電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

エミリー・チュウ

2009-06-23 20:59:43 | Weblog
私の見解なのですが、女優というのは勝ち気で男っぽい性格でないと生き残っていけないと思っています。これはこれまで出会った香港映画の女優陣をみてそう思っているだけなんですが、以前、師匠と誰が好きなんだ?という女優話になったときに、あの人、この人と言っていたら、「あんな男っぽいの、どこがいい。」と言われてしまいました。芸能界は生き馬の目を抜く世界、優しい人には難しい世界なのかもしれません。
そんな私が出会った女優で、実際に「この人、惚れた!」と思ったのが、『ファースト・ミッション』のエミリー・チュウと、シー・フォンの妹のシー・チェでした。この二人のことは以前にブログでも書きましたのでそこを読んでいただければと思いますが、二人とも女優業を引退していますが、なかでも現状を聞いていちばん不幸だなと思ったのがエミリー・チュウでした。
彼女の近況は数年前に会ったジミー・ウォングから聞いたわけですが、ちょっと悲しい人生なのです。もともと家はおばあちゃんが実業家だったので裕福だったようなのですが、パイロットの父親も、母親も事故で亡くなり、おばあちゃんのもとで弟とともに面倒を見てもらっていたそうです。確か『ファースト・ミッション』で来日した時に、弟のお土産用のバッグを買ったと言っていたことを記憶しております。80年代後半は香港映画界で活躍していましたが、例の『クーロンズ・アイ』事件でつまずいてから、結局、台湾に戻り、地元で女優を続けていたのですが、90年代後半には消えてしまったわけです。その間におばあちゃんを亡くし、弟も亡くなり、そして現在は~、あ、ここはちょっと言えませんが、あんまり幸せな感じがしない状況のようなのです。上海に住んでいるということを知っているジミーさんの情報網もすごいと思いましたが、でも話を聞いて悲しくなってしまいました。

そんな彼女のことについて、ちょっと仕事関連で調べていたのですが、香港の検索でこんなものを見つけました。明報「男たちの挽歌」
レスリーサイトに載っていたのですが、この明報の表紙、個人的には強烈なものでした。


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3 コメント

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Unknown (マサミツ)
2009-06-24 15:49:10
僕もファーストミッションでエミリー・チュウを初めて見て
「こんな彼女が欲しいなぁ~」
と思った時期がありました。

現在どうされてるかが気になりますが…
不幸せな人生だったんですね…可哀相です…(涙)
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Unknown (さなな)
2009-06-24 20:53:09
ちょっと遅くなりましたが、1000回おめでとうございます!

これからもお忙しいでしょうけど、
がんばってくださいませ。

今日日本のワイドショーで安西ひろこさんの
ことが取り上げられてましたけど、
芸能界って、
天然で何も考えてないような子か
ものすごく上昇志向が強い子しか
生き残れないのかな~と思ってます。。
韓国の女優さんは自殺が多いですしね。

私たち見る側はそういう芸術の神の
生け贄を楽しんでいるのでしょうか。。
時々考えさせられます。。。
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 (FREEMAN)
2009-06-24 21:45:48
マサミツさん、こんばんは。
エミリーは本当にやさしくてきれいな女性でした。現在の彼女のことを聞いてちょっと悲しかったです。

さななさん、こんばんは。
芸能界は、言われているような性格ではないとやっていけないのかもしれませんね。最近の芸能界をみても、うつになってやめてしまう若いタレントさんもいるくらいなので、タフでなければやっていけないのかも知れません。韓国はもっと劣悪な状況のようなので、ああいう事件が多いのかもしれません。
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