電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

2014年を振り返って

2014-12-31 16:02:56 | Weblog
久々にブログを更新いたします。
いよいよ2014年もあと数時間で終わりです。

今年も日本で公開された映画は1000本を超える勢い。昨年も超えましたが、これはいい話ではなく、逆に映画のヒットしている作品としていない作品の差がどんどん広がっていることの表れでもあります。
つまりそれだけ当たっていない作品が多くなったということです。
そんな中、中華系作品、とくに香港系はここ3年ほど公開本数も増えましたが、どちらかというとDVD発売のための公開という意味合いが強く、弊社も宣伝協力として10本ほど担当いたしました。どれもが限定された公開のものがほとんどで、地方でもかけたいのですが、香港映画は興行者側からみるとお客が入りずらいという印象が強く、あまり興味を持たれていないのが現状でもあります。
韓国映画も以前に比べて厳しい興行となっているのですが、それ以上に中華(香港)映画は厳しい。予算を使って宣伝したとしても、『グランド・マスター』『西遊記~はじまりのはじまり~』と全国展開規模で公開された作品ともに、劇場では思った数字をあげることができませんでした。

もうひとつ、厳しい話としては、レンタルビデオ店の収益が下降線をたどっている状況があり、また配信が伸びていない、セルDVDが売れないと厳しい状況があるのも現在の映画業界でもあります。

そして、本日は1000人規模の最後のロードショー館である新宿ミラノ座も閉館となりました。午前中に『荒野の七人』を見に行きましたが、仕事でもお世話になった劇場、本当に寂しい限りです。
これで昔からあった歌舞伎町の映画館が消滅し、2015年4月17日にはそれにかわってTOHOシネマズ歌舞伎町が開館しますが、古いものがあっさりとなくなってしまう寂しさほど、悲しいものがありません。

また2015年はまだまだ閉館のニュースが出てきます。
1月後半にはあるニュースが発表されて驚くと思いますが、映画業界はどうゆう方向へ向かっていくのか。
いい話があるといいんですけどね。


それから、ブログに関してはなかなか書く時間がなくて、今は会社のツイッターでいろいろつぶやいてますが、時間を見て時々はブログも更新していきたいと思います。

皆さん、よいお年を。


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2 コメント

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良いお年を! (皆吉忠三郎)
2014-12-31 22:24:07
現状は色々と厳しいようですが、僕は自分の琴線に響く作品があれば映画館に足を運んで行きたいと思っています。
フリーマンさんもこれだと思う作品をどんどん配給して下さい。
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Unknown (青たこ)
2015-05-28 20:56:31
モンキーマジック観させてもらいました。背景まるまるCGばっかりで最初はちょっとゲッソリしてたんですがドニーさんの悟空がなんとも可愛らしくて気に入ってしまい段々気にならなくなりました。
今回も広東語で嬉しかったです。続編をやるそうですがドニーは出ないというのは決定なんですかね?
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