電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

第33回香港電影金像奨発表

2014-04-14 02:58:38 | Weblog
第33回香港電影金像奨が発表となりました。
4月13日の日曜は、1997年4月13日も日曜で、その日も金像奨の発表だったのですが、私の香港映画の宣伝師匠でもあった飯田さんが亡くなった日でもありました。なので、その日のことをふっと思い出したりもしました。
今回は『グランド・マスター』が12部門受賞という、ほぼ独占的な受賞となり、こんな事はこれまでの金像奨の歴史で初めてなことだなあと思いつつ、ネットでリアルタイムに放送を見てました。
ただ、主演男優賞は『激戦』のニック・チョンが受賞して、発表直後、主演男優賞の他候補との握手や関係者と抱擁した上、あまりの嬉しさにニックが壇上で劇中に使用されている「サウンド・オブ・サイレンス」を歌うなど、これがいちばん泣けました。
ちなみに、ノミネート作品の大部分が日本でも購入、ないしは予定があり、8割がた年内公開されると思います。
実はうちの会社もその中の2本(まったく擦りませんでしたが)を配給・宣伝のお手伝いをすることになり、東京は秋・冬までには公開する予定ですので、お楽しみに。

□最佳電影(優秀映画)
《一代宗師》『グランド・マスター』
□最佳導演(優秀監督)
ウォン・カーウァイ王家衛《一代宗師》
□最佳編劇(優秀脚本)
鄒靜之、徐皓峰、王家衛 《一代宗師》
□最佳男主角(優秀主演男優)
ニック・チョン張家輝《激戰》
□最佳女主角(優秀主演女優)
チャン・ツィイー章子怡《一代宗師》
□最佳男配角(優秀助演男優)
張晉《一代宗師》
□最佳女配角(優秀助演女優)
惠英紅《殭屍》
□最佳新演員(優秀新人)
蔡瀚億《狂舞派》
□最佳攝影(優秀撮影監督)
Philippe Le Sourd 《一代宗師》
□最佳美術指導(優秀美術監督)
張叔平、邱偉明《一代宗師》
□最佳動作設計(優秀アクション監督)
袁和平《一代宗師》
□新晉導演(新人監督)
黃修平《狂舞派》
最佳美術指導《一代宗師》
最佳服裝造型設計《一代宗師》
最佳剪接《一代宗師》
最佳音響效果《一代宗師》
最佳原創電影音樂《一代宗師》
主題曲「狂舞吧」贏得最佳原創電影歌曲《狂舞派》
最佳視覺效果《殭屍》
最佳兩岸華語電影《致我們終將逝去的青春》
張鑫炎,獲頒終身成就獎


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白かったです (皆吉忠三郎)
2014-06-27 23:11:02
「インフェルノ大火災脱出」を一昨日シネマート六本木で観ました。内容は「タワーリングインフェルノ」+「バックドラフト」+「海猿」を上手くアレンジした作品だなと思いました。劉青雲とルイスクーが兄弟役でしたが渋い男と端正な甘いマスクの対比も作品に上手く反映されていたと思います。
元消防士のルイスクーの消防機材の会社が入っている高層ビルが火災になることからストーリーは始まりますが、正直なところあまりに欠陥が多すぎで彼が火災に遭遇してから気付くというのはちょっとおかしいんじゃないかと突っ込みたくもなりましたがそれでも次から次に襲い掛かる火災に主人公達が立ち向かう迫力あるシーンにそんな気持ちも打ち消されました。
劉青雲は本当にいい役者さんですね格好よかったです。
それにしても彼が中国の公務員である消防士を演じたりジャッキー・チェンが最新作で中国公安局の警官を演じたりと、昔の香港映画だと悪役でしかなかったのに今、香港の役者が主役として演じているのに時代の変化を感じました。
エンディングのローリングで特別感謝と言うことでシルビアチェンの名前がありましたが今回の作品にどのように携わっていたのか気になりました。
劇中で消防車が重厚な音楽をバックに走っているシーンが多かったのですがよく見ると日本のイスズ自動車でした。この前の中国のデモで散々日本車を槍玉にあげていたのを見ているので格好いい場面なんだけど笑ってしまいました。
チケットを買った際にポスターをプレゼントしますとスタッフに言われましたが、外の天気とまだ見終わった後の用事の関係で断ってしまいました。
やっぱり貰っておけばよかったと少し後悔しました。
予告編でツイハークのライジングシードラゴンを観ましたが面白そうですね。
次回はこの作品を観ようと思っています。


返信する
シネコンってやる気ないんだな (芳忠LOVE)
2014-10-22 18:31:00
シネマスコーレでレクイエム/最後の銃弾観ました。相変わらず昼3時だけという変な時間帯でしたが(笑)
刑事アクションのつもりでいたら中盤でワイルド・ブリットの様な戦争アクションみたいになってビックリしました。
感激したのは広東語だった事とシネスコの本編が始まる時にちゃんとカーテンとマスクが開いてビスタの体勢からシネスコ上映用の体勢に入った事。
かつてなら当たり前だった事に感動させられるとは…。
返信する
重量感たっぷりでした (皆吉忠三郎)
2014-11-10 17:44:38
「レクイエム最後の銃弾」を小田原コロナシネマワールドで観てきました。
午後1時10分の回に観客が自分一人でしたが主役三人の冒頭の香港の油麻地での追跡劇から始まりタイでの悲劇、一度どん底とわだかまりを持ってしまった男達が再度同じ目的に危険を承知で立ち向かっていく男らしさを陳木勝の演出に見事引き込まれて行きました。ラストのマカオのホテルでのブッタを倒すためのガンアクションは「スカーフェイス」を彷彿させる迫力でした。
東京に行くよりも近くの劇場で公開してくれたのは本当にラッキーでしたがもっとたくさんの人に観てほしい作品です。
返信する
Unknown (青たこ(元芳忠LOVE))
2014-11-22 20:21:09
羽仁未央さんが50歳の若さで亡くなられたそうです。
http://www.asahi.com/sp/articles/ASGCM5D7PGCMULZU00C.html?iref=sp_nat_obi_list_n004
よくは存じ上げなかったんですがよく香港映画の解説を書いておられた方と記憶しています。たしか『妖獣大戦』では(日本側の)監督と記載されていた覚えが…。あまりに早すぎますね…。
返信する

コメントを投稿