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プロジェクトXといえば、みんなよく知っているNHKの高視聴率番組ですね。あの番組は、涙腺の弱い私などは感動して涙を流し、子供から「あれー、どしたん、またお父さん泣いとるん」などと言われて、照れ隠しの言い訳をしながら見ていたお気に入りの番組です。
最近はあまり見ていないのですが、現在もやっているのでしょうね?
その番組のエッセンスを書いた本があったので、以前購入しておきました。私の場合、これと思った本があったらその場ですぐ買うのですが、読まなくて枕元で眠っている本がたくさんあります。この本も、最近まで眠っていました。
ざざざーーーっと目を通すと、思わず胸が熱くなる言葉が、いくつか目にとまりました。時々は、このような本を読むのは良いですね。元気を与えてくれます。
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●富士山頂レーダー建設の現場監督 伊東庄助の言葉
「男は一生に一度でいいから、子孫に自慢できるような仕事をすべきである」
*伊東が、過酷な建設現場から逃げだそうとする現場作業者に、自分も高山病で苦しみながら必死で慰留に努め、そして、彼らに投げかけた言葉である。
●瀬戸大橋・坂出工事事務所所長 杉田秀夫の言葉
「私は自ら志を立てることなく、人生何をすべきか分からないまま世の中に出てしまったのですが、出たとたんに次から次へと具体的な目標を与えられたものですから、常に何をなすべきかではなくて如何になすべきかをだけを考えていれば良かったのです。瀬戸大橋の仕事もその延長線上でした。それはいくら難しくとも本質的には単純なことなのです。目標に対して迷うことがないからです。迷う暇がなかった人生も一つの人生ではありますが、それは語るに値しません」
「人生の深みは、人間的な迷い、悩み、苦しみの深さを通して生まれるものだと思います」
*杉田は瀬戸大橋建設の功績に幾度も講演依頼を受けるが、その都度固辞し続ける。
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私がこのプロジェクトXで本当に胸を打つことは、この沢山の主人公たちが皆、社長ではなく、現場のリーダーたちであったことである。
♪丘の上の昴、砂の中の銀河、みんなどこへ行った、見送られることもなく・・・♪