地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

72時間

2021-07-06 08:18:31 | 最近のニュースから

熱海で恐ろしい土石流が発生して72時間(三日)が経過しようとしています。(7/6・10;30)

この時間を過ぎると生存の確率が急に落ちるらしい。。。。

しかし、確率が落ちるだけで、全員が死亡すると言う事では、、、決してない

 

テレビ中継していたので記憶に残っていますが、2004年の新潟県中越地震の時に土砂崩れで生き埋めになった母子3人。

92時間後に2歳の男の子が乗っていたワゴン車の中で生き延びて救出された。

 

この熱海でも家の屋根の三角形の部分は強固で、人が入るくらいの隙間は充分にある。

雨も有り、水を少しでも口に出来れば、その生存時間は極端に長くなり、まだまだ可能性は残っています。

 

当初は安否確認が出来ない人は20人前後と言っていましたが、これは生存している家族や知人が警察などに連絡が取れないと申し出た人数です。一人で生活して、世間とあまり付き合いのない人や誰かを尋ねて来た他の地域の人も被害に遭っている可能性は有ります。

 

自治体から住民基本台帳を基にして、連絡の取れない人64人の公表がありました。

※ (追加1名・計65名で41名から連絡があった)

すぐさま、私は生きていますと連絡もあったし、住民票はそこに有っても住んでいない人も居るはずで、その数は少なくなると思います。 ただ、その逆もあり住民票は他の場所だか、被災地に住んでいた人も存在する可能性も有ります。

 

安否確認の取れない人の捜索が続く一方で、土石流の原因と「犯人探し」も始まっています。

災害現場の中に人の工作物が有ると、どうしてもそこに原因がと疑うようになります。

 

疑いを持たれている「盛り土」ですが、斜めの平面ではなくて段々畑の様に作られています。

いずれにしても最下部の所にコンクリートの擁壁は無かったみたいです。

 

大雨により、元々の土と盛り土の境に浸み込み最下部まで行きます。そこで元々の土が底の役目をして水がたまる事になり、その量が多いと重さに耐えきれずに崩壊します。下の部分が崩落すると、次はその上の部分が・・・

これで大量の土砂が流れ出ることになります。その時には元々の土もえぐりとりその量は増えます。

 

一番下の部分をコンクリートの擁壁にすれば、ある一定の広さに対して水抜きの穴が義務付けられます。

ただ、これも長年の間に小石などで詰まる事も多く見られます。擁壁が有ればどこまで耐えられたかは解りませんが、少なくとも無い状態よりは耐えることが出来たと思います。

 

色々と書きましたが、、、、本当に一番疑問を感じるのは・・・

地形的に谷の部分に「盛り土」をしている事です。これは簡単に許可が下りるものじゃないと記憶しているのだけど・・

 

実はゴルフ場の開発にほんのチョッとだけ関わったことが有り、その時に持ち前の好奇心から開発の責任者に色々と質問をしたのを覚えています。 その中で「排水」と「盛り土」が大きな話題になり、色々と許可が難しいと言っていた。

 

規制と許可はその時代により変化するので一概には言えないのですが、この熱海の盛り土は15年程度前と言っていたので、それが事実なら厳しい規制が有ったはずです。

 

自治体の長が出て来て「今のところ原因は解らないが、この盛り土の工事について調べる」と言っていました。

工事がどうだったかは確かに問題ですが、それを許可した自治体は工事の後で確認を正しくしたのだろうか・・・

まぁ、それらはゆっくりと調べる時間は有る。

今は一時も早く行方不明の人達を探し出す事です