恵比寿でゲバラ

2005-02-28 22:31:07 | Weblog
念願の「モーターサイクル・ダイアリーズ」を恵比寿まで見にゆく。
恵比寿ってあいかわらずおしゃれなところね。ガーデンプレイスだけかもしれないけど。

恵比寿ガーデンシネマには、柄谷さんと映画を観た思い出の映画館。
なんて映画だったかな。殺人犯の映画だったような。特殊な刃物を使った。
ま、そんなことはいい。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」、評判通りいい映画でした。
もともとゲバラというひとには興味があるので、もう少し政治色があるのかと思っていたんですが、あえて政治色消して作られた映画みたいですね。
ゲバラが何を見て何を考えて何を決めたか、ということは、観たひとの心のなかに芽生えるのでしょう。
ゲバラを演じたガエル・ガルシア・ベルナルがずいぶん人気のようですが、ちょっと島田雅彦さん似の好青年という感じ? んー、わたしは本物のゲバラのほうが好きかな。
映画のあと、プロマイド集みたいの買いそうになりました(笑)。
親友アルベルト役もよかったなあ。だんだんやつれていい男になっていくのが!

映画の最後、エンドロールの直前に本物のゲバラたちの旅の写真が何枚か写るんですが、これがよいの。映画そのまんまなんです(写真そのまんまに映画があったというべきか)。

平日の昼間なのに、けっこう入ってましたねえ。両となりが若い女性だったのですが、泣くツボが重なっていておかしかったです。

しかし、菊名から恵比寿まで400円もかかるという事実に愕然。ほとんど一本で行けるのはいいんだけど、鶴見からJRで品川まわりで恵比寿に行ったほうが安いの。定期がないと東京に行くのにやたら交通費がかかるのが辛いですね。財政難ゆえ。

きょうでまるまる一ヶ月遊んでいることになりました。
とりあえず息子の進路が決まらないとこの先もどう動いていいのかわからないけれど、宮崎に行くことになったら三月はわたしも宮崎にしばらく行くことになるのだろうなあ。今のうちに遊んでおこうっと。

首都な会とグラタンな夜

2005-02-27 22:33:14 | Weblog
午後から「首都の会」。
本日の出席者は14名。これくらいの人数がちょうどいいような。
題詠、自由詠ともまあまあの得点。
でも点が入るときがうれしいときというわけにはいかないのが、こういう会の面白いところだったりするのだな。
時節柄ライブドアがらみの歌があった。「7:3くらいでほりえもん支持」のs藤さん、とか。

岡井さんは引越しが近いので忙しそう。
いいなあ、引越し。わたしも引越しでもあればこの本の山が片付くのではないかと。

夜は久しぶりにグラタンを作る。
息子がいなかった間にたまってしまった宅配牛乳の消費のため。
ベシャメルソースから久しぶりに作った。作っている横で「牛乳はあたためておいたほうがダマにならないんだよ」と息子に言われる。そんなことは知っているけれど、面倒だからそのままやっていたのだ。なんだか姑がいるみたい。

息子の生還

2005-02-26 23:47:52 | Weblog
荷物も多いだろうから鶴見くらいまで迎えに行ってやろうかと思っていたら、羽田まで来てくれと息子からのメール。おいおい、そういうことはもっと早く言いなさい。
あさりの炊き込みご飯を仕込んだだけで、晩ご飯の支度も中途半端に慌てて羽田まで。

何がそんなに重いのかという彼のバッグから出て来たのは、巨大なレモン六個ほど。
宮崎の実家の庭になっていたものらしい。しかしでかい。しかしなにゆえレモン?

彼の語る宮崎の印象。
・宮崎駅には改札が二つしかない。
・宮崎は平ら(坂がない)。
・駐車場が多い、しかも広い。
・おばあちゃんは歩くのが遅い。
・一番ほっとしたのはコンビニ。
・もう土筆が出ていた。

鶴見の駅に着いて、「ああやっぱり落ち着くなあ」なんて言っている。大丈夫なのか?

しかし笑ったのは、実家で彼があてがわれたのは8畳の二間。広すぎて落ち着かなくて困ったそうだ。しかもなぜか部屋に後ろ向きの埴輪が置いてあってすごく怖かったとか(笑)。前向いているほうが怖いとは思うけどね。田舎の家にはミステリーがつきものだ。

慣れない数日間でかなり疲弊したもよう。
「絶対日記とかに書かないでね」と言うので、彼の最大の失敗については書かないでおこう。

おみやげはわたしの好物、ささみの薫製。これ、おいしいんですよ。

溶け残る

2005-02-25 20:51:56 | Weblog
朝起きたら一面の雪景色。
あまりの寒さと体調の悪さに映画は断念。
半日うなりながら過ごす。

昼前かな、近所でサイレンの音が鳴っていたとぼんやり思っていたのだけれど、午後買い物に出かけたら近所で交通事故があったらしい。軽自動車の助手席のエアバックが出て、後部座席のドアからベビーカーが飛び出ている生々しい場面を見てしまう。パトカーがいっぱいいいた。けが人とかいたのかな。大事にいたっていなければよいが。

最近はまっている生姜紅茶。ダイエット効果もあるらしいし、何よりあたたまる。
生の生姜をただすりおろして紅茶に入れるだけ。たくさん入れると辛いが、それもまたよし。最後に残った生姜を飲み干す瞬間が至福。
今週の宅配野菜(らでぃっしゅぼーや)に生姜があったので、まとめてすりおろして冷凍しておくことに(サランラップに棒状にくるんで冷凍して置き、使う分だけ切り取って使うという方法をネットで学んだのだ)。さすがにらでぃっしゅぼーやの生姜はおいしい。効き目もありそう。しかし、形状がなんというのかな、複雑怪奇なの。スーパーで売っている生姜はぼこんと大きくて瘤もそんなにないけれど、らでぃっしゅのは珊瑚かと見まがうばかり。だからもうこれの皮剥きが大変なの。入り組んだところまで皮を丁寧に剥き、すりおろすときに爪を傷つけ、なんとか生姜スティック二本を無事に冷凍。これで当分生姜紅茶を思う存分飲めます。

夜、「ミュージック・ステーション」をぼんやり見ていたら、「ウルトラマン・ネクサス」のエンディング曲を歌っているひとが出ていた。「飛び立てるわたしに翼をくれたあなた」(タイトルうろ覚え)とかいう、ちょっとひと昔まえの流行歌みたいなメロディーラインの曲。前曲の「いつも心に太陽を」のほうが更に古くさくてわたしは好きだったけど、そんなことここで書いても誰も反応してくれないよね。

写真は近所の駐車場で溶け残っていた雪。
溶け残りたいよね、雪も。

ぼろぼろ

2005-02-24 11:25:41 | Weblog
飲み過ぎ食べ過ぎでぼろぼろな一日。
おまけに、空港から始まってかなり歩いたため、足腰がぱんぱん。
ふだん運動不足だしなあ。体重測ったら大変なことに!

ああ(反省中)。


ほとんど動けずに一日を終える。

夜、宮崎にいる息子と電話。
宮崎大の見学に行ったもよう。田舎の大学の広さと静かさに驚いたみたい。
このカルチャーギャップに彼は耐えられるのか?
祖父が経営するアパートにも連れていかれたみたいで「ここがお前の部屋だ」と案内されたとか。
エアコンもついていたと喜んでいたが、気の早い祖父である。どうかうかってからにしてください。

夜になって冷たい雨。これから雪に変わるとか。
関東方面で受験するひとたちにはまた不安な雪。
なんで受験のたびに雪降るかなあ。
明日また映画に行こうと思っていたけど、さすがにくじけそう。

読売文学賞受賞式

2005-02-23 22:11:20 | Weblog
師である岡井隆氏が読売文学賞を受賞したので、お祝いにゆく。

今年は受賞者が少ないし地味目(?)なせいか、あんまりひとが多くないような。
二年前に脚本部門で宮藤官九郎がとっていた。あーん、この年ならよかったのに(ばか)。
パーティに来ていたという目撃情報もあったけど、発見できず。
短歌関係者はそんなに多くなかったかな。遠方からは荻原さん、治郎さん、小林久美子さん、といった感じ。未来からは川口さん、大島さん、さいとうさん、佐伯さん、池田さん、中川佐和子さんくらい? 栗木さんや小島ゆかりさんと久しぶりにお話しした。
あと個人的には新潮の矢野さんにまた会えてうれしかったです。
大岡信さんとも久しぶりにまともにお話しできた。歌集を再度お送りすることに。

さすがパレスホテルで、お料理はとてもおいしかった。叉焼麺はいまいちだったけど、叉焼麺のコーナーで筒井康隆さんをお見かけし、ついつい「富豪刑事見てます」と話しかけてしまった。
けっこう飲み食いいたしました。

終わって石井さん、書肆山田の鈴木さん、翻訳家の野谷さんなんかと銀座のワインバーへ。
遅れてからんくんと読売の石田さんも参加。お腹はいっぱいだったけど、ここのパンが好きなのでまた食べてしまう。
おまけにみんなと別れたあと、石井さんがどうしてもラーメンが食べたいというので岡山ラーメンの店へ。おいしかったけど、さすがに全部は食べられませんでした。げふ。

羽田第二ターミナル

2005-02-23 14:09:46 | Weblog
受験に行く息子を送りに羽田まで。

ANAだったので、新しくできた第二ターミナルに。
広い。真ん中が吹き抜けになっていて、しかも複雑な構造になっているのですごくわかりにくい。何回も息子とはぐれて探しまわることに。疲れた。
和食のお店で昼食をとる。刺身定食。なかなかおいしかった。
強風で飛行機飛ばないんじゃないかと心配したけど、無事に搭乗。
同じ日に北海道に受験に行く友達がいるんだとか。都落ち流行ですか?

そのあと京急で新橋まで出て、日比谷シャンテへ。
映画「レオポルド・ブルームへの手紙」を観る。
大学教授の夫とひとり娘と平和に暮らしている女性が主人公。夫が浮気をしているのではないかと疑い、衝動的に出入りのペンキ屋と関係を持ってしまう。結局夫は浮気してなかったのだが、そのあと妊娠に気付き、さらに夫と娘が交通事故で死んでしまう。生まれた男の子を罪の烙印としてレオポルドと名付け邪見に育てる。
ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』を下書きにした映画。『ユリシーズ』って読んだことがあるはずなんだけど、全く記憶にない、ということは読んでいないのと同じか。

なんか、いたたまれない感じの映画でした。最終的にレオポルドに救いはあるのだけど、母親に救いはないよなあ、これでは。そもそも彼女の不満というのは夫の浮気が引き金になっただけで、学問を続けたかったのに一家の主婦であらねばならないことへの苛立ちもあったはず。息子を愛せないのではなく、自分が許せないから愛してはいけないと自らを責めつづけた姿は痛々しかった。
ラストはちょっと安易な気がしたな。
12歳くらいのときのレオポルドがとてもかわいかったです。


映画を見たあと、時間もあるしとお堀端を歩いてパレスホテルまで。30分まではかからなかったけど、かなり疲れました。珍しく迷子にならなかった。

人生の半分くらゐ失せもの探し

2005-02-22 20:30:27 | Weblog
朝から探し物。

開かずの扉を開けて、なかのものを全部出して。たぶんここにある、あるはず。

その扉のなかの、三分の一を占めていた<もう使わないだろう鞄>を思いきって処分することに。わたしは鞄スキー(だった)ので、なんとなく捨てられないでいる鞄が多い。生まれて初めての原稿料(by週刊朝日)で買った記念の鞄は黒くて重い革の鞄。ノンブランドだけど、これは捨てられないなあ。この頃は大きな鞄が好きで、いつも単行本が二冊くらい入っていた。誰よりも重い鞄(笑)。
最近はとにかく軽くて小振りな鞄がいい。

あ、余談ですが、女性にとっての鞄というのは男性観につながるらしいです。
「あなたにとって鞄は?」という質問をしてどう答えるか。
「ブランド命」とか、「丈夫なものがいい」とか、ね。
わたしは「たくさん欲しい」と答えました・・・orz ← 初めて使った
ちなみに男性にとっての女性観はネクタイね。
「一本あればいい」とか「派手なのが好き」とか、ね。

で、探し物は無事に発見。
鞄を捨てた隙間には、大量のビデオを収納。すっきり。

ついでに発見した「有名小学校入試問題集」。
忘れていましたが、息子は小学校受験もしたのだった。
と言っても、この問題集一冊やっただけですが。
しかも、あまりの出来なさぶりに今さらながら大爆笑。昔からこの子は変な子だった。


友人から九州のおみやげの明太子が送られてきたので、日本酒など買ってみた。
『白鯨』読んでいるので、こんなお酒に目が行って(笑)。なかなかおいしいでしゅ。

握手をするだけで名刺交換

2005-02-21 17:01:45 | Weblog
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/22693.html

からだを電気が通っていくわけではないらしいけど、なんか怖い。
ただでさえ静電気体質だしな(関係ないだろ)。


午後、気の重い用事のための外出。
出直しとなる。むう。
毛むくじゃらな鞄と「嵐」のコンサートDVD(もうだいぶ前に発売になっていたのだけど)を買って帰る。

息子は朝から下痢模様。
風邪のウイルスがお腹に来たのかしらん。
大事をとって家にいるように言ったが、昼には食欲も回復。
あさってにはもう宮崎に旅立つというのに、なんとも不安な体調だ。
そういえば、中学受験の直前にも塾で発熱して倒れたのだった。
「本番前に体調を崩すのは本番に強いということでしょう」というO原さんからのメールに涙ぐむ。


しかし、周囲にインフルエンザや風邪で体調を崩しているひとがめちゃくちゃに多い。
どうかみなさんお大事に。


急げオカザキ!

2005-02-20 12:00:53 | Weblog
寝不足と二日酔いでぐだぐだ。
マジレンジャーと仮面ライダーを寝ながら見て、しばらく気を失う。

昼前に、なんとか家を出て「未来」の発行所へ。きょうは割付け。
発行所に着くとなにやらにぎやかな雰囲気。人数が多かったのもあるけれど、新井さんがお嬢ちゃんを連れてきていたのだった。前に会ったときは赤ちゃんだったのに、もうすっかり幼児になっていた。
順調に割付けは進む。

何の話からだったか、30歳が卵子の寿命のピークだというような話になった。その場にいた女性はみんな20代で子供を産んでいたので、未婚未出産の岡崎にみんなで「急げ、岡崎!」と言うことに。でも、岡崎が一番急がなくてはならないのは歌集出版ですから~、残念!


息子は熱も下がり、朝から食欲旺盛。
インフルエンザではなかったらしい。ほっ。