「3月のライオン」を読んだ影響で本当に久々にNHK杯将棋トーナメントをゴロリと横になって見る。
http://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/shogitou/
激しい矢倉戦を熱中して見ていると妻が横から「なんかこの人たち暗いね…。女の子にあんまり○NASA……。」とボソリ。
私「………」。(反論出来ず)
趣味には女性受けする趣味としない趣味というものがあって、おそらく将棋などは後者の最たるものだろう。(まだ、囲碁の方が女性棋士も多いし、上品だし、イメージが良いような気がするが…。まぁ、大差ないか。)
まぁ、別に女性に受けなくても良いとは思うのだが、あまりネガティヴなイメージを放置しておくのはやはりマズイと思う。確かに一般の人からも将棋は「オジンくさい。暗い。ダサい。」とあんまり良いイメージは持たれていないのは残念ながら事実だと思う。
実際には、名人戦などタイトル戦での和服姿の棋士の対局姿は本当に美しいし、「知的な魅力を持つ素晴らしい日本文化なのだ!」と力説したいところなのだが、一般的にそこあたりの魅力が伝わっていないようだ。
これと似たようなことが、おそらく同じく日本固有の文化である「日本酒」にも当てはまるのではないだろうか?
かく言う私も元来、外国かぶれっぽいところもあって、この年まで「日本酒」というと何かダサいというか、古臭いイメージを持って敬遠していたのも事実。「人は見た目が9割」ともいうが、趣味や文化も中身が素晴らしくともイメージがネガティヴだと人は注目してくれない時代なのだ。
日本酒業界も遅まきながらそのイメージ改善に乗り出してきているようで、先に取り上げた「蔵元のイケメン若旦那の座談会」などスタイリッシュな企画や女性向けのマーケティングに力を入れ始めたようだ。
将棋や日本酒は日本が誇る素晴らしい文化であることは事実。ネガティヴなイメージを払拭して21世紀も生き残って行って欲しいと思う。