ラスト・ハロー・ワーク

2005-06-30 22:23:49 | Weblog
最後の失業認定を受けにハローワークにゆく日。
指定時間は9時だったけど、守らなくていいことがわかってしまったのでのんきに雨が止むのを待つ。なんていってたら昼になってしまったよ。

桜木町からたらたら歩いて行く。通い慣れたような気のするこの道ともお別れね。またKinko'sに来ることはあるかもしれないけど、ないだろうな。

終わってまたたらたらと歩いて桜木町まで。雨上がりで蒸し暑い。
鶴見まで戻って本屋を物色したり洋服を見たり。疲れたので喫茶店で休む。
電車のなかと喫茶店で町田康の『町田康詩集』(カドカワ文庫)を読み終える。
朗読することを考えながらずっと読んでいた。町田さんはこれをどんなふうに読むのかなあとか思いながら。

これで文庫になっている町田康はほとんど読み切った、という感じかしら。
最近出た『浄土』も読みたいと思っている。

そういえば本屋で「MacPower」を見つけたので中ザワヒデキさんの記事を立ち読み。
写真がかっこいい~。
「芸術新潮」はもう次の号になってしまっていた模様。うう、トナカイ……

虫のことばかり考えていたら

2005-06-29 17:43:06 | Weblog
今週の明治学院の石井さんの講座の宿題が虫の歌なので、虫のことばかり考えていたら、なんか台所付近から音が聞こえてくるわけです。最初ねずみかな、とか思っていたのだけど、どうも羽のある虫さんがどこかに閉じ込められてもがいている様子。怖いので探求はしていません。そのままはかなくなっていただくのを待ちます。

明け方まで眠れなかったのだけど、起きたら雨が降っていた。
少し涼しくてありがたい。
がんばって添削の仕事をする。一挙に量が倍増したにもかかわらず、今週末はまたしてもハードなもので、少しずつ進めておかないと大変なことになりそう。
60代とか80代くらいのひとの歌って不思議。頼んでもいないのに孫がとりつけてくれた手すりを、いつのまにか頼りに歩いている自分に気が付いた、とか、新聞配達の音で目が覚めてきょうやることを考えてから起きた、とか、そういう日常のやさしい感じを歌にするのは悪くないと思う。
少しずつではあるけれど、この仕事にも慣れてきたということかな。
ふだん自分が歌をつくるのとは違う筋肉を使うので、とても疲れるのですけどね。
赤ペンがかすれるようになってきたので、新しいのを買ってこなくちゃ。


ずっと楽しみに見ている「攻殻機動隊 2ndGIG」のゆうべの回はちょっとよかった。
サイトーの過去が語られる回で、若き日の素子や角刈り時代のバトーもいたりして。
サイトーって、どちらかというとメインで活躍するキャラじゃないけれど、あんなに渋い役どころだったんだー。
2ndGIGはあんまり世の中の評判はよくないみたいだけど、それぞれのメンバーの抱えている過去が出て来てわたしには面白い。エージェント機能を追加されたタチコマたちも小生意気でキュートです。

しかしさあ、火曜日の夜は大変よ。「関ジャニ8」と「劇団演技者」(昨日から座長が嵐の櫻井くんになった)と「ガラスの仮面」と「攻殻機動隊」が微妙に重なったりしながら数珠つなぎで、野球の延長なんかあったり、もうてんやわんや。ジャニオタでアニメオタって疲れます(自爆)。

夏の家居

2005-06-28 23:19:51 | Weblog
朝の8時に宅急便に起こされる。

8時って、8時って、ありですか?

とは思うものの、仕事していた頃だったら出社時間だよなあと、おのれの堕落ぶりにちょっとへこむ。

死ぬほど暑いので、エアコンをつけてみるものの、昼間家にいてエアコンつけっぱなしというのにはどうしても抵抗感がある。ファミレスとかで過ごすのも手だけれど、添削の仕事は辞書が手元にいろいろ欲しいから無理だし、ドリンク代とか考えると家でエアコンつけている電気代とどっちが高いのだろうとか、非常にせこいところで悶々としてみたり。そんなことで悩む暇があったら仕事せいって話です。


必要があって吉川宏志さんの第三歌集『海雨』を読む。
ちょっと意外だったのだけど、付箋があまり付かない。
あいかわらず上手な歌はたくさんあるけれど、上手だなあとしか思えない。
上の句で抽象的な感慨を述べて、下句で具体的な事物のもつ叙情性でまとめるというパターン、という歌がとても多い。一首で読めばとても感心するのだろうけれど、歌集としてまとまるとやや食傷気味な感じ。
読み込みが足りないのかしらん。明日もう一度読み直してみよう。

ジゴロウの終焉

2005-06-27 22:49:11 | Weblog
終焉続きで恐縮です。

わたしの愛するテレビ番組のひとつであるTVKの「sakusaku」のキャラクターであった「ジゴロウ」くんが今週で番組降板とのこと。
理由のくわしいことはよくわからないんだけど、なんか登録商標がどうとか版権がどうとか、くだらない大人の理由のよう。とても残念。


猫のトイレの砂を買いに大口のユニーまで。
ついでに夏用のクッションとかまで買ってしまったら、大変な荷物に。重くて死ぬかと思った。クリーニングとって帰ってこようと思ったけど、とてもじゃない。
暑さも尋常でなくて、家に帰ってしばらくぼうーっとしてしまった。これから日中の外出は気をつけないと熱中症になりますね。

夜、息子と電話。
「きょうおじいちゃんからすごくいいもの貰ったよ」
とうれしそうに話す。何かと思えば綿花の苗ですと。
それはとてもうらやましい。


そういえば、土曜日に行った写真展「借りた場所、借りた時間」に同じ日に末井昭夫妻が来ていたことを知る。4時半に会場を出たと日記に書かれていたので、すごーく残念な入れ違い。
わたしが道に迷わずにたどりついていたら会えていたかも。

まあ、いつかきっと会えるでしょう。
念じておく。










首都の会の終焉

2005-06-26 23:58:44 | Weblog
夏ですね。

酔っぱらって寝たはずが、寝苦しさのゆえかわかりませんが5時過ぎに目が覚めてしまい、おおそうだ「エウレカセブン」と「仮面ライダー」の録画予約がしてなかったわ、てんでビデオをセットして再び眠る。

起床9時半。ゆったりとビデオを鑑賞し、「エウレカセブン」はますますエヴァっぽくなってきたなあとか思い、「仮面ライダー」は久しぶりにイブキさんが出てくれてうれし、などと思い、それにしてもこのからだのだるさはなんだろう、飲み過ぎ食べ過ぎのせいでしょう、へえへえ。

昼過ぎに家を出て「首都の会」へ。
昨晩帰宅してから慌てて作った二首であり、点数もたいして入らず。でも、二首とも岡井さんがとってくれたのがうれしかったなり。最高点を集めるよりも岡井さんにとってもらえるほうが絶対価値があると思いますからね、それは。
でも、休憩時間にいきなり岡井さんの爆弾発言。「首都の会は7月8月はおやすみにして、9月で最後にしたいと思います」
動揺する一同。
いつまでもあると思うな首都の会。

まあこれまでも、いくつもの会をつぶしたり縮小したり拡大したり名前を変えたりと、いろんなことがありましたから、そんなことを言われてもそれほどわたし自身は驚かなかったりするわけですが。
そんなわけですので、これまで出席したいと思いながらついつい休みがちだったみなさんには衝撃のニュースですね。岡井さんには岡井さんの思惑があると思うので、ここであれこれ書きませんが、まあそういうことです。残念ながら。

終わったあと、横浜へ。
昨日会いそこねたaちゃんと会う。

東海道線のなかで『つるつるの壺』(町田康)を読み終える。
これもエッセイですが、町田康の本質的なところに触るものが多くてとてもためになりました。
川崎の手前で読み終えてしまい、次の本を持っていなかったのでいつも以上に隅々まで読んでしまった。巻末にある他の作家のいろんな本のタイトルが並んでいるところまでつぶさに(笑)。
知らない作家が多いことにちょっと愕然。

久しぶりに「飲みたい」というaちゃんと、おやじっぽい居酒屋でタンタカタンのロックなどを飲む。とても飲む。
いろいろと迷いつつも新しい人生を決めつつある彼女の話を聞きながら、ハートの筋肉は柔らかくなければならないと、そんな話など。
「たまもの」と「木更津キャッツアイ」の物々交換の交渉も無事成立。
よきかな。

帰り道、妹からの着信記録に気付き電話をすると、浮き世の悩み相談。
とかく行きにくい人生であることよ。うくく(町田康風)。

いろいろ迷子、のち天ぷら

2005-06-25 23:20:32 | Weblog
細々した用事が多くて、めげ。
起きれないし。

昼過ぎからなんとか動き出す。
マンションの階段の掃除とか。

あと、町内会の募金のお金を会計さんのところに届けにいく。
そのまま出かけるため、遠回りしてバス停まで。しばらく迷う。近所なのに、よくわからない。こっち行ったら近いかな、とか思って歩いているとどんどん迷う。もういや。

で、「借りた場所、借りた時間」という写真展のオープニングへ。
会場が、馬車道のBabkArtの新しいところで、ここにいたるまでも軽く迷う。
見えているのにたどりつけない。マッスルミュージアムに行ってしまうかと思った。

ほどなくオープニングのパーティが始まり、北島敬三さん以外知っているひとがいないなあと思っているところにI井さんが来て、新潮のY野さんとかと話したり、アサヒカメラのひとを紹介してもらったり。
着物姿の派手なおばさまがいると思ったら石内都さんだった。遠い昔ちょこっと一緒に仕事したことがあるので、遠くからそっと手を振ってみる。

そのあとI井さんとK氏と高島屋の「天一」で天ぷらを食べる。
たぶん今までの人生のなかで一番おいしい天ぷら。
うにとホタテに気絶しそうになりました。キスもめごちもアナゴも、アスパラも茗荷も谷中生姜も椎茸もおいしかったです。ほかにも食べた気がするけど思い出せない。
板前の山岡さんも素敵でした。

そのまま中華街のケーブルカーに行き、黒ビール飲んで帰りました。
とてもしあわせ。

映画「コーラス」

2005-06-24 23:17:06 | Weblog
mちゃんと銀座シネスイッチで「コーラス」を観る。
この映画館は、金曜日がレディースデイ。しかも900円。ブラボー。

で、映画「コーラス」はずっと見たかった映画だったし、実際とてもいい映画だとは思いました。が、なんか物足りない感が残ってしまうのはなぜだろうなぜかしら?
もう少年たちの美しい歌声聴いているだけで充分涙、涙、なんですがね。

ドキュメンタリーっぽく撮るならもっと人間臭くなっただろうし、ドラマとして作るならもう少し陰翳があってもよかった、という感じかなあ。決して映画として悪い映画ではないんですけどね。
もっと政治的な抑圧とかのある映画なのかと(勝手に)思っていたこともあって、ちょっと肩すかしな感じでした。あ、でも、いい映画です。ほのぼのと。

そのあと明治学院大学の石井さんの講座へ。
きょうからmちゃんも参加。
今回のテーマは「色」。

終わったあと、いつもの「スカラームッシュ」へ。
n瀬さんの第一歌集の帯文が決まったり、大いに盛り上がる。
すばらしい。

帰宅後、ビデオ録画してあった「タイガー&ドラゴン」最終回を観る。
うう、こう来たか。
すべてのひとの葛藤がほぐれるまでもう少し時間が欲しかったような気もするけれど、最後の「タイガー、タイガー、じれったいがー」で全部ちゃらなんだよね。
泣きどころ多すぎで大変でした。とりあえず明日また見直します。

書いていいのかどうかわからないけど、「木更津キャッツアイ」の映画がまたあるみたいです。
(ガセだったらごめんなさい)

キャッツ以上に好きなドラマはありえないと思っていたけれど、タイガーが上回ったかどうか、もう一度キャッツを見直してみようかと思うこの頃。ええ、暇ですし。

KIND OF BLUE

2005-06-23 17:29:06 | Weblog
最近、必要があってMiles Davisの「KIND OF BLUE」というアルバムをずっと聴いている。
懐かしすぎてめろめろ。
「So What」という曲がすごく好き。
ものすごく昔、Mt.Fuji Jazz Festivalで、日野皓正がこの曲をやってくれたことがあったっけ。
あれはMilesが亡くなった年だったかもしれない。


前日に引き続きマニアックな作業を進めながら、半日は短歌作り。
メールで来ていた原稿依頼に返信するのを忘れていたりと、最近どうもポカが多いので、何か他にも忘れていることはないかしらとドキドキする。
そういえば昨日書いた「風花」の朗読会は、伊津野重美ちゃんの朗読会とだぶっていたことが判明し、またまた大きくうろたえるわたし。はしごする覚悟ではいますが、柄谷さんに間に合うかどうか微妙すぎです。まあいいや、顔だけでも見られれば(と、殊勝なことを言ってみたり)。


今週末もベリーハードです。
テンション上げていきまっしょい。

訂正:トナカイ問題

2005-06-22 17:24:00 | Weblog
先日の日記に書いた「金沢に野性のトナカイがいる」という話は、カモシカの間違いだった模様(aちゃんの日記にて知る)。

たしかに。

ということで、食べておいしいのはカモシカの肉です>hirashiさん
ま、トナカイも、ラップランドのひととか食べていると思うけど。

しかし、どこでカモシカがトナカイに入れ替わっちゃたかなあ。不思議。
外部記憶装置が調子悪いのね、きっと。


朝からの久しぶりの雨。
細々とした仕事をこなしつつ、とてもマニアックで意味のない作業を進める。
町田康が売れなかったころ、朝から晩までテレビの時代劇ばかり見ていたという話をあちこちに書いているけれど、結局ひとは無為の時代にどれだけ蓄積ができるかということなのだろうなあと思ってみたり。くだらないことのように思えることでも、徹底的にやりさえすれば何かしら血となり肉となる可能性があるのだよ、たぶん。

なんてことをつらつら考えていたら、面白い情報が続けて入る。
また7月は忙しくなりそうだ。収入の道が開けないとそうそうお出かけばかりしてもいられないけれど、まあなんとかなるでしょう。

ってことで、7月16日の「風花」朗読会に一緒に行きたいひと募集中。
今回は、柄谷行人、古井由吉、清水博子の三氏。要予約のためお早めに。

ドイツ人になりたい

2005-06-21 22:46:10 | Weblog
高校時代の吹奏楽部の後輩であるN尾くんが上京しているというので横浜で会う。
金田くんが亡くなって以来の縁、というとちょっと変ですね。

いろんな話をしたけれど、彼は今までの人生の半分くらいドイツで暮らしていたひとなので、なんというか同世代のどのひととも違う感触というのがあって、それは簡単に言葉にはならないのだけどあえて言うなら「自由度」の高さでしょうかね、そういうのがすごくうらやましいというか。
今何をしているのかとか、そういうことはよくわからないのだけど、「やりたいことがたくさんあって」って言える40男ってすばらしいと思うよね。

話していて、結局自分をしばりつけていたのは自分だったということを思い知らされました。ああ、ドイツ人のように自由に生きよう。


浜松みやげとしてもらった「ふぐっきー」はとらふぐの皮入りだって(笑)。
実は浜松はいつのまにかとらふぐの産地になっていて、下関のふぐのほとんどが浜松産らしいよ。
浜松のうなぎが実はほとんどが台湾産って話も聞くし、もう名産って何よ、な世界ですね。