地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

餅つきは、、中止

2019-12-26 22:47:22 | 日記

例年なら明日か明後日にもち米を水につけて、餅つきの準備に入ります。

 

これは去年の写真です。

こんな感じの桶がいくつも並びます。 畑のお婆さんが親せきに配ったりするし、仲のいい人が一緒に餅つきをするので大量です。

だいたい朝早くから夕方までかかります。

終りの方は「芋もち」とか「よもぎ餅」とか、色の有るお餅になるんです。

そうなると、、、、、ああ、今年もこれで終わりだなって気分になります。

私が餅つきに参加するようになって七年(七回)ほどなります。

下の写真は準備段階の釜で、たいていは餅つきの前日です。

 

積み上げた蒸篭(セイロ)にたっぷりと水を浸み込ませたもち米を入れて蒸すんです。

煙突の反対側に薪を入れる口があり、その前に座り込んで火の番から始まった餅つきのお手伝いです。

それが段々と中心選手になり、今年はとうとう餅つきをするかどうかの判断までゆだねられ・・・・困ってしまいました。

なぜ困るか・・・と言うと

他人の家の付き合いや風習に影響してしまうんです。 正月用のお餅を期待している家が、私の知らないところに存在しているんです。

お婆さんも高齢になり、昔からの習慣とはいえ、餅つきをして親せきに配るのはもうソロソロ止めても良いんじゃないかなと・・・

それに以前はもち米を作っていたが、私がお婆さんの田んぼで作るコメは普通のうるち米で、もち米は一粒もありません。

ですから、、、、餅つきをするならもち米を買う必要があるんです。

私は自分中心では餅つきはやらないと言ってあったのですが、、、、、、それがどう理解されたか・・・・

つい最近になって「餅つきをやって」となった。

 

ところが、、、、、肝心のもち米がない。

付近の農家に尋ねたが、皆さん出荷してしまい。あるのは必要な分だけと、、、、

仕方なく近くの産直市場に行くと・・・・30kgが 約12000円

価格の変動はあるのですが、農家同士の取引だと約7~8000円、、、、五割り増し以上の値段です。

それを買って親せきにあげるのは・・・・

他人事ながらチョット賛成しかねます。 しかし、私が「餅つきをやる」と言えばお婆さんは躊躇なく買うことになるでしょう。

・・・・で

「今年はやらない」 とハッキリ強く言うことに・・・

お婆さんの家では何十年も続いてきた年末の行事を他人の私が止めることになりました。

それもつらいが・・・・・今年は餅が無いのが一番辛い


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