古楽の小路

30余年住んだ杜の都から東京へ。両親の介護も終了、気が付けば高齢者に。介護される身になるまで音楽生活を楽しみたいものです

忍び寄る老い

2010-11-26 09:21:43 | その他
庭の落ち葉を集めるのに熊手があるといいと思いながら
狭い庭だし、一年に数回しか使わないと思うと買う気がしない。
実家には熊手があったので、使ってみたらなるほど便利なものだ。
あっという間に大量の落ち葉が掻き集められた。

葉の落ちたサンザシに実がひとつしがみついていた。
花梨とキュウイを取らねばならないのだが、梯子を出すのがちょっと億劫。
晩秋の庭と同様、私の頭も一気に寂しくなった。
ここ一年で急激に髪が薄くなり、目がぼやけてきて
釣瓶落とし..]のような老い街道まっしぐらという感じだ。

髪は昔は美容師泣かせのボリュームとくせ毛だったのに・・。
しわやしみはあってもいいのだが、髪はやはり困るな・・。
シャンプーや養毛剤にも関心がいくようになった。養毛剤は高いので
効かなくて損したくないし・・・。
女性用かつらのコマーシャルが多いはずだ。あのコマーシャルを
みていると、薄いのを人から見られるのが嫌だ、恥ずかしいというのが多い。
皆恥ずかしがらずに薄い頭で平気と言う人が増えるといいのにと思う。
白髪を染めるのだって不自然だ。張りのない顔とのバランスもあるのに。

先日、目の方は思い切って眼科を訪ねた。診断は『白内障』で
がっくりしたら、「60過ぎれば普通ですよ、40代からなる人
だっています」といわれた。しばらくは症状の進み具合をみることになった。
また定期健診を受けるものが増えた。老いと仲良くしていくほかない。

先日新聞の訃報欄に知った名前をみて高校時代が蘇った。その方は高校の
先輩でピアノが並はずれて上手く、初見でなんでも弾けるかのようだった。
よく訓練された手は異様に大きく、ゴツゴツしていた。ジャズバンドも組んでいて
文化祭の華だった。その後は芸大に進み、作曲家としても活躍して時々
その「深町純」という名前をみたことがあった。ご冥福を祈ります。







コメント (2)
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