電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

ハリウッドで活躍する日本人スタントウーマン

2006-06-10 01:23:12 | Weblog
映画誌ロードショーに、“ハリウッドで活躍する日本人”を紹介するページがあるのですが、今月はスタントウーマンとして活躍する西脇美智子さんが紹介されていました。
西脇さんは、1980年代に「ボディビル界の百恵ちゃん」と呼ばれて人気を博した方なのですが、『大福星』でジャッキー・チェンと共演し、それをきっかけにして香港映画界でアクション女優として活動していました。その後、ハリウッドへ渡り、『チャーリーズ・エンジェル』でルーシー・リューのスタントインを務めて、今では人気のスタントウーマンとして活躍しています。
西脇さんのその記事を読んだ時に、1度だけお会いした時のことを思い出しました。それは『ファースト・ミッション』の宣伝キャンペーンでのことでした。確か、2日目の夜だったと思います。六本木で食事会をした後に、二次会へ行くということで、ロアビルにあるディスコへ行ったのでした。場所は現在のシネマート六本木のそばなのですが、当時はビルごと全フロアーがディスコという名物ビルでした。ジャッキーには、日本の“五福星”なる5人組がいて、そのうちの一人が東宝東和の名物宣伝マンであったヒゲの宣伝マンこと故・飯田さんでした。この5人組は、ジャッキーが来日した際は、全てセッティングをして歓待していた仲間だったのですが、その2次会のディスコも彼らがセッティングしていました。私はまだかけだしの宣伝マンで、右も左もわからないのに会社命令で「最後までジャッキーに付いていろ~」と言われていたので、その2次会にもついていったのでした。
ディスコに着くと、なんとお客が誰もいません。そうなんです、ジャッキーのために貸し切りにしていたのです。とにかく薄暗い店内に席まで行くと、そこに西脇さんが座っていました。『大福星』で共演した後だったので、ジャッキーが来日しているから遊びにおいでよと、五福星が西脇さんに声をかけたようでした。
とにかく、お客さんは、私たち10人しかいません。その中でわけがわかんないは私一人。そんな私に飯田さんが気をきかしてくれて、西脇さんに「彼と踊ってあげてよ。」と言ったのです。それではと西脇さんから踊りましょうと言われ、私はなぜか西脇さんとチークダンスを踊ったのでした。でも、初めてのスターのアテンド仕事で緊張しまくりだったので、何をその時話したのかは今でも思い出せません。
今ではハリウッドでスタントウーマンとして活躍している西脇さんのその記事を読んで、そのキャンペーンの思い出が甦り、すごく懐かしく感じたのでした。
ところで、この二次会のディスコでは、もう一人意外な人物がいました。私の隣に座っていた男性を、最初は暗かったので誰だかわからなかったのですが、次第に目がなれてよく見たら、なんと「Mr.Boo」ことマイケル・ホイでした。西脇さんがいたこと以上にびっくりしましたが、彼がなぜその時東京にいたのかは、今でも謎です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿