 ただ、それは所謂、ブリテッシュ・プログレ、イエスやELP、フロイドやキング・クリムゾンというバンドであって、ユーロ・ロック、とりわけPFM、ニュートロルス、オザンナ、バンコ、ゴブリン、アルティ・ミスティエリ…と言ったイタリアン・プログレについては「う~ん、なんか臭いというか、ピンとこないなぁ…。」との思いが残り、当時は今ひとつのめり込めなかった覚えがある。

 そのような思いは30歳過ぎまで続いたのだが、クラシックを本格的に聴くようになって、それまで「臭いなぁ…。」と思ってきたイタリン・プログレ独特の叙情性が鼻につかなくなり、「なるほど、そういうことだったのか。」と腑に落ちたというか、初めて聴いてから20年、その良さが初めて分かった次第。

 イタリアン・プログレは当然イタリア語で歌われていて、聴き慣れている英語とは違うし、楽器もヴァイオリン、フルートなどクラシック系の楽器が多用されていて、純粋なロック耳では違和感ありまくりだし…と、やはり、バロック系のクラシックを聴き慣れていないと「ハイ、わかりました。」と言う風にはならない様な気がする。(あと、なぜか録音も寸詰まりで、ハイが落ちが多く、やたらこもって聞こえるアルバムが多かったのも違和感の一因。)
 
 文学や他の芸術作品もそうなのかも知れないが、やはり音楽についても、受け手の能力というか、ある程度、経験値がないと分からない音楽と言うものがあると思う。自分にとって、それはイタリアン・プログレだった…という訳だろう。

 ピンとくるまで、20年以上掛かってしまったイタリアン・プログレだが、分かっただけでもまし。まだ、時間は残されていると思うので、これからじっくり楽しみたい…と思う次第である。(自分的にはイタリアン・プログレの中で一番好きなアルバムはイル・ヴォーロのセカンド。やっぱり、こんな音楽、中学生では理解不可能。歳はとるものである。)