実に20年振りにピンク・フロイドのニューアルバム「ザ・エンドレス・リバー」がリリースされた…ということで、亀田のジャスコ内にあるタワーレコードにて購入。奮発してハイレゾ5.1チャンネル音源入りのデラックス・BDヴァージョンをチョイス。(4000円也)
「リック・ライトが健在であった1994年のサウンドトラック用に収録された音源を元にしている。」ということで、ラスト1曲を除き、全てインストルメンタル曲…、と言うことで、感覚的には「モア」や「雲の影」的なノリのアルバム。
一聴すると、アンビエント・ミュージックみたいな感じだが、やっぱり、そこはフロイド、一つ一つの音全てがギルモア、ライト、それにメイスンらしさに溢れたもので、所謂フロイド節満載。個人的にはライトの「炎」のような繊細な音使いが印象に残った次第。
なんかアマゾンのレビューなどを覗くと「これがピンク・フロイドのラスト・アルバム?」、「物足りない…。」などと言うレビューも見受けられるが、「今更、狂気やザ・ウォールの様な濃密なコンセプトアルバムを期待していたの?」という感じで、個人的には「諦観」を感じさせる色合いの本アルバム、フロイドのラスト・アルバムにふさわしい…という気がした。
ブルーレイに収録されたハイレゾ5.1チャンネル音源については、リビングのオーディオ・システムがカミサンと子供に占領されていてまだ未聴だが(涙)超高音質との噂。終わりゆく秋、じっくりと味わいたいと思っている。