今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

西予(せいよ)市の南瓜でいろいろ作る(加筆修正済)。

2023年01月02日 | 素材
前回の記事に続き近年オレンジ色はリンク)、愛媛県・西予(せいよ)市の南瓜の2つ目の記事になるのだが・・・

もう1度書くが、でもこれ、ただ頂いた訳ではない、順位は付けないが料理コンテストみたいなモノに応募のエントリーを条件に頂いたモノだ。

『南瓜を切る』

丸々1個のカボチャなんて流石に処理した事ないのでNetで調べてみると、上のヘタを取り除いて
(月3Gなので画像が出てこなかったから、文章だけ読んで判断、↓これでいいのかな?)

下手を取ったらそこから突き刺し

下へ包丁を降ろす

180度回して反対側も。

やった、半分になった!!

それを『同じ要領』で切っていき、

薄く切ったら(手を切らない様に、そこだけは注意をしてね!!、偶に刃が柄から外れる時もあるから要注意!!、子供の頃料理をしていて、刃の方だけ吹っ飛んでダチに刺さりそうになった・・・刺さらなくてよかったわ・・・)、

フワッとラップをしてレンチンをするのが早いみたい。

いつもみたいに蒸すか茹でるか?しようと迷っていたが、600wで2分ぐらいかな~様子をみて足りなければ足す

レンジで蒸して、先ずはそのまま

おお、おお、シツコクボソボソしていなく、
ファーストノートは甘過ぎず現代的で上品な味。
後からグッと甘味がやってくる。
(個人的な印象)
これはこのままいくらでも食べられそう!!(いやマジで、加工するのが勿体ない)

 『因みに種をパンプキンシードとして食べてみよう』

ヌメリを取る

ワタと種だけ取り分ける

ひたすら洗う。

ザルの中でこすってもいい。

放っておくと意外にヌメリが落ちる気が・・・

あとは乾かす。
冷蔵庫だと早いのでは?

確かに冷蔵庫だと早い気がした・・・(いや、外で乾燥させたことが無いんだけれどね・・・)
それを調べたら『端っこを切って』→剥くらしいのだが、
※コツは、1度全部切ってから剥くと早いだろう・・・

 そんな単純作業は音楽でもかけないとやってらんないわー
因みにExcelとかの単純入力作業も音楽とかをかけながらやると、ストレスが減って疲労が軽減する!!
 小さな出版社とかでは、デザイナーさん達や製作・校正の人達が70年代~80年代のロックをかけながら作業をされていて雰囲気が良かった・・・(←そりゃ何処いったって厳しいけれどね。)

最初、端っこを切ってから剥いたていたが、どうも指先が痛くなって何か違うなと・・・(爪と指の間、少し痛めてしまった・・・直ぐ治るけれど・・・)

そっか!!、側面を切ってから剥けば効率がもっと良い!!

それを中火で「2分」乾煎りする。

弱火に見えるがコンロの口径が大きいので、うちはこれで中火。

頂いた(粒子の細かい)燻製塩を熱いうちにかける・・・美味しい~~~!!

よくスイーツに使われているが1度自分で作ってみると、『裏』でどれだけの苦労があるのか観え、「感謝」の気持ちが生まれたり、物事を、複眼で見る事が出来る様になる?かも?しれないので。。。

『余ったヒゲで味噌汁』

種と分けたヒゲ部分がワリと好きなので、

自家製味噌

味噌汁にしてみた。

流石にこれはやり過ぎたかな・・・ヒゲだけだと灰汁が出たのか少し苦いのね・・・。

『失敗から成功にもっていったデザート』

モンブラン近年オレンジ色はリンク)とモンブランタルトは2度と作るまいと心に誓っていたが・・・ケークサレ的な南瓜のケーキとパンプキンクリームには興味があったので・・・

流石にこの量だと、蒸すわな・・・

あ、意外に簡単に火が入る・・・ワリと長めに火を入れると甘みが落ちるけど皮が柔らかくなる。

皮と身を分け・・・

マッシュ

裏ごし・・・

途中までしたけれど、アレ?南瓜ってサツマイモと違って繊維が少ないからしなくていいや~って。←これが後々の失敗のもと(←私は失敗も書くので

温めた牛乳に砂糖を溶かし入れ、マッシュと混ぜる。

油と卵黄を混ぜ

マッシュを少々・・・←これが多かった。

薄力粉をサックリと・・・←こね過ぎてグルテンが・・・

メレンゲを泡立て

仕方ない、こういう時はベーキングパウダーだ・・・もう遅いかな・・・これで焼く。

その間にホイップクリームを泡立て、パンプキンクリームを

少し薄いのでゴールデンシロップを追加。

搾り袋がなかったのでラップで挑戦をしてみるか・・・

途中まで上手くいっていたんだけれど、急に詰まった!!

アレ?なんか繊維が観える!!、ヤハリ裏ごしをするべきだったか。

もういいや

生地もグルテンが出過ぎて芋モチみたいになってしまったし・・・ま、レシピの過程は解かったからそれを成果としましょう・・・

そうだ!!、上のパンプキンクリームを取り除いて(砂糖だと溶けないから)蜂蜜(ゴールデンシロップでも液体チックなら何でもよかったのだが)を加え

パンプキンのアイスクリームにすればいいんだ。

数回かき混ぜながら冷凍し完成!!
(蛇足は嫌だし、先ずはそのままを味わいたいから、トッピングのスライス・アーモンドは「別皿」)

ハチミツを足した分、甘味と少し味のアタリが強くなったので、アーモンドスライスをかけたら、野暮さがアーモンドスライスの立ったキレで相殺みたいな感じになった。

塩がかかっていないパンプキンシードを南瓜アイスにもトッピングすると、なんとも複雑な味。

余った生地(失敗したケーキ)の方は薄く切り、オーブントースターでカリカリにラスクみたいにするか?揚げてカリントウみたいにするか(←絶対やんねー:笑)

カリッとまでは焼かなかったが、こりゃとんでもなく美味しいわ!南瓜入りでは無いけれど)イタリアだか何処かの国の菓子にこんなのがあった様な、無かった様な・・・。

ヤハリ、自分がスイーツより料理の方が合うという事が改めて明確に身を持って解かった!!!
『野菜のスイーツ』ってモノにもよるが、結構可能性を感じる気がする・・・。

『皮をきざんで・・・』

余った皮をきざんで

翡翠麺翡翠餃子的に・・・

あとは(水気が少し出るので)少し粉を足しつついつもの様に

南瓜の皮麺のカルボナーラ風に(素材の優しい甘みに対し、←それをチーズで打ち消したく無かった為に、チーズではなくバターだけで)、手で裁断を下から少し太めの麺だが・・・、
うん、やはり下記のオマケでも書いたが、塩気があるお肉と合うんだなー

パスタは数食分作っておいた、これで正月を乗り切る!

飽きるかな?

『ポタージュを使って・・・』

更に、加熱した南瓜を皮と分けて・・・フードプロセッサーで牛乳とかき混ぜ

鍋で温めて、塩・胡椒で最初は薄めに味を整え・・・
(塩・胡椒をしなくてもこのままでも凄まじく美味しいわ・・・皮を混ぜないポタージュってこんなに美味しいんだな・・・嚥下障害の人とかにトロミだけではなく、美味しいと思って頂ける様なモノを作りたいがポタージュとかどうなのだろう?誤嚥性肺炎とかになってしまうのだろうか?、一応、スープの本は何冊か持って予習はしようとしているのだが・・・人間その立場にならないと中々ね・・・)

南瓜の皮を練り込んだパスタと和え、塩胡椒で味を調える。
(皿は南瓜を加熱した時の皿、洗い物は1つでも減らす!!

思わず笑顔になる、凄まじい美味しさだった!!!
チーズも入れない、バターも入れないのに、こんなに美味しいの???
久し振りに美味しいモノを食べたわ・・・

・片付けまでが料理だから・・・。

『パンプキンシードと皮のトラパネーゼ・・・』

初めて市販のトマトソースを頂いていたので・・・

3分の2の量で、ミートソースみたいなものを作っておいて、

余った分は『開封をしたら冷蔵庫へ入れておき2日以内に使い切れ』という指令だったので、

上記の:パンプキンシードをフードプロセッサーで摺り、

瓶はシェイクして中をキレイに・・・

シェイクした瓶の中の水はフライパンで煮詰める時に使う事で焦がさず無駄にはしない。

ソースと水分・パンプキンシードパウダー・自家製粉チーズと合わせ
(チーズを入れないレシピもあるのだけれど、どちらが本物なのだろう?、ま、それも多様性か・・・)

もう南瓜の皮を練り込んだパスタを作ってあったのでブジアーテには出来ないが、トラパネーゼ

塩・胡椒で味を整え、本物ではないけれど、コレが本物だ!という味になった・・・

凄い!!、久し振りに『超』本物を食べたって感じ!!

『皮を練り込んだ天婦羅うどん』

オリーブオイルや卵液をいれた麺では無かったので、最後は少し遅れた年越し「うどん」(「きし麺」みたいな感じだが)。
天婦羅はかき揚げを買ってきた。
(アレ?写真がボケたな・・・)

蕎麦アレルギーで全身出血だから仕方がないんだよね・・・人様や周囲の人(又はお店)に迷惑をかける『訳』にはいかないから・・・(人には人の事情がある・・・。)

『南瓜の蒸し汁を使った本格的カレー』

豚肉を茹でた茹で汁のラードを固め取り除いた汁と、南瓜を蒸した時の蒸し汁が余っていたので合わせ、量が多いからフライパンで煮詰めて蒸発&濃縮し

スパイスを使って本格的なカレーに。

茹で&蒸し汁で・・・

カボチャカレーに。

過去6本の指に入るぐらい美味しかった!!
(南瓜とトマトは、南瓜にも甘味がある為、コクとかかが二重に野暮ったくズーンっと重い味になりそうだからトマトは使わなかった)

『オマケ』①

因みに南瓜って(ナッツとも相性が良いらしいが)ベーコンとか塩辛いお肉とも合うらしいので市販のお惣菜に偶々ベーコンが入っていた為、取っておいて試した、

なるほど・・・!!

確かにベーコンとは合うわ、それぞれの味(や味の輪郭みたいなモノ)が「明確」になるというか・・・。

『オマケ』②

因みに、南瓜はメープルシロップやシナモンとも相性が良いらしい。
シナモンは大量に使うと山椒や唐辛子の様に『麻痺も』してくるし、日本列島は島国なので湿度もあるから、乾燥した広大な大陸の様に味を強くする必要もない気がするので、同じ島国で湿度もあるイギリスみたいなシナモンをアメリカ程効かせないイギリスのアップルパイみたいに、私はあまり使わない。
(メープルシロップもハチミツ程ではないが『微か~な』刺激もあるよね・・・)

 一応、写真を印刷し、エントリー用紙に前回のミニキッシュも含め、書いて、コミュニティハウスに持っていった。
(1月13日までに持ってくる事だったから・・・)

でも本当はQRで送信するらしかったのだが、私のIT環境上QRが読み込めないので施設に預けてきた。
かなり細かく書いたので「写真に撮る」又は「(封書)で送るかも」との事で、
果たして、どう紹介されるのだろう?



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