社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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支えの存在

2005年10月07日 | 仕事
 しかし、時々腹が立つのです。

 お客様や取引先との会食の折、俊ちゃん(専務)も一緒に連れて行った方がよいと思って、同行してもらうことがあります。その様な場面では、俊ちゃんは生真面目ですから、あまり余計なことは言わずにこにこ笑って食事をしています。だいたい私の方がお客様や取引先に気を遣って、色々愛想を振りまいています。ですから、気を遣っているのは私の方なのです。

 しかし、ところがです。

 色々盛り上がってきて、そして、必ず皆さんが言うのです。「大野さんは本当によい専務さんをもって幸せよね。坂野専務が仕事をしっかりするから、大野さんは何もしなくて良いし、楽だよね」などと、みんなが口を揃えて言うのです。こっちは一生懸命気を遣っているのに、相手の皆さんは、俊ちゃんに気を遣うのです。どういうことなの?って思うのです。くくくっ。

 「社長はいませんかー、社長に替わってください」と電話がかかってきます。よくよく聞いてみると、かつ兄(取締役技術部長)にかかってきた電話です。我が社で最古参の社員さんで、創業者の精神を若い人たちに伝えてくれる、重要な役回りの社員さんです。確かに、技術のこととかお客様のこととかよくわかっているので、皆さんの信頼が厚いのはわかります。でも、うちに社長が二人も三人も?(二人ではない、実はもう一人いるのです)いることはないでしょう!

 「あの応接の横の役職者の席に座っている、あの頭の白い、大変誠実そうな年配の方、あの方が、我々が訪問したときに、きちんと立って丁寧にお辞儀をされる、いやー、こちらの方が恐縮をしてー・・・」とお客様がいつも褒める増っさん(銀行出の総務部長)。私が深々と頭を下げているのに、あなたとは値打ちが違いますよねって感じでお客様は言われるんですよ。

 ですから、ムカッとするんですよね。

 でもでも、本当は心の中でうれしく思っています。こういう我が社の重役が居てくれて、本当に私の仕事を助けてもらっています。私の仕事をやりやすくしてくれています。ありがたい気持ちでいっぱいです。これからも一緒に頑張っていってくださいね。
 
 今日はお祭りですね。午前中は取引先との打ち合わせを行い、昼から会社に出てきていました。何人かの社員さんは休日出勤をしていました。ご苦労様です。