熱海市伊豆山地区で発生した土石流。
その報道を注目して見聞きしていますが、、、、残念な情報しかありません。
安否確認の取れない人達が土石流に巻き込まれている人たちなら、段々と生存の希望が無くなっています。
もう生存は、、、奇跡のレベルだと皆が感じているが、その奇跡を期待するしかない。
救助活動している自衛隊・消防・警察などの人達には頭が下がる。
暑い中であの服装ですから、日ごろ鍛えている人たちでも厳しい作業に、、、、、、。
テレビやネットニュースだけの情報ですが、自分の経験と想像を加えて判断すると
100%人災です
これは必ず賠償責任と過失を問う民事・刑事の両方の長期裁判になります。
その結果、被害者・被災者の回復が置き去りになってしまいます。
元の所有者・現在の所有者・自治体が責任の擦り付け合いが始まります。しかし、賠償額が余りにも大きく、現実的に賠償可能なのは自治体だけでしょう。(熱海市と静岡県の両方)
今頃はどうやれば責任逃れが可能か三者がそれぞれ考えている事でしょう。
現所有者の弁護士が早々と取引の時に盛り土は知らなかったと逃げのスタートを切っていますが、そう簡単に逃げ切れるものでもない。
市・県と元の所有者との間でトラブルが何度も有ったと報道されています。
つまり土地の開発に問題が有り、それを行政指導するわけですが、、、
現実的にその実行力は殆どゼロなんです。相手に資金が無いと言われれば、どうしようもない状態に陥ります。
まぁ、悪徳業者にすれば資金より意思が無いんですけどね。
不動産の仕事で土地の開発・改造と建物などは実行してしまえば、それが違法な状態でも強制執行が行われるまでは、長期間にわたり何度も何度も指導があります。当然、その間は危険な状態が続いています。
この熱海の件も今回の土石流が無ければ違法な状態が、そのまま放置された状態が続いてたでしょう。つまり悪徳業者と行政との戦いは悪徳業者の勝利に終わる訳です。
そんな違法な事が勝利した開発地や建物は全国に無数に有ります。
そして、それらの大半がそれほど危険な状態でない事が多いのも事実です。
実害が無ければ、たとえ違法でもその事を蒸し返し、長い時間と労力と税金を使って適法な状態に戻すことはしません。
つまり罰の無いルールと同じで、、、、。
地方の中小の開発業者のなかには、そこに付け入り利益を得る悪徳業者が繰り返し出てきます。
そして、この熱海の土石流で発生した災害ほど大きな事は無いかもしれないが、近隣の人達の命や財産を奪う危険な開発は繰り返されます。。。。誰がそれを止めるのか・・・