goo blog サービス終了のお知らせ 

りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

アーマーモデリング 2015 6月号 パンター戦車のDtoF 焦るぜ。早くモデラーとして復帰したいよ。

2015-05-18 21:09:34 | 

 

 書店で「月刊アーマーモデリング 2015年6月号」を見つけたので、ふらふら~っと購入。今号の特集は戦場の貴公子パンター戦車のDtoF。プロモデラーの作ったパンターの凄さに思わず唸る。

 私がプラモデルの世界を知ったのは小学校3年生の頃。小学5、6年生の頃には戦場情景ジオラマに夢中になり、中学1年生の頃には当時流行っていたタミヤ模型主催の「パチッ、戦場写真コンテスト」に佳作で掲載され、「よし、次はもっと上を…。」とのめり混んで行ったのだが、プラモデル作りというのは膨大な時間が必要な趣味であって、そんな事をしていたら、勉強など出来るはずもなく、成績もどん底、流石に親の怒りを買い、高校受験を前に一時中断。
 高校合格後、再開しようとするも、赤点連発、授業についていくのに精いっぱいで、「こんな趣味やっている場合じゃないでしょ…。」って感じで断念。そして、大学、就職、結婚、子育て…と続くライフステージの中で、「いつか再開したいな…。」と思いつつ、専門誌をたまに買うにとどまり、再開することが出来ず現在に至る…って感じ。

 今回、調べてみると驚いたことに少年時代夢中になったタミヤ模型主催のパチッコンテストは続いていて、自分と同世代のアラフィーの方々が上位を独占、「おおっ、仲間が復帰しているのに自分は…。」と大いに焦る。

 「早く引退してプラモ三昧したいよ…。」の念がますます強まった月間アーマーモデリング 2015 6月号 パンター戦車のDtoFであった。


「東京タラレバ娘」第2巻 東村節 炸裂!! 1/2の三乗は12.5%なんだよなぁ…。

2015-05-15 20:27:29 | 

 

 「このマンガが凄い2015 オンナ部門第2位」にもなった東村アキコ著「東京タラレバ娘」。その第2巻が発売された…ということで、東村ファンの私、早速購入して一読。
 
 ストーリー方は、そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたら33歳になってしまった倫子とその仲間達。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと焦るがうまく行かない。そんな時、年下のモデルKeyが現れ、ズバズバと自分達の駄目さ加減を指摘されて…というストーリーなのだが、今一番乗っている東村アキコ氏の女性に対する鋭い視点と笑いが今回もさく裂、一気に読み切ってしまった。

 完全に女性主導で廻っており、ちょっとでも女性に対して厳しいことを言うものなら、大バッシング…みたいな感じになっている我が日本。そんな世の中だからこそ、女性に対してズバズバって感じの「東京タラレバ娘」が受けるのだろう。(東村さんしかこんな漫画描けないよ…。)

 元祖草食系の私など、恋愛や結婚に関して語る資格はない人間…と自覚しているが、あえて非難覚悟で言わせてもらえば、今の日本、女性から男性への要求が過大になり過ぎているのではないだろうか。

 私が若かったバブル時代、三高(高収入、高身長、高学歴だったかな?)とか言う言葉が流行ったものだが(まぁ、あれはジョークだったと思うけど。)、今は「三平(さんぺい)」ということで、平均的な年収、平均的な外見、平穏な性格、という男性が人気らしい。
 なんか、一見ハードルが下がったように見えるのだが、求める年収は680万円以上(東京でも年収600万円以上の若い独身男性は3.5%しかいないらしい。)とか、「全然、平均じゃねーだろ。」って感じだし、だいたい、本当に平均で良いと言っても、条件三つ出せば、それを全部クリアーする確率は1/2の3乗で12.5%、4つ付ければ6.25%、5つなら3.125%…って言うのは小学生でも出来る計算であって、「自分はそれに入っているんですよね?」と毒づきたくなる男性も多いのではないだろうか。

 結婚まででなく、結婚してからも男性への要求は厳しく、イクメンなどと言う言葉が定着して久しいが、それは平均以上の働き、稼ぎあっての話であって、「年収は100万円、家事育児はやりますので、カミサン、稼いできてね。」ではやっぱりダメだしされるんだろう。(本当に男女平等なら容認されると思うのだが…。)
 仕事バリバリやって稼ぎ、家事・育児やって、休日には家族のために過ごす…「そんなスーパーマンのような生活、ムリポ…。」というのが多くの男性の本音だろう。

 最近ネットで「結婚『コスパ悪い』『恋愛の価値』低下」という記事が話題になっていたが、「もう俺は降りるよ…。」という感じで、若い男性は恋愛にも結婚にもしらけきっているんじゃないだろうか…。やっぱり、そんな風潮に渇!!を入れる必要がある…ということで、本音ズバリの「東京タラレバ娘」には今後も期待したい…と思う次第である。


4連休2日目 書庫整理。本の整理って進まないんだよなぁ…。

2015-05-04 23:52:25 | 

 4連休2日目、午後から天気が崩れてきた…ということで、音楽を聴きながら書庫に籠って本の整理を敢行。

 自分の場合、大学時代から雑誌を抜かして月10冊、年間120冊ペースで本を買っているので、家にある本は4000冊あまり…と言ったところ。(読んでいるかは別だけど。)
 これまで実家にもスペースがあったのだが、実家を立て壊してしまったので、今は屋根裏部屋にも本が溢れている始末。高校生の頃、本を売ってしまった後、また読みたくなってしまって後悔…というトラウマがあり、あんまり本を処分することできない体質になってしまい、増えるばっかり。

 本好きな人なら分かると思うが、「あっ、探していた本発見。」とか「この人、この前亡くなっちゃんだよなぁ…。」とか思って読み始めたりして、本当に本の整理というのは進まない。今日も、さっぱり進まず、とりあえず、床が見えるようになったな…と言うところで終了。

 早くリタイアして、好きなだけ、本を読んでいたい…と改めて思った次第である。


短編小説集「決戦!関ヶ原」 裏切り者、小早川秀秋を見つめ直す。

2015-05-03 19:25:45 | 

 

 ゴールデン・ウィークを利用して前から読みたかった短編小説集「決戦!関ヶ原」を一読。本作は関ヶ原の合戦に参加した7人の武将を7人の作家が短編小説としたオムニバス版。
 それぞれ面白かったが、自分的に一番興味深かったのは冲方丁さんが小早川秀秋を描いた「真紅の米」。

 小早川秀秋というと裏切り者の代名詞、西軍贔屓、三成好きの私にとって「小早川が裏切らなければ西軍勝利、日本は変わっていたのに~。」と長年憎たらしい存在であったのだが、良く調べてみると、彼のそれまでの人生は晩年の豊臣秀吉に翻弄された人生であって、素直に「豊臣の恩義」などを感じていたはずもなく、関ヶ原での寝返りも「そりゃ、しょうがないよな…。」と言った感じ。
 本作に納められた「真紅の米」、その複雑な小早川秀秋の心象風景が良く描かれているな…と感心した次第。

 小早川秀秋に限らず、後世、悪く語られる歴史上の人物であってもその決断に至った経緯、行動にはその人なりの理というものがあるのではなだろうか。これを機会に、もう一度、いろいろな人物について見つめ直してみたい…と思った「決戦!関ヶ原」であった。


小谷野 敦 「俺の日本史」 ここまで酷評される本も珍しい。まぁ、芸風っていうことで。

2015-04-27 18:27:42 | 

 

 「日本人のための世界史入門」が13万部のベストセラーとなった小谷野敦氏の新作「俺の日本史」を一読。

 古事記、日本書紀から江戸時代まで、歴史には偶然と必然がある…と深く突っ込まず、小谷野流日本史エッセイ…という感じの一冊。

  ネット上のレビューを読むと「日本人のための世界史入門」同様、「間違いが酷い。」、「自分の考えを適当に書いただけ。」、「小遣い稼ぎ。」etc…と酷評の嵐。(ここまで酷評される本も珍しい。)

 私も前記のような酷評も出るのはしょうがないな…という感じで、あえて擁護する気はないし、「小谷野ファン以外は怒りだすんだろうなぁ…。」とは思うのだが、小谷野節全開で、読んでいて痛快なのは確か。何しろ今回のタイトルは「俺の日本史」だし、書いているのは小谷野さんな訳だし、「まぁ、こう言う芸風な訳だから…。」って事で、あんまり目くじらを立てて、あれこれ批判してもしょうがないんじゃないかな…って感じ。

 本書は明治維新前で終わっているが、本当に小谷野節が味わえるのは明治以後だと思うので、続編「俺の日本史Ⅱ」を期待したい。