山の春夏秋冬

たまの休日に野山へ出かけたとき目に留まった生き物や風景の紹介

オトシブミ

2007年06月21日 | 甲虫類

 出掛けるたびにいろいろな生き物に出会えて、紹介したい写真が溜まっていくばかりです。一週間違うだけでも出会う生き物が違ってきます。なるべく時期のずれが目立たないように紹介する写真の撮影日が前後することがありますが、気にしないでください。
 栗の木で揺籃作りにはげむオトシブミたちに出会いました。前に来たときにもいくつも木の葉の落とし文がありましたので、だいぶ長い間続くようです。

2007年6月13日 大阪府豊能郡能勢町

 まだまだあちらこちらでカップルが見られます。ここのオトシブミは上翅の赤い者と黒い者が居ます。♂♀どちらにも赤色と黒色がいるので性別とは関係ないようです。

 私が邪魔をしたおかげで、このカップルは♀がぷぃっとそっぽを向いてしまいました。しかしすぐにまたよりを戻したようでした。


ヒメコブオトシブミ

2007年06月21日 | 甲虫類

 カラムシの葉を巻いた揺籃がいくつもぶら下がっていたので、どんなオトシブミが居るのか前から気になっていたのですが、やっとその姿を見ることができました。どんよりと曇った日だったので揺籃作りは休憩のようでした。

2007年6月10日 大阪府三島郡島本町

 ヒメクロオトシブミによく似ていますが、ひとまわり大きなオトシブミです。作る揺籃はとても大きくて、作りは大ざっぱに見えます。

 カラムシの葉の大きさを考えると、かなり大きいことが分かります。作り方も、巻いているのがほどけて開いてしまいそうに見えます。どれも同じ作りだったので、失敗作ではないようです。


キアシドクガの蛹

2007年06月21日 | 蝶・蛾類

 お寺の側の駐車場で、周りの草むらにいる昆虫を探していて、竹の手すりの下に何やら蛹がぶら下がっているのを見付けました。黒い点やら線があってきれいな蛹です。

2007年6月10日 京都府長岡京市

 よく見ると蛹に毛が生えています。どうにも意味ありげです。蛹を調べるのはなかなか難しいのですが同じような画像を見付けました。ドクガの一種です。この毛にも毒があるのでしょうか。そして成虫はと言うと真っ白い蛾でした。この辺りでも樹の周りを真っ白い蛾が無数にふわふわ飛んでいて何と言う蛾だろうと思っていましたが、どうやらそれが成虫のようです。