架空履歴

2006-01-31 16:59:39 | books
昨日の夕方、めずらしく名古屋のnさんから電話。なにかと思ったら、ケータイにわたしからの着信履歴があったのだという。わたしはかけた覚えがないし、わたしのケータイにも発信履歴はなかった。こんなことってあるんでしょうか? まあ機械がすることがいつも完全なわけではないから、たまにはこんなアクシデントがあっても不思議ではない。わたしの魂がnさんに電話をかけてくれたのかもしれないし、ということで久しぶりに元気そうな声が聞けて、それはそれで楽しかったりしたのだった。こんな間違いなら笑って許せる。


きょうは所用があって雨の中を外出。
空き時間を喫茶店でつぶす。おかげで柄谷さんの『近代文学の終り』を読了。
最後の座談会が格別に面白かった。浅田彰、大澤真幸、岡崎乾二郎、柄谷行人というメンバーで面白くないわけがないんだけど。一応『定本 柄谷行人集』の刊行記念で行われている座談会なので、いろいろ興味深いことが語られている。買ったきりになっている『定本~』読まなくちゃ、という気にさせられた。座談会の柄谷さんの最後の言葉、

今までの前提に立った上で同じようなことをやることはもはやできない。それは諦めないといけないと思う。しかし僕は、ここまで何もなくなったら、むしろこれから本当に意味のあることをやれるという気がするんですよ。

に深く感動する。じ~ん。
柄谷さんはこの春、近畿大学を辞めてしまうらしいので、またしばらくはアメリカなのかしら。


で、ちらっと入ったコンビニで嫌なもの(スポーツ紙)を発見。
またNEWSの未成年くんが飲酒騒動だそうな。うーん、うーん。写真大きく出てて、目のところに黒い帯がありましたが、知っているひとならすぐにわかるこの髪型。K野かよ。
別に彼らの弁護をするつもりはないけれど、まわりの大人たちに文句はいいたい。未成年の子を預かっているなら、それなりの配慮と教育をきちんとするべき。本当に彼らを守るということは、事件をもみ消したり単に事務所をクビにしたりということではないはず。

なんだかなあ。どよんと帰宅。

『少女革命ウテナ』

2006-01-30 17:33:33 | books
会社にアルバイトで来ているo山さんという女性は大学院で少女漫画の研究をしていて、博士論文のテーマが男装の麗人だというので、先日ひとしきり漫画話で盛り上がってみた。で、彼女が『少女革命ウテナ』の原作を持っているというので借りることに。

ああ、懐かしい。このアニメにどれほどはまったことか!

原作には、わたしの大好きな七実とつわぶきカップルは出てこない。これだけが無念ではあったけれど、なかなか原作に忠実なアニメ(というかアニメ化を前提とした漫画だったの?)であったのね。

脳内に「絶対運命黙示録」をエンドレスで流しながら一気に読破いたしました。
やっぱこの漫画のすごいところは、王子様に憧れる少女が、いつのまにか自らが王子様になることを目指してしまうというところですね。男の子っぽい少女が、王子様のように扮しながら最終的にはお姫さまになるという類いのお話はあまたあったと思うのですが。あ、でもベルばらのオスカルは徹頭徹尾王子様か。o山さんの博士論文を読んでみたいと思うきょうこの頃。


風邪が抜けきらないのでぐだぐだとしながら、きょうは細かいことをいろいろとこなす。
たまっていた録画もDVDに焼くなどして少し整理。
息子にDVD、y原さんに約束の本を送る。


買い物に出かけ、昨日のくっすん布袋をチェック。
なかった。
昨日あった場所には、かき集めたかのような枯葉の山が。
え? まぼろし?

t山さんからメールが来て、茂木健一郎さんの日記に昔の同僚の名前が出ているというのでチェック。たいしたことではないけれど、こうやってフルネームで知っているひとが登場すると妙にどきどきしてしまうよね。

らでぃっしゅぼーやの配達の日だったので、葉物やブロッコリーなどの下茹で処理をして、牛筋の煮込みを作る。きょうは野菜たっぷりと豆腐を入れて韓国風に。家居の日々は料理だけが楽しみだ。

くっすん布袋

2006-01-29 16:34:54 | Weblog
うちの近所の坂の途中に、布袋さまの置物が置いてあったんですよ。道の脇に、こっちを向いてほほえんで。うは。町田康の小説『くっすん大黒』じゃあるまいし。誰がそんなところに捨てて(捨てて? 置いて?)いったんでしょう。大きさは、30センチくらいでしょうか、光沢のある茶色で。写メろうかとも思いましたが、人目があったのでやめました。それこそ小説のように捨てられなくなっても困りますから(わたしが捨てたわけじゃないけど)。いや~ん、気になる~。買い物に行くときはなくて(気付かなかっただけかもしれないけど)、帰りにはあったの。明日もあるかしら? どきどき。


去年買った掃除機がやはりどうにも使い勝手が悪いので、今度はHEPAの強力なやつを買った。それがきょう届いて、うれしくて掃除。おー、吸うわ吸うわ。今までなんだったんだろう。猫も逃げない掃除機と呼ばれておりましたが、今度のはさすがにビビる、猫退散。
張り切って動いていたら、まだ風邪が抜けていないのでしばらくダウン。頭いた~い。



今週は家居モードです。また添削のお仕事がたんまり来てますの。美容院にも行きたいです。

六本木ヒルズ吟行会

2006-01-28 23:08:12 | Weblog
風邪っぴきだが、熱はとりあえず下がったので「白の会」の六本木ヒルズ吟行会に参加させていただく。吟行なんて久しぶり~。

なんだかわからないが、アカデミーヒルズの一日会員というのになって、シールを貼られる。
このシールを貼ってさえいれば、一日ここで自由に過ごしていいらしい(とはいえ、何が許されているのかいまひとつ理解しないままに終わった)。49Fのカフェで自由解散となり、3時半の集合時間までは自由に六本木ヒルズ内を散策し歌を作る、というわけなのだけど、その49Fのカフェがとても眺めがよくわたしはここで十分とずっとそこで過ごす。目の前に東京タワー。国会議事堂や皇居や隅田川が見える。絶景かな。

3時半からは40Fのカフェ(こちらは新宿や富士山の見える絶景ポイント)のセミナールームみたいなところで歌会。

円形のカフェから臨む東京はかさつき痒がる皮膚を持ちをり

という歌を提出。「臨む」は「望む」ではないかとか、「かさつき痒がる」がうるさいとか言われたけれど、点数は7点入った。

終わる頃には夕景の富士。関西人には富士山信仰がないという話を聞く。

そのあとヒルズ内の唯一の居酒屋へ。お高いんではないかとびくびくしたが(小心者)まあまあだった。風邪をひいているので日本酒(ぬる燗)をいただく。
いい気分で帰宅。

白の会のみなさま、お世話になりました。
また遊びに伺いたいと思います。

風邪ですの

2006-01-26 20:34:38 | Weblog
きょうは会社に行きました。
いろんなひとが風邪をひいているらしくて、マスク率高し。
わたしの風邪もここが出所かしらん。

というわけで朦朧と仕事をし、朦朧と帰ってきて、朦朧としています。

まだビールは飲めるので大丈夫かと(笑)。

『天空の草原のナンサ』

2006-01-25 20:31:56 | cinema
水曜日なので映画にゆく。
夕方から町内会の理事会の予定が入っているので、朝いちの回にゆく。
ねむっ。さむっ。
日比谷シャンテ・シネまで、新橋から歩いたらすごく遠回りしてしまった。どうしていつも記憶のなかにある地図と現実の地図は違うのだろう。まっすぐ行けばすむものをなぜ迂回してしまうのだろう。これはもう、方向音痴とかなんとかのレベルではないような(泣)。


レディス・デーとはいえ、初回なのでわりとすいていた。とはいえ、あいかわらず傍若無人なおばさまたちの喧騒にはやや閉口。
映画はずっと見ようと決めていた『天空の草原のナンサ』。モンゴルの普通の一家の話。
本当にモンゴルの普通の一家の、ドキュメンタリーに近いようなお話で、特に大きな事件やドラマがあるわけではない。ナンサという女の子が犬を拾ってきて、それをお父さんから飼ってはだめだと言われたのだけど、一番下の子をその犬が救ってくれたような一件があって飼ってもらえるようになったと、簡単にいうとそんな感じの映画。
モンゴルでは犬は死ぬと人間に生まれ変わるという言い伝えみたいのがって、前世というものに対する独自の世界観がある。そういうものに思いがいくようになった年頃のナンサという少女(7歳くらいかなあ)がとてもかわいい。
登場人物は五人家族の一家と、ナンサに前世の話を教えてくれたおばあさんと、あと二人くらい父親の友達が出てくるくらいで、映画は延々とナンサの一家の日常生活が描かれる。みな役者ではないから、演技というよりは素朴な暮らしぶりをカメラは追うだけ。
パオを分解し、多くない家財道具一式と一緒に牛車に乗せて、次の生活の場所へと移動するシーンが圧巻だった。

なぜかわたしはモンゴルが好きでモンゴルの映画もかなり見ているのだけど、実際に行ってみたいとかましてやそこで暮らしてみたいとはあまり思わない。
世界に、こういう暮らしをしているひとたちがいるということを知るだけでも、なんだか心が温まる。もちろん、厳しい自然との戦いの連続だし、モンゴルにもすでに文明の波は押し寄せている。
実際一家は、ナンサに町の学校に通わせるための画策をしたりしている。母親がぽそっと「ここの暮らしもそんなに悪くはないけどね」と言うのが印象的だった。

ゆうべからまた喉の奥のほうが痛くて、いよいよ本格的に風邪をひいたもよう。映画の最中も咳が止まらなくなるので何回ものど飴をなめていた。
家に帰ってごはんを食べたあと、気が付いたら眠っていた。隣の奥さんに電話で起こされて理事会にもうろうと参加。

二階は何をするひとぞ

2006-01-24 16:58:22 | Weblog
雪の溶ける音がぽたぽたとして風情がありますね。
きょうは少し暖かい。早起きをしすぎて朝のうちは眠たかったけれど、そんなことも言ってられないのでせっせと添削作業に励む勤勉なわたくし。

しかーし! ここ三日ほど、上の階で何やら工事でもしているような物音がすごいんです。のこぎりをギコギコするような音と、ががが、って機械音みたいな音。工事ならもっと継続的にぎーぎーがーがーなんだろうけど、途切れ途切れなのがなんともかえって無気味。バラバラ死体でも作っているのか(そんな~)。
苦情を申し立てるほどのものでもないとは思うものの、真剣に添削作業に打ち込みたい状況にはかなり厳しかった。

まあでも、騒音にもめげず、とにかく終了。
とっとと宅急便で添削原稿を送り、次は某同人誌の原稿の最終チェック。ワードのファイルにして送付してしまえばこっちのもの。
ふふふ。終わった。

ゆうべ、くろせからんくんご推薦のアニメ『練馬大根ブラザーズ』を見たけれど、くだらなすぎて目眩がした。夜中なのに絶叫しそうになったよ。それにしてもアニメの淵は深いなあ。ずぶずぶはまって大変よ、もう。

気をとりなおして、今夜はドラマ『アンフェア』が楽しみ。あと『クラスター・エッジ』と『ガラスの仮面』ね。充分アニメ。あ、『劇団演技者』も今面白いですよ。ポツドールのひとがシナリオ書いていて、生田斗馬くん(ジャニーズJr.)が主演なんですけどね、妙にリアルで全然笑えない恐いお芝居になってます。『劇団演技者』ってジャニーズの小芝居番組ですが、時々こういうすごいものをやってくれたりするので目が離せないの。チェキラ!

スヌーピー雪だるま

2006-01-23 16:47:27 | Weblog
のんきに昨日録画しておいた『功名が辻』など見ていたら、例の短歌14首をまだ完成させていないことに気付いた。あぶない、あぶない。いくらなんでも締め切り破りすぎ。ということでなんとか形にしてメールで送信。今回は旧かな間違えていませんように(笑)。

そのあとはまじめに添削のお仕事。
部屋の温度は30度。ぽかぽかと眠りを誘う暖かさ。ふるふる。

日のあるうちに買い物に行こうと外に出たら、なんですか、この寒さ。そりゃ雪も溶けません。
近くの商店街で変わった顔つきの雪だるまがいると思ったら、わーん、スヌーピーの雪だるま。あんまりかわいいので写真を撮りました。そこのお店の名前が「ピーナッツ」だったので(鉄板焼き屋だけど)、もうひとつあった小振りなのはチャーリーだったもよう(残念ながらそちらは溶けて原型とどめず)。
猫のトイレの砂とサラダ油とビールと焼酎買ったら重くて大変。何かの苦行のように雪の残る坂をのぼって帰宅。途中で散歩中の犬に激しく吠えられる。犬も寒そうだ。


ええと、いいかげんにせよと、とある同人誌の原稿催促がきているので、きょう明日中にはなんとかでっちあげようかと思っています(とここに書いてどうする)。



まだ歌ができない

2006-01-22 23:53:18 | Weblog
朝起きて『仮面ライダー響鬼』の最終回を見る。

いきなり一年後かよ。
そして、なんともメルヘンな。

来週からは『仮面ライダーカブト』だって。ムシキングかよ。
でも、わたしの心の隊長が「田中さんもこれなら」って言っているらしいので(何を根拠にそう言うのかは謎ですが)、まあまた見てしまうのだろうな。

「趣味の園芸」を見て、やはり自分には園芸の才能がないことを思い知り、すごすごとパソコンの前に戻ってきました。ええ、まだ歌ができていないんです。直しはじめるとキリがない。

お天気がいいので、昨日積もった雪が光をはね返してまぶしい。出かけるまでに坂道の雪がとけてくれますように!

ずんずん積もる

2006-01-21 17:40:45 | Weblog
起きたら一面の雪景色。

こんなに積もったのは10年ぶりくらい?
しかもずんずん降り続いているよ。きょう出かける予定がなくてよかった。
家の掃除をしたり、あいかわらずたまっているビデオを見たり、昨日締め切りの短歌14首をいじくったりして過ごす。
14首出来上がったのだけど、どうにも気に入らない。形にははまっているのだけど、言葉が上滑りしているような気がして、奥の奥のほうから言葉を引き出してこれないものかとうんうんふんばってみたりする。

そんなところへまた義妹から電話。姪っ子のお迎えを頼まれる。この雪のなかを?
まあどうせ買い物には出かけなくてはならないから、意を決してたくさん着込んで出かける。
保育園にたどりつくと、ちょうど義弟がお迎えに来たところ。仕事が(雪のため)早く切り上げになったのだという。なーんだ。鶴見駅まで車に乗せてもらって、買い物して帰る。
ふつうにバスも走っているし、思ったよりは寒くない。
ただ、明日が心配だ。自慢じゃないけど我が家はものすごい坂の上なので、雪が凍ってしまうと大変なことになるの。

明日の「新首都の会」、無事に行けるかしら? あ、まだ歌も送ってない~。


しかし、なんでセンター試験の日は雪が降りやすいのかしらね。
しかし、息子のセンター試験からもう一年かあ。感慨深いなあ。