今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ブジアーテ(ブジヤーティ)と乾燥食材でなんちゃってトラパネーゼ2種(加筆済)

2020年10月02日 | 素材
以前、ケイパー(ケッパー)のパスタを作った時のアーモンドの粉と

ドライトマトのニンニクオリーブ漬けが余っていたので、

シチリアのトラパニという地域で食べられているトラパネーゼというパスタに、
(最初①は)乾燥食材で挑戦をしてみようかなと。

「ブジアーテ」

・「ブジヤーティ」と表記されたりプーリア州では「サーニャ ンカンヌラーテ」という名称だったり南部に同様のパスタが名称や幅長さを微妙に変えて多数有り。

トラパネーゼはブジアーテという粉と水だけで練る地域や名称・幅や長さの違いで塩を入れるレシピもある)ネジ巻き状のパスタを使う事がトラディショナルとのことで、強力粉30gと薄力粉170gでパスタを打つ事にした。
(中力粉みたいなイメージだけれど、以前は強力粉を多くしていたが、コロナで一時期皆がパンを作り始めた時強力粉って結構高い気がした事と、強力粉が多いとパン臭くてダメなので、個人的に、この手のモノは大体、饂飩も含め、こんな配合にしていると覚え易くて味的にあまり失敗が少ないから、いずれ又配合を戻すかもしれんが
今はこの自分のブジアーテはこの配合が自分にとっては好きなので)

※卵を入れない事はともかくとして、塩もオリーブオイルも入れないなんて「うどん」でもやらないので初めて・・・
地域や名称の違いで塩を入れるレシピもある)
水分は、大体こういうのは粉の半量なんだよ、水を注意しながら入れればあまり失敗はしない。
(やけに複雑だったり、失敗をすると料理が嫌いになってしまうから、それじゃ本末転倒)

うどんやラーメンに比べ、少し硬いけれど、これでいい(水は足さない)。
濡れ布巾を被せ30分ぐらい寝かせることによってグルテンが生成される。

麺棒で3mmぐらいの厚さに伸ばし(硬いから打ち粉要らなかった)

麺棒の太さに転がしながら、包丁を当てて切っていく。

長ければ半分に。

両手で転がしながら左右に伸ばしていき
(これ撮影をするの大変なのよ・・・あ、今気付いたけれど少し前に流行っていた自撮り棒を使えばいいのか?要らんけど)

打ち粉をあまりやると、きれいに丸まらなくなるので注意!!
(湿度にもよるが、この時は要らなかった)

竹串を使うのでその長さに合わせた方が良いんだよな

どっちの竹串にしようかな。(茹でると膨らむので細目がいいかな)

作っていて段々と次々出来るし、これはまだ作業の前段階なので、これはもの凄い面倒な事になるのではないか?という気がしてきた・・・

200gでなくて100gにすればよかったかな・・・

①で、竹串の先端に麺の先をキチンとくっつけ

②慣れないうちは(最初は飽きるから)どっちの方向でもいいのでクルクルと力を抜いて回していくと自然に竹串に巻き付いていく。

③そして軽くクルクルと台に押し付けて

④竹串を引き抜けば1本完成。

クルクル整形する②の時、少し慣れたら力が必要ない事が解かるだろう、力を抜いたまま、何も考えずに次々とクルクルしていく事が、コツ
(間違っても、なんでこんな事を延々としているのだろう?なんて考えると、何故か上手くいかなくなるので、脱力しながら作ると結構上手くいく、段々慣れてくると超早くなってきて少し面白くなってくる、あくまでも慣れてきたらだが)
※(もっと慣れてきたら)斜めに回す感じが早いのではないだろうか?と個人的に思う。

斜めに回すとこんなにキレイに

指一本でも
(調子に乗り過ぎると失敗をするが、まあ自分で食べる中の1本なので、最初っから上手くいくワケはないぐらいの気持ちで・・・)

しかしまあ、よく作ったな・・・
(やはり初めてだから100gにすればよかったか・・・訓練にはなって作業の流れは身に付いたが・・・)
最初はホント、なんでこんな事を始めてしまったのだろう?と怖かったが、やっているうちに速度が上がってきて、
(私はどちらかというとこれでもSな方なのだが)人は簡単なものでも何かを乗り越えた先にある風景を観る事が出来るんだなーっ
不思議と、人として凄く大切な事に気付く事が出来た(感じがしたというか気がした)

直ぐ使わない分は
(やはり100gでよかった・・・)

どう保存していいのか解からないので、麺だったらひとまとめにして布巾を敷いてタッパだが、
小さいタッパだと整形したモノが壊れそうと考え、ビニールに布巾を敷いてとりあえずそこに乗せて水分を吸収させつつ

(容器のカタチを決めないで優しく)冷蔵保存することにした。

後で使ったが問題無かった。

それではトラパネーゼを作っていこう!!

(家庭で食べられるモノでもあるから)色々なレシピがあったが
「絶対こうだ」という決まったレシピは無いようだ)

①ミントを入れない加熱のレシピで

入れても入れなくてもいいのだが、パルメジャーノや粉チーズが無かった為
(この為に高い粉チーズを買うのも、あればあるだけ使ってしまうので)、
マ○クのシャ○シャカチキンにチーズの袋が付いてくるので、
常温保存出来るという不安は観ない事にして、今回だけ、それで対応。
(入っていて風味がありゃいいんだろ?って、多少塩気を注意して)

パスタに塩気が無いので、茹で汁の塩を少し強くしておいた。

ドライトマトのオリーブオイル漬けをドライニンニクごとフライパンにオリーブオイルと共に入れ

調べていたらトラパネーゼは鳥肉や魚等の具材を入れるレシピもあったので、余っていた鶏胸肉があったから序でに入れちゃえ~って、
ただ茹でただけのモノだから、日本酒やハーブのニオイも味も付けていないので、和洋折衷なんにでも変化させられる

これらをジックリ加熱し始めて

焦げないようにパスタの茹で汁を入れ(生パスタだから直ぐ茹で上がってしまう為、まだ茹でていないけれど)

余っていたアーモンドパウダーを入れ

マ○クのなんちゃって乾燥チーズは、全部入れるとケミカルさとか、塩気やクセが強くなりそうなので半分ぐらい
入れないレシピもあるのでチーズというモノは気持ち的な問題だと近年知ったので)

あとは少し煮て塩コショウで軽く味を整える
(後で足りなければパスタを入れてから味を整えれば良いのでここでは適当に薄くしておく煮詰まって濃くなるし)

ブジアーテを茹でて

水餃子みたいだな・・・浮かんできて、スッと色が変わったら良さそう・・・
(ま、でも茹で過ぎても嫌なので火傷に注意しながら1本食べてみた

ソースに投入

味が足りなければ調整

上にバジルをかけて完成

ドライトマトをすくう時点で少しオイリーになってしまったし、アーモンドにコクがあるので追いEXオリーブ油はしなかった。

恐ろしい美味しさだった・・・
なんだこれ、食べた事無いぞ・・・(ま、そりゃ初めて作ったからな・・・)
なんというか複雑で口の中で色々な味がしつつ、優しい。

ブジアーテもモチモチとしつつ、口内に当たる部分がとてもオモシロイ
それも相まって、複雑


②「ミントを入れるフレッシュなレシピ」

クラッシュの生アーモンドがあったので、

生のアーモンドは1度加熱しないといけないからオーブンは面倒なので、フライパンにそのまま入れ、

2分~3分焦げないように炒る。

焦げたかな?いや大丈夫だろう・・・火さえ通っていればいい、そのまま冷ましておく

ミントをサッと洗って

いつもよりやや細かく微塵切り(いつも使っていないけれど、ラム肉お肉を食べる時しか使っていないけれど)

乾燥バジルを同量近く加え
(フレッシュは売り切れだった、これの為に走りまわるのも)

ニンニクをいつもより細かく微塵切り

塩をサッと加えると潰し易くなるらしい(確かに・・・)。

本当は擂鉢でするらしいが、私は日本の超デカイ溝が100本近く入ったすり鉢しか持っていないので、その100本近くの溝にハーブ類が入り込んだら、洗う時大変だろうなと、潰すだけにした(なのでミントやニンニクをやや細かく微塵切りにした)。

トマトに十字の線を入れ

サッと湯通しで

冷まし

皮を剥く
生で皮付きだと歯に当たるかな?ってちょっと思って)

で、粗目の微塵切り

トマトを先程のハーブ類とニンニクを潰したモノの中に入れ、
炒っておいたアーモンドと(←少し粒感があると美味しいと書かれていたので粒を残したが、結果的にビニールに入れ麺棒で叩いて潰せばよかったかな?①がワリと上手にいったから)、
オリーブオイルと共に和え、塩・黒胡椒で味を整える。
やはりここでも最初は薄めに、後で結構強くなるので)

ブジアーテを塩を入れた湯で茹でて

茹で上がったブジアーテをソースの中に

で、手早くからめ、味が足りなければ塩と黒胡椒

追いEXオリーブオイル

最後にバジルをかけて(←生があればそれを散らす)

完成
皿に盛ると又オリーブオイルまみれの洗い物が増えるのと、後述のオマケの事があったから敢えてボウルではなく深めの丼にした)

う~ん、悪くはないんだけれど、・・・、腕も無いからなのだが(←自分で料理が上手いなんて言う人居るのか?って感じだろうけれど)、なんか①の加熱Ver.を先に食べたからか、やはりソースがフライパンとかで乳化していた方が好きだなって。
これはあくまでも白ワインとかのオツマミとか酒の肴って感じ


「オマケ」

このソース余ったので(ブジアーテの隙間に入った茹で汁の汁気がフライパンで蒸発煽り調整出来ないから残るのよ・・・)
フライとかにかけて料理に使おうか?(←①の加熱Ver.もソースとして使える)迷ったが

乾麺のパスタを和え、もう1回確かめてみた。

やっぱり酒の肴だな

『オマケ』

後日、深い鍋が無かったけれど広い鍋で茹でられた。

トラパネーゼ以外にも様々なモノに応用が効くし、この美味しさは打たないと味わえない。
(生地に塩気を入れていないので少し、茹でる時の塩を気持ち増やすと、後で味のバランスを調整がし易い、←後で最期に塩・胡椒で味を整えたりするので)



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