ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

『王への手紙 上・下巻』トンケ・ドラフト作

2009-06-04 | 読書
ひさーしぶりに岩波少年文庫を読みました。
aoさんのおススメ。
aoさんは、子どもの本屋をやってるんだけど、あまり買わそうとしない、商売気の無い人で、貸してくれるんですよ。あぁ何ていい人なの。


うん、面白い面白い!
ちょっと長いけど、小学校高学年か中学生からの男の子が特に喜びそうな冒険また冒険。

ダホナウト王国に生まれ育ち、騎士になるための試練の夜、16歳の見習い騎士ティウリは、見知らぬ男に重要な手紙を託されます。
大山脈のかなたの隣国ウナーヴェン王国に旅立つことになったティウリ。
使命を果たすため、数々の陰謀や危険を乗り越える少年の勇気と強い意志が身近に伝わってきます。
果たしてその手紙には、何が書かれているのでしょうか。

トンケ・ドラフトさんの1962年の作品だけど、現在の男の子たちも、こんなの好きだろうな。
騎士とか、鎧や盾、指輪、黒馬、隠者、城、山脈や大河…。
ちょっとゲームのアイテムっぽい感覚にも通じるような。
(ゲームと結び付けてはいけないかなぁ?)

しかし、こういう物語の主人公って、勇気、知恵、忍耐力、正義感、友情、信頼、
全部、持ってるんだな。欠点が無いんだ。
ファンタジーだからそれでいいんだけど、少し物足りないといえばそこかなぁ。










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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ファンタジー (こもも)
2009-06-05 14:04:15
ファンタジーは苦手で、全くと言って、読んだことがないのですが、
岩波少年文庫を全部読んでみたいな・・・という
漠然とした想いがあって、そのためにも、
読まず嫌いせずに、是非、手にとってみようと思います。
苦手ファンタジー部門は、この本から読もうかな。

きっと、子どもは、好きとか嫌いとかいう眼鏡を
通さずに、なんでも読むんでしょうねー。
私も、少し頭をやわらかくして若返ろうっ
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こももさんへ (モリー)
2009-06-06 18:16:06
岩波少年文庫を全部?!
さすがこももさん、本に対する真っ直ぐな姿勢、かっこいいです。
「王への手紙」は、仮想の世界だけど、魔法や妖精が出てくるわけではないです。
中世ヨーロッパの(多分)ような雰囲気が漂う物語で、そこはやはり別世界の物語でした。
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Unknown (ひよこ)
2009-06-07 00:13:04
この本は読んだことがありませんが、アーサー王物語を思い出しました。
岩波少年文庫というのはなんだか懐かしいです。
メアリーポピンズシリーズなんて、好きでした。
私も何か読もう!
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ひよこさんへ (モリー)
2009-06-10 18:08:01
あー、メアリーポピンズもあるんですね。
岩波少年文庫、子どもだけのものではないですよね!
普段はあまり読まないんだけど、手にとってみるとやっぱり面白かったです。
また何か面白いのを見つけたら教えてくださいませ。
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