猪瀬知事辞任により東京都知事戦に突入。
桝添vs細川、「脱原発」それに2020年に予定されている「東京オリンピック」が論点に…という報道だが、個人的には一応、首都東京といえども一地方自治体な訳で、「身近な生活環境がまずは焦点になってしかるべきなんじゃないの?」という気がする。(まぁ、細川-小泉ラインが脱原発を争点にしたがってるのは分かるにしても…。)
東京というと、首都ということで、非常に華やかなイメージがある一方、人口のブラックホールと言われる程、出生率が低い都市でもある。
現在、日本の出生率(合計特殊出生率)は1.4人あたりで推移しているが、東京都は1.06人とダントツで全国最低、渋谷区あたりになると1を割り込み、0.86人(一時は0.7までいったらしい。)と、恐るべき数字。
大学が多く立地、地方から若者を集めるものの、そこで就職した若者が次世代を産み育てることをできず、人口減少にターボを掛ける都市東京、まさに人口のブラック・ホールと呼ぶにふさわしい…という感じ。東京都民でない私が言うのもなんだが、脱原発うんぬんよりも、このような身近な問題をまずは論じるべきだと思うのだが…。(もはや諦めモード?)
貧乏自治体ならいざ知らず、子育て世代への経済支援、保育サービスの充実…などなど、あれだけの財源基盤を持つ東京都なら本気になればやれることは数多いはず。
「脱原発」、「オリンピック」も結構だが、「まずは子育て環境を論じるべきじゃないかなぁ…。」と思う東京都知事選である。