この前の1月12日に発売された、キングレコード発売のショウ・ブラザースDVD『阿羅漢』のデジタルリマスター版を監修しましたが、これはすごく豪勢な内容になっています。2枚組にしていますが、デジタルリマスター版と日本公開版(これは上映時間が違うため)、なおかつ東和版の字幕(役名を勝手に変えている)と新訳の字幕、そして東和の倉庫に眠っていた当時の劇場予告を特典に入れるなど、できるかぎりの仕様にしました。それ以外にも当時のポスターやチラシ、プレス等、ギャラリーにも入れられるだけ入れてますので、もうこれ以上は何もできないくらい豪華なソフトになっています。うちにあった資料をいろいろ提供したのですが、資料倉庫をごそごそと探していたなかに、この『阿羅漢』の特集を組んでいた香港の雑誌が出てきました。
表紙はにこやかに握手するリンチェイとラウ・カーリョン師父。雑誌のなかでは、撮影風景やそれにともなった現場紹介の記事など、当時の映画の資料としてはすごく貴重なものです。この時代の中国ロケは、悪状況の現場に慣れている、あの香港のスタッフでさえもうんざりするくらい、最悪な状況だったと聞きました。指示しても動かない、勝手に休んでしまう等々、一筋縄ではいかない現場だったそうです。
さて、先だってのラウ師父とのお茶しながらのアクション談義のなかで、リンチェイの『SPIRIT』の話となったのですが、「あのアクションはなんなんだ~」とお怒りの様子でした。「あんな剣の持ち方はない。リアリティがなさすぎる。」と身振り手振りでアクションを熱く語るラウ師父の姿を、私は見入るばかりでした。
表紙はにこやかに握手するリンチェイとラウ・カーリョン師父。雑誌のなかでは、撮影風景やそれにともなった現場紹介の記事など、当時の映画の資料としてはすごく貴重なものです。この時代の中国ロケは、悪状況の現場に慣れている、あの香港のスタッフでさえもうんざりするくらい、最悪な状況だったと聞きました。指示しても動かない、勝手に休んでしまう等々、一筋縄ではいかない現場だったそうです。
さて、先だってのラウ師父とのお茶しながらのアクション談義のなかで、リンチェイの『SPIRIT』の話となったのですが、「あのアクションはなんなんだ~」とお怒りの様子でした。「あんな剣の持ち方はない。リアリティがなさすぎる。」と身振り手振りでアクションを熱く語るラウ師父の姿を、私は見入るばかりでした。