サランヘヨ 登山

登る男の山行き日記がメイン
ものづくり、わが家の飯、料理レシピ、手打ち蕎麦、韓国発見は映画紹介に日韓文化比較。

142 ダイトレ縦走 屯鶴峰~葛城山~金剛山(テン泊)~岩湧山~槇尾山・施福寺

2011年10月02日 | 登 山

先週、3泊4日で北アルプス、槍・双六縦走をして来た。その余韻もあって今回は、ダイトレルート(45.3km)を通して歩く
ことにした。テン場はこれまで2度世話になった、ちはや園地。今回は1泊2日で全コースを歩いた。
テントを担いで登れば帰宅を考えずに行けるところまで登り、夜はそこに泊まって休み、次の朝そこからスタートできる。
ダイトレ、ルート上のテン場は、葛城山頂、金剛山頂、滝畑の3箇所、ルートから外れて麓の岩湧の森キャンプ場がある。

一般的には2泊3日コース。北アルプスの縦走の足慣らしには全行程を一度に歩くのがよいらしい。
これまでは、1日目は葛城高原ロッジ、2日目は紀伊見荘に泊まっての行程が1日の15~19kmでちょうど良かったと。
ところが紀伊見荘が2011年3月末で閉鎖で2泊目が出来ない。これまで下山後に入浴を楽しみにしていた方が多くいた。

 



今日の登山記録      ダイトレ イラスト         ダイトレとは
      
 2Dマップ           3D                                  アクセスマップ
     

ダイトレで見つけた小さい秋    クリックで拡大



5:41近鉄南大阪線・布忍駅から始発電車に乗る。古市で吉野行きに乗り換え二上山駅で下車。ここから30分国道を歩く。
どんずる峰は、二上山の火山活動により火山岩屑が沈積し、その後の隆起によって凝灰岩が露出し、1500万年間の風化
・浸食を経て奇岩群となった岩山。ダイトレ始点の標識を探すが見つからない。急坂で足下が滑りやすい。穴虫峠へ。

7:05穴虫峠から下ったところにダイトレ北入口。朝一番でクモの巣が多い。小さなアップダウンを登って行く。

8:23本来のコースは二上山頂を絡まず万葉の森に下るが、雌岳山頂からの展望が素晴らしいので寄り道する。


しばし休憩し岩屋峠を経て竹内峠に下る。国道166沿いを峠まで登り、右の林道へ入る。
  
9:20竹内峠。林道から薄暗い山道になる。急坂を過ぎると 10:12平石峠に出る。

ここから岩橋山への急坂が続く、早くもダイトレ名物の丸太階段が200段以上続く。 11:02岩橋山で一休み。
  
岩橋山の標高は659m、展望全く無し。さらに丸太階段が続く。
  
11:45持尾辻に出る。西に下るとサクラの名所貴念寺。さらに登ると奈良県側から山麓公園分岐(近鉄・忍海駅へ)

丸太階段が延々と続くいたあと左手が明るくなる。リョウブ林の急坂を上り詰めると電波塔。山頂近し腹も減ってバテ気味。

12:55白樺食堂で昼食。ここは土日営業。きつね蕎麦・いなり寿司をいただく。食後キャンプ地に予約電話を入れる。
 
13:20葛城山頂。ここもダイトレルートから外れるがせっかくなので寄り道。今日は特別見晴らしが良かった。

葛城ロッジは山頂の北側。つつじ園から水越峠まで激下り。14:20国道・旧369を跨ぎ金剛山のルートへ。東屋で一息。

水越峠からガンドガコバ林道のだらだら登りを行くと、金剛の水が湧きでる水場。この付近でもテントは張れる。

カヤンボの小橋を渡ると植林の急坂を登る。ほどなく旧パノラマ台。ここから奈良県側、大和三山・明日香の展望が良い。

休憩後ちはや園地を目指す。16:30までのテェックインは間に合うか。16:20一の鳥居。時間が無いので国見城址はパス。

16:25、あと少し、キャンプ地から電話が入る。後10分で着くと。
 

16:35キャンプ地到着。テン場代500円。今日は私以外に3組利用があるので賑やかになりそうだ。隣では早くも夕食。

17:30無洗米を炊き野菜・豚肉を蒸して食す。19:00就寝。翌日3:45起床・片づけ 4:30朝食はスープにパン・おにぎり

5:00展望台へ雲があり星はちらほら。大阪方面は光輝いている。ほどなく東の稜線が赤く染まってきた。5:50日の出

6:10キャンプ場出発 伏見峠からしばらく登りが続く。早朝は、爽やかで足取りも軽い。

6:41久留野峠からが丸太階段の急坂が続く。ここを過ぎると中葛城山のピーク。暖まってきたのでタイツやヤッケなどを脱ぐ。

南側が隈笹で開け大峯方面の展望が素晴らしい。弥山もはっきり確認できた。高谷山のピークを過ぎ千早峠へ下る。

ここまでのダイトレルート、全線に渡り草刈りをした後で大変歩きやすい。7:48千早峠で休憩。おにぎりが美味しい。

神福山を左に見て金剛トンネルの上を通過すると3府県境の行者杉。この杉の大木の下に風雨をしのげる避難小屋がある。

植林地帯を西に向かって進む。
標高750mほどでアップダウンが無く、歩きやすいのでスピードが上がる。杉尾峠通過。

タンボ山の南を巻き快調に飛ばす。今朝、麓から登ってきた方と何組か出会う。8:30西の行者堂に着く。

山ノ神までは丸太階段の激下り、ここで足裏に異変発生、山ノ神で靴下を脱ぐと水ぶくれ。サビオを入念に足指に貼り付ける。

山ノ神から紀見峠までは簡易歩道を通り、旧国道371を100mほど進むと右手にダイトレルートの大きい標識。山中へ入る。
 

稜線の北側を巻き、雑木林のアップダウンを進むと 11:13ボ谷ノ池に着く。葛城第17経塚を経て険しい坂を登る。

11:55丸太階段を上り詰めると標高650m、三合目の辻。しばし休憩。もう一度坂を上り詰めると根古峰。

南葛城山の分岐を左に送ると湿地帯に。錦命水をボトル1本汲む。 12:52ほどなく五ツ辻。展望休憩場はパスし山頂へ。

岩湧寺への急坂の道手前で、越路さんに出会う。越路さんは1ヶ月ほど前、金剛山・ツツジオ谷コースを案内してくれた方。
私が丸太階段を喘いで登っている最中に10人ほどのグループを引率されていて、声を掛けていただいた。思わず握手を交わした。

13:35岩湧山頂に到着。今日はいつになく賑やか。多くの方が弁当を広げていた。ススキも風に靡いて秋、真っ盛り。
 
14:10滝畑へ下山。ここでも多くの方とすれ違ったり追い越したり。

カキザコで右に折れると滝畑が近い。水のせせらぎが聞こえてくる。15:18滝畑。下りきったところにトイレと売店がある。

滝畑地区の駐車料金は1000円と高い。新関谷橋を渡り民家脇か案内通りに登山道に入る。

最後の登山道をボテ峠、番屋峠、追分を経て槇尾山・施福寺に登り返す。茶店の前から岩湧方面の展望が綺麗。
 

16:45施福寺着。やっとダイトレルート完走。施福寺も寺男が戸締まり中。終点の標石を探し記念写真。

しかしここから、参道を下りバス停まで1時間以上延々と歩く。日も沈み、18:00槇尾山口・バス定に着く。終わった!

ダイトレに咲いていた山野草
    
    
    
    



サランヘヨ登山のブログを見ていただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ  ← 最後に、クリックしてください



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (団子)
2011-10-03 20:55:40
お疲れ様
私は 明神平へ行ってきました。
明神谷コースの往復ですが なかなかしんどいコースでした。

明神平を見るとテント泊もいいかなと思ってます。
が、とにかく寒かったです。ガスバーナー寒冷地用を持って行って正解でした。
返信する
団子さん おはようございます (アンニョン)
2011-10-04 06:12:34
軽い靴で行ったせいか、靴擦れしました。岩場や長距離は登山用のそこが硬い靴が良いみたいですね。
ダイトレコースは45kmですが、アプロ-チが10km程ありました。
明神谷も先の豪雨で大きな被害が出てますね。
大又から奥の滝や終点までの道路が崩れているようですね。
ここは、テントを購入した際、テント泊を薦められたところです。
薊岳からと大峠からの2度行きました。
バイケイソウが群生していたのが覚えています。もう涸れて黒く汚れた感じですかね。
その付近に白いトリカブトですか。
これから紅葉や雪景色、霧氷など絵になるところですね。
返信する
遅ればせながら (ke-n)
2011-10-07 10:38:22
アンニョンさん、こんにちは。
ダイトレ全コース縦走、おめでとうございます。
そしてお疲れ様でした。
コース中の展望もよろしく、日の出も見れて良かったですね。

アンニョンさんほどのお人でも靴ずれするコース、やはりその行程は厳しいものがありそうですね。
靴は一長一短ありコースに合った選択が難しいですね。

さて、北アルプスですが、結局栂池から白馬大池のピストンになりました。
それなりの装備はしていきましたが、寒いのなんのって(苦笑。
結局、二日目から三日目にかけて大雨でしたので、下山して正解だったのかもしれません。

これからいよいよ近畿の山も色づき始めますね。
よき秋晴れの日に歩きたいものです。
返信する
ke-nさん、こんばんは (アンニョン)
2011-10-07 18:48:01
お久しぶりです。
あいにく天候が悪かったようですね。
本当に3000m級の山は、下界とは想像できないくらい厳しいですね。
また、今度があります。
これから白馬の素晴らしい写真をアップしてください。楽しみにしています。
近畿の山、大阪の山、と紅葉が待ち遠しいですね。
じっくり計画を立て、山に登ろうと思っています。
お疲れさまでした。
無事帰ってこられてなによりです。
返信する

コメントを投稿