地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

地方の夜の街に・・・・

2019-12-26 23:42:39 | 日記

例年この時期になると見かけるのが「腐った鯛」

地方都市の夜の街に出没する「元・人気歌手」

元・人気歌手と言うくらいですから、それなりにヒットした歌は有り。昔は立派な「鯛」だったんです。

その「昔」なんですが、五年や十年じゃありません。 四十年以上前にヒットした歌手なんです。

そんな人たちを何故かこの時期になると地方の夜の街で見かけるんです。

通常の時なら、たまぁ~に地方の老健施設などに慰問形式での興行で来たりするのですが。この時期は理由が違います。

忘年会・・・そんな感じの集まりを観光ホテルで行う中堅企業に呼ばれるんですね。

その仕事の後で地元の有力者モドキに連れられて夜の街に繰り出すんです。

 

当日の数日前に有力者モドキから、夜の街のママさんに電話が入ります。

「〇日に歌手の〇〇と行くから。席と客と色紙とご祝儀を用意しておくように。」 そんな内容の電話です。

その有力者モドキは当然店の客ですから、断ることは出来ません。

言われたママさんは「ハイ、解りました。楽しみにしています」

・・・これを直訳すると 「ハイ、席と色紙は用意しますが。客とご祝儀は責任持てません」

客商売、、、そんな事は言えません

四十年以上前の歌手なんて、店で働く女の子たちは誰も知りません。 さすがに歌を聴くと「アッ、知ってる、知ってる」となるんですけどね

そこで、その元人気歌手が来る前にネット動画でチェックは入れることになります。(そのことを有名人が知ったら・・・)

仕方ない、顔を知らない有名人て、、、有名人とは言えないでしょ。

店に来て歌を歌ったりするのですが、その感じが良い人と悪い人とで評価が両極端に分かれます。普通はありません。

今年ではありませんが、数年前に来た元人気歌手は酷かった。

当人も連れの人も態度が悪いんです。私より年上ですが「くそ生意気」でした。 

その連中が帰るときに元人気歌手が軽くあいさつしたのですが、店にいてた客は全員が無視してましたね。

後でママさんに聞くと、代金も支払わなかったそうです。(そんな約束はしていない) 

本当なら名前を書きたいくらいですが、私よりかなり年上の老人なので、それは我慢します。


餅つきは、、中止

2019-12-26 22:47:22 | 日記

例年なら明日か明後日にもち米を水につけて、餅つきの準備に入ります。

 

これは去年の写真です。

こんな感じの桶がいくつも並びます。 畑のお婆さんが親せきに配ったりするし、仲のいい人が一緒に餅つきをするので大量です。

だいたい朝早くから夕方までかかります。

終りの方は「芋もち」とか「よもぎ餅」とか、色の有るお餅になるんです。

そうなると、、、、、ああ、今年もこれで終わりだなって気分になります。

私が餅つきに参加するようになって七年(七回)ほどなります。

下の写真は準備段階の釜で、たいていは餅つきの前日です。

 

積み上げた蒸篭(セイロ)にたっぷりと水を浸み込ませたもち米を入れて蒸すんです。

煙突の反対側に薪を入れる口があり、その前に座り込んで火の番から始まった餅つきのお手伝いです。

それが段々と中心選手になり、今年はとうとう餅つきをするかどうかの判断までゆだねられ・・・・困ってしまいました。

なぜ困るか・・・と言うと

他人の家の付き合いや風習に影響してしまうんです。 正月用のお餅を期待している家が、私の知らないところに存在しているんです。

お婆さんも高齢になり、昔からの習慣とはいえ、餅つきをして親せきに配るのはもうソロソロ止めても良いんじゃないかなと・・・

それに以前はもち米を作っていたが、私がお婆さんの田んぼで作るコメは普通のうるち米で、もち米は一粒もありません。

ですから、、、、餅つきをするならもち米を買う必要があるんです。

私は自分中心では餅つきはやらないと言ってあったのですが、、、、、、それがどう理解されたか・・・・

つい最近になって「餅つきをやって」となった。

 

ところが、、、、、肝心のもち米がない。

付近の農家に尋ねたが、皆さん出荷してしまい。あるのは必要な分だけと、、、、

仕方なく近くの産直市場に行くと・・・・30kgが 約12000円

価格の変動はあるのですが、農家同士の取引だと約7~8000円、、、、五割り増し以上の値段です。

それを買って親せきにあげるのは・・・・

他人事ながらチョット賛成しかねます。 しかし、私が「餅つきをやる」と言えばお婆さんは躊躇なく買うことになるでしょう。

・・・・で

「今年はやらない」 とハッキリ強く言うことに・・・

お婆さんの家では何十年も続いてきた年末の行事を他人の私が止めることになりました。

それもつらいが・・・・・今年は餅が無いのが一番辛い